人間は、例えば電脳を所有できます。
つまり、電脳の所有権を取得できます。
是は俺のモノだ、と主張できるわけです。
こういう主張が出来るのは、人間だけでは
ありません。
法人も出来ます。
法人というのは、肉体を持った自然人以外で
権利義務の主体になることが出来る存在を言います。
法が創った人格ということで法人と呼びます。
だから、この電脳は○○会社の所有に属する、
社員や社長のモノじゃない、会社のモノだ、と
いうことが可能になります。
公益法人とは私益法人に対する概念です。
儲けた利益を、法人の構成員に分配するのが
私益法人で、公益の為に使うのが公益法人です。
これらに対し、社団というのは、ある目的の
為に結合した人の集団をいいます。
これに対置されるのが、財団です。
財団はある目的の為に結合された財産の集団の
ことです。
結合されるのが人である場合を社団、財産で
ある場合が財団です。
社団に法人格が付与されて、社団法人になります。
公益を目的とする法人が公益法人です。
だから、社団法人には私益法人も公益法人も
存在する訳です。
また、公益法人には社団法人も財団法人も
存在します。
従って、社団法人と公益法人とは一部で重なり
ますが、同じではありません。
お礼
ご回答ありがとうございます。