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横綱同時昇進の時の代数
いつも、お世話になっております。 横綱が同時昇進した時は、 昇進した時点では決めず、 引退の早い横綱を順に若い代数にすることになっていますが、 http://ozumou.com/yokoduna_shoushin.html では、その横綱が同時に引退した場合は、どうやって決めるのでしょうか? よろしくお願いいたします。
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過去に横綱に同時昇進したのは5例。その中で同場所で引退した横綱はいません。仮に2横綱が並び立つ状況で、両横綱が同時に引退しなければいけない状況というのは、実際はあまり思い浮かびません。 まず横綱として引退する必要性が生じるのは、基本的には成績不振のみ。後は突発的な例として、日本相撲協会からの”処罰”としての廃業(どこかのドルジさんはこれに引っかかりそうになって慌てて引退した)、だけでしょうか。基本的に体調不良を横綱引退の理由にすることはありません。 (引退する横綱が会見で異口同音に言う「体力・気力の限界」は、あくまでも現役最後の取組1番についての評価で、場所全体・これからの力士人生について語っているものではない) そうなると、同時昇進・同時引退の際の代数の付け方をどうするか。そもそもが現代ではこの”第○代”という横綱の呼び方自体反対論が出ているくらいですし。その方面で考えると横綱の代数が順送りになるということの意味は、あまり重要ではないようです。同時昇進については同じ代数で数えるという事(例えば直近で同時昇進を果たしたのは(一応名目的な代数として)第51代玉の海・第52代北の富士ですが、この両横綱については両方共”51人目”(タイとは付けないようです。両名とも51人目)と呼び、直後の第53代横綱琴櫻は”53人目”と呼称するのが、古来の相撲の代数としては正しいらしい)。 元々同時昇進の横綱の代数で、引退が早い方が代数が早いというのもおかしな話で。やはり代数は数字の少ない方が印象はいいわけですし。その点が、例を出せば同時昇進の第47代柏戸・第48代大鵬で先に引退した柏戸の方を先代に置くというのはいかがなものかと。同時昇進のことを知らなければ、柏戸の方が先輩横綱だと思うのが一般的な見方。ただ第○○代横綱という代数は、引退してから価値が発生するものなので、その意味では引退した順に代数を決めるのも理に適ってはいるのですが。 あまりにも可能性として低すぎる問題なので、相撲協会もその時の基準はおそらく決めていないでしょう。しいて考えるなら、それこそプロ野球やJリーグなどのプロスポーツでの順位決定方式も基準の1つになるかもしれません。 (直接対戦での勝敗や、同時昇進直前場所の成績など。おそらく後者でしょう。横綱昇進で優勝あるいはそれに準ずる成績となるなら、両横綱が双方準ずる成績で昇進はあり得ませんし、どちらかが優勝でどちらかが次点、となるのが自然なのでその成績で決めるのが一番妥当かもしれません。実際代数を気にして生活している横綱は、今存命に限ればNo.64の三冠王者・曙しかいませんが)
お礼
こんにちは^^ おっしゃる通りだと思います。 そもそも、引退が早い方が若い代数になるなんて可笑しな話で、 例えば、昇進時に、より番付(東か西か)が上位だった方(昇進の直前の場所の成績が良かった方)を若い代数にすればいいだけの話です。 質問のようなケースは、まず起こり得るとは思いませんが、 昨日、夏場所の初日を見ていて、浮かんだ疑問でした。 詳しい、御解説に感謝いたします! ご回答頂き、ありがとうございました^^