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ニホンザルのボス制について
- ニホンザルのボス制についての食い違いとは?
- ニホンザルについてのボス制議論について詳しくまとめました。
- ニホンザルのボス猿に関する食い違いの真相とは?
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・伊澤氏の主張 Wikipediaのニホンザルの項目には以下のように記載されています。 「伊沢紘生らによる白山にすむ野生群などの研究ではボスザルの存在は認められず、群れは『仲間意識』によって支えられた集団であるとしている。群れ内に『ボス』や『決まった順位』があると見えるのは、人間による餌付け(決められた場所、時間、量のサツマイモや大豆などの給餌による飼いならし)という餌の独り占めが現れやすい特殊な状態下だからだ、という見解である。」 ・高崎山自然動物園は野生か? また、高崎山自然動物園のホームページには「高崎山では30分に1回の小麦と1日2回のイモの餌付けが行われています。」と記載されております。 #一日二回以上餌の時間がある環境というのは果たして野生でしょうか? また、ニホンザルは日本人とって身近な動物であるため、長期的な調査が行われており、野生集団と餌付けしている集団で寿命が10年以上変わることがわかっています。 さらに、金華山でのフィールドワークの結果。簡単な餌付けを行うことでニホンザルは爆発的に増加し、一般的なニホンザル生息地である10頭/km2を大きく超える80頭/km2以上まで増加するとの事です。 ちなみに高崎山自然動物園は3.3m2の敷地内に1300頭を超えるサルが生息しています。つまり、400頭/km2ですね。野生状態の40倍というのはすごい密度です。 ホームページ サル寄せ場 (エサやりの表記あり) http://www.takasakiyama.jp/takasakiyama/introduction/monkey.html 餌付け風景(リアカーにイモを満載して走らせながらこぼして広範囲に餌やりをする風景) http://youtu.be/NndvAsMGITE ・ボス猿という名称自体今ではあまり使われない αオスに呼び換え、高崎山自然動物園 http://www.47news.jp/CN/200402/CN2004021601002254.html そもそも高崎山自然動物園自体がボスザルという言い方を現在はしておりません。 昔はともかく今では「αオス」と呼んでいますよ。 質問者様からご提示戴いたWikipedia高崎山自然動物園の項目にもボスザルではなく「αオス」と記載されていますし、「職員の餌撒きに集まるニホンザル」の写真がありますよ。 #学術的にもボス猿という用語は絶滅寸前です。 ・まとめ 昔は餌やり場が全国に50箇所近くあり、そこで多くの学者が研究を行ったためにボス猿がいるのが一般的だとの研究が主になりました。ですが、野生のサルを見に研究者たちが山野に分け入ったことで研究が進んで認識が変わってきたのだと思います。 ハイエナなんて評価が変わった顕著な例ですよね。以前はライオンなどに比べて体格が小さい為自分で餌をとることができず「死肉をくらう、腐肉をむさぼる、ずるがしこい」イメージでしたが最近では立派に狩を行うハイエナ種も存在することが確認されています。 これは以前質問していらっしゃったライオンの生態についても同じことが言えますよね。時代が変わって赤外線カメラや無線撮影機能付きのカメラなどの新しい研究設備が整ってくると本来の野生動物の姿を見ることが出来るようになって定説がどんどん変わってきます。 今回の質問で言えば、伊澤氏が「ニホンザルの生態―豪雪の白山に野生を問う」を世に出した1982年からこの説が研究され始め、徐々に研究者にも浸透してきたのが2000年前後。それまでは世間的にもボス猿と呼んでいましたが、その後は研究者から徐々に野生にはボス猿は存在せず、餌付けしている場所にのみαオスが何匹か存在する。というような認識に変わってきたように感じます。 以上長々と記載させていただきましたが質問者様の考察の参考になれば幸いです。
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- taoyuany
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伊澤氏は「『野生のサル』にはボス猿はいない」と主張されています。 高崎山自然動物園は人間がエサを与える環境下であり、野生の猿とは違いますよね。 NHK記事 http://www.nhk.or.jp/etv21c/update/2004/0417.html 「エサという単一の価値観のない自然界では、サルは競争せず自由きままに生きていた」 以上参考になれば幸いです。
お礼
回答ありがとうございます ttp://www.takasakiyama.jp/takasakiyama/promise/index.html 高崎山自然動物園はここのお猿の約束の一番したに書いてあるように一応野生の猿を見れるのが売りらしいです ttp://news.livedoor.com/article/detail/8136349/ やはりボスと言われていて、権力闘争があると言われています どちらが本当なのでしょうか?
補足
NHKの記事 ただニホンザルにボスがいようがおるまいが それを人間社会にまで導入しようとするのは どう考えても論理の飛躍だと思います 人間は野生ではありませんからね
お礼
ありがとうございます ただそれでも伊澤さんの人間社会に適用するというのは やりすぎと思いますが(笑) 餌をやればボス猿がでてきてしまうように ニホンザルにボス猿がいないのは ニホンザルの本質と言うよりもあくまで環境の所産でしょう