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抗生物質が効かないという耐性菌について教えて!
こんにちは。 抗生物質が効かない「耐性菌」がいるという話を聞きました。 ちょっと心配になったのですが、どういう菌なのでしょうか。 何か対策はあるのでしょうか。 ご回答よろしくお願いいたします。
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医学生です。 >どういう菌なのでしょうか。 ゴキブリみたいなものだと考えればいい。 ゴキブリはホウ酸団子やゴキジェットで死にますがホウ酸団子でばっかり対処している家だとそのうちゴキブリの世代交代中に突然変異が起きてホウ酸団子を食っても平気なやつが生まれます。 そいつはホウ酸団子を使っても死なないので家の中で繁殖し今までホウ酸団子を使っていたのが全く効果がなくなってしまいます。 そうするとゴキブリに対してホウ酸団子はもう駆逐手段としては使えなくなるわけです。 ゴキブリを細菌、ホウ酸団子を抗菌薬に置き換えると体内で全く同じ説明になります。 その後ゴキジェットを使うようになったその家庭で今度は同じようにゴキジェットに耐性をもつゴキブリが生まれます。 そうなると大変です。元々ホウ酸団子の耐性に加え、更にゴキジェットが効かなくなるので相当しぶといモンスターが誕生します(新聞紙で叩くしかありません)。 これと同様の手順で複数の薬剤に耐性を持つ多剤耐性菌です。 >何か対策はあるのでしょうか。 面倒くさがらずにホウ酸団子とゴキジェットを両方使う事です。 世代交代で生じる突然変異といえどいきなり2つ以上の抗菌薬に対する耐性を持つ割合は単剤耐性が出現するよりも割合は低くなります。 仮にホウ酸団子に耐性が出てもゴキジェットのほうで死ぬ、逆も然りです。
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- takochann2
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耐性菌対策は基本的には、耐性菌にも効くより強い抗生物質を開発するか、抗生物質を使わないことです。 耐性菌は耐性の無い普通の菌より弱いので、抗生物質をやめて、普通の菌と競合させると耐性菌は減少します。
お礼
どうもありがとうございます!
耐性菌は病原性は変わらないか、むしろ弱くなっているだろうと思います。したがって抵抗力が普通にある人はやたらに恐れる必要はないと思いますが、抵抗力の弱っている人には極めて危険な細菌といえます。対策としては抵抗力が低下しないように注意することが第一だと思います。
お礼
こちら側も注意が必要ってことですね! ありがとうございます。
- maiko0318
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人が病気になると菌を殺すために抗生物質を投与します。 それで全部死んでしまえば問題ないのですが、 回復したからと、処方された薬を途中でやめてしまうと、 菌が残ることがあるのです。 そして、その菌は抗生物質の性質を取り込み、その抗生物質では死なない菌に変化するのです。 そして再び体を蝕むのです。 そうすると違う抗生物質が必要になってきます。 そしてまた途中でやめ、また悪化し、また違う抗生物質をもらい、と循環していく中で、 どの抗生物質でも効かない菌が完成します。 そうすると治療ができなくなり、膨大な患者が生まれ、死者も続出することでしょう。 そうならないため、抗生物質だけはきちんと飲みきらなければならないのです。
お礼
なるほど、、ちゃんと飲みます! ありがとうございます。
お礼
わかりやすい例えどうもありがとうございます!