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刑法は中心が応報か改善か
基本的な問題ですが、 古典派は応報で近代派が改善とききます。 確か現代の刑法の体系は応報と聞きましたが、本当でしょうか?
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質問者が選んだベストアンサー
法学というのは、色々な説が対立しており、 問題となっている分野毎に、支配的学説、通説、 多数説、少数説、有力説など、がある訳です。 現代の刑法は古典派が主流ですが、古典派も 教育刑を否定はしていません。 ただ、軸が応報原理にある、ということです。 その意味で、応報が基本だ、ということです。 教育は第二義的だ、という説が通説だ、という ことです。
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- hekiyu
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回答No.2
補足します。 応報主義は、応報原理に基づきますから、 犯した犯罪が大きければ厳しい罰が下され ます。 反対に、小さければ緩い罰が下されます。 これに対して、教育だ改善だ、とすると それは犯した犯罪の大小には関係しなくても 良いことになります。 極端にいえば、大切なのは教育の必要性で あって、犯罪を侵したか否かも問題にならない ということになります。 だから、罪刑法定主義を採らない社会主義国では、 刑罰の教育性が重視されるようになったのです。 こういう理由で、日本では応報主義を基本と しているのです。
質問者
お礼
おっしゃる通りです。 軽い罪と重い罪が同じでは困ります。 ご回答ありがとうございます。
お礼
なるほど。そうなんですね。 わかりやすくありがとうございます。