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2スト、4ストって?
初原付の購入を考えてます。 その候補の中にスズキのZZがあります。 2ストっていうのらしいのですが、他の車種には4ストってのもあるらしいのですが、何が違うのでしょうか? ZZについてもいろいろ教えてほしいです。
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回答は前出の方達の説明でお分かりになったと思います。 因に、4ストの排気管をマフラーと呼び、2ストの場合はチェンバー(チャンバー)と呼びます。 ところで、私たちの世代は中学時代(20年以上前)技術家庭の授業でエンジンの動作サイクルを2サイクルと4サイクルどちらも習ったのですが、最近はそんな物無いんですかね。
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- S40
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#5さんが詳細な回答をされています。おまけの部分について少しだけ。 本文はガソリンエンジンですが、おまけの部分はディーゼルエンジンについて触れられています。ガソリンエンジンは吸気過程で燃料と空気の混合ガスを用いるのに対してディーゼルエンジンでは吸気過程では空気のみ供給し、点火過程でスパークさせる代わりにエンジン内に高圧ポンプで燃料を噴射します。このように吸気過程は空気だけですので、吸気過程でにチャージャーを用いて大量の空気を供給し排気ガスを押しだすことはガソリンエンジンと違い容易です。斯様な次第で空気を吹き込んで給排気を同時に行う2ストエンジンとすることのデメリットと出力の向上を(点火が倍)を天秤にかけると多くのディーゼルエンジンは2ストです。 また一般にディーゼルエンジンは大出力と発火しにくい軽油を用いることから、高い圧縮比と大型であることから、エンジン周りにいろいろな補助ポンプを設けることに抵抗が少ないことも申し添えておきます。
- sailor
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エンジンの動作方式の違いですね。2スト(正しくは2ストロークサイクルエンジン)と4スト(同じく4ストロークサイクルエンジン)の違いは、エンジンが動作するのに必要な吸入(燃料と空気をエンジンに取り入れこと)・圧縮(エンジンに取り入れた空気や燃料をピストンで圧力の高い状態にすること)・点火および燃焼(ピストンで圧縮した燃料の混じった空気に点火して燃焼させ強い力でピストン押し返すこと)・排気(燃焼が終わった排気ガスをエンジンの外に押し出すこと)が行われる際に、ピストンが下から上・上から下に動く回数で分けられています。 4ストエンジンでは先に述べた吸入・圧縮・燃焼・排気がそれぞれピストンの下がり・上がり・下がり・上がりに対応して行われて、一回の燃焼にピストンの2往復(すなわち4回運動の方向が変わる)ので、ひとつのサイクルが終了するのに4つのストロークがあるために4ストロークサイクルエンジンと呼ばれます。この機構を実現するにはシリンダーの上部に吸入や排気をコントロールするためのバルブ(弁のこと)が必要になるので構造が複雑になる欠点があります。 2ストエンジンでは吸入と圧縮・与圧と燃焼が同時に行われ4ストにはない掃気という行程があります。掃気とはシリンダー内部の排気ガスを出すのと同時に与圧された新気(空気と燃料の混合したもの)をシリンダー内部に取り込みます。吸入と圧縮については、ピストンが上に上がりシリンダー内部の空気と燃料の混合気体(以後ガスと呼びますが正しくは混合気と呼びます)を圧縮する時に、ピストンの下側では逆に圧力が低くなるのを利用してピストンの下側(クランクケース内)にガスを吸い込みます。燃焼以後ピストンが下がるとクランクケースに吸い込んだガスがピストンで圧縮(クランクケースから吸気口に逆流しないために一方通行の弁を設けてあるのが普通ですが、ピストンの動きでシリンダーに設けた穴を開いたりふさいだりしてコントロールする方式もあります)されます。ピストンがさらに下がるとシリンダーに開けられた排気ポートという穴から排気ガスが外に出て行きます。その直後に掃気ポートというシリンダーに開けられた穴(クランクケースとつながっています)からクランクケース内で与圧されたガスがシリンダーに流れ込んで、排気ポートから出て行く排気ガスを押し出しながら、シリンダーの中を新しいガスで満たします。これが掃気という行程で2ストエンジン独特なものです。これ以降は同じ動作を繰り返します。2ストエンジンには4ストエンジンのようなバルブ機構がないため構造は簡単ですが、ここに述べた方式(クランクケース与圧式といい、バイクではこの方式しかありません。)では、クランクケース内にガスを吸い込むためにオイルを混ぜてやる必要がありエコロジーが叫ばれる現在には不向きなエンジンですし、燃費効率も良くない(この方式では)という欠点があり、原付のような小型エンジン減りつつあります。 2スト・4ストそれぞれの利点と欠点は以下のとおりです。 2ストエンジンは構造が簡単なため小型軽量にでき、同一回転数での燃焼回数が多いので大きな出力(のものが作りやすい。同じ回転数で燃焼の回数は2倍になるが燃焼によってピストンを押し下げる力の一部を与圧に使用するため2倍にはならない、また、掃気行程で完全なガスの入れ替えが難しいためこれも出力低下につながる)が得られるが、効率よく出力が得られる回転数の範囲が狭いことや燃料に潤滑油を混合(現在の物では自動給油装置で計量されて自動的にオイルタンクから混合される)する必要があるため排気にオイルの蒸気が混ざり排気ガスの汚染度が高いなどの問題があります。 4ストエンジンは各サイクルが独立して行われるため、ガスの入れ替えが容易で比較的広い範囲の回転数で効率の良い運転が可能であること、ガスにオイルを混合する必要がないため排気ガスにオイルの蒸気が混ざることがなく排気を浄化しやすいことなどが利点でですが、構造が複雑になり軽量化が難しいこと、原付のような単気筒エンジンではトルク変動が大きくなることや、大きな出力を得にくいことなどの問題があります。 自動車や自動二輪のようなある程度の排気量を持ったエンジンでは4ストローク以外のものを見るのはまれですが、50CCという小さな排気量では2ストエンジンもまだ減益ですね、ただ、これからは経済性や環境面からやはり4ストに軍配が上がるでしょう。 おまけ 数十万トンなんていう大型タンカー(船ですよ)などのエンジンは2ストエンジンなんですよ。もっともバイクのエンジンとは異なりクランクケース与圧することはなく、スーパーチャージャーやターボチャージャーを使って与圧を行いシリンダー上部には4ストエンジンのようなバルブ(排気のみ)があるユニフロースカベンジング型と呼ばれる2ストロークサイクルのディーゼルエンジンです。大きなものではピストンの直径が1メートル以上、ピストンのストロークが3メートルに及ぶものもあり、出力は数万馬力というお化けみたいなエンジンです。
- Hiyuki
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エンジンの基本構造が違います。2サイクル、4サイクルエンジンとも称します。 2ストは構造が簡単で軽量、安価、パワーも大きいですが、4ストがすでに回答にあるように4回転で1回燃焼 させるのにたいして2回転に1回なので、当然燃費が悪いです。 構造が単純な故に、機能が分化されておらず、効率をよくすることが出来ないのも欠点ですね。 潤滑オイルはガソリンと一緒に燃えてしまうため、適時補充が必要です。 スクーターやレーシングモデルによく採用されていましたが、環境問題が言われるようになってから生産 されておらず、現在ではかなり数が減ってしまいました。 4ストは車、普通二輪、大型二輪に採用されています。通常エンジンといえば4ストですねパワー面では2ストに 劣りますが、燃費が良い点や効率が上げ安い点からほぼ主流となっています。オイルは循環されるので、 適時交換することになります。 ホンダが4ストに切り替えるようになってから、スクーターにも4スト主流の流れが出てきています。 ZZは最近では少数派となった走りを重視したスクーターです。こういうのが好きであればお勧めしますが、 実用面から言えば価格が高く燃費が悪いため、お勧めではありません。 正直走りを重視するのであれば、普通二輪でも買った方が手っ取り早い気もしますし。
- TT250SP
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2stの動作 http://www.c-able.ne.jp/~toshibo/service-file/file/engin/2engin.html 4stの動作 http://www.c-able.ne.jp/~toshibo/service-file/file/engin/4engin.html 2stは構造上、クランクケース内を混合気が通るのでエンジンオイルを貯める事が出来ません 代わりにガソリンに混合させて回転させるので、オイル量が少なくなると補充する必要があります 4stのエンジンオイルはエンジンオイルをクランクケースの底などに貯める事が出来るので、補充は必要ないですが、汚れや劣化を起こすので定期的な交換が必要です 4stの方が静かで、燃費がよいとされていますが、個人的にはちょっと疑問です
- ymmasayan
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エンジンの2サイクルと4サイクルの違いです。 2ストはエンジン1回転に1回爆発し、4ストは2回転に1回爆発します。
お礼
多数の回答ありがとうございました。 機械は苦手なのでちょっと難しかったですが、なんとなくは理解できるようになりました。 ありがとうございました。