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薬学半減期についての問題です、教えてください!

初めて質問します、何か至らない点があったらすみません(*_*) 薬物Aの半減期は一般的な人で8時間である。通常この薬は12時間毎、朝と夜に投与する。 ある患者についてこの薬の半減期を調べると40時間であった(肝機能障害などにより) 。この患者に用量を変えずに薬物Aを投与し、一般的な人と同じ血中濃度を維持したい。 この患者には何時間毎に投与すればよいか、理由とともに答えなさい。 という問題です。様々な文献をつかってるのですが、わかりません。 教えて頂けるとたすかります。 よろしくお願いします。(;_;)

みんなの回答

  • gohtraw
  • ベストアンサー率54% (1630/2965)
回答No.1

「一般的な人と同じ血中濃度を維持したい」という文章の意味が、 「正常な人の12時間後と同じ血中濃度になったら次の投与を 行う」という意味だとすると、下記のようになると思います。 血中濃度の変化をどんな関数で近似するかによるのですが、 例えば一次反応だとすると、濃度の変化率は濃度に比例する ので、薬物Aの濃度をA、反応速度定数をkとすると dA/dt=-k・A 変数分離して (1/A)dA=-k・dt 両辺を積分して logA=ーkt+C  (Cは積分定数、対数は自然対数) 時間ゼロのときA=A0なので (A0はAの初濃度) C=logA0 よって反応速度式は logA=-kt+logA0 logA-logA0=-kt log(A/A0)=-kt 半減期(Tとします)においてA=A0/2なので log(1/2)=-Tk k=-log(1/2)/T 以上のことより log(A/A0)=t/T・log(1/2)         =log((1/2)^(t/T)) よって A/A0=(1/2)^(t/T) この式は、投与後の経過時間(t)が半減期(T)の何倍で あるかが判れば、時間tにおける血中濃度が初濃度に 対してどの程度まで下がっているかが判ることを示して います。正常な人の場合、12時間後だとt/T=1.5 です。このときの血中濃度は A/A0=(1/2)^1.5=1/2√2 です。「ある患者」において、これと同じ濃度になるのは やはりt/T=1.5の場合なので、投与後 40*1.5=60 (時間) ということになります。 もし血中濃度の変化が二次反応だとすると、血中濃度の 変化率は血中濃度の二乗に比例するので dA/dt=-k・A^2 変数分離して -(1/A^2)・dA=k・dt 両辺を積分して 1/A=kt+C (Cは積分定数) t=0のときA=A0なので、 C=1/A0 よって反応速度式は 1/A=kt+1/A0 半減期TにおいてA=A0/2 なので 2/A0-1/A0=kt 1/A0=kT k=1/(T・A0) よって反応速度式は 1/A=t/(T・A0)+1/A0     =(1/A0)(1+t/T) A0/A=1+t/T この式もやはり、t/Tの値がわかれば、血中濃度が 初濃度に対してどの程度まで下がるかが判ることを 示しています。正常な人の場合T=8時間で、12時間後 はt/T=1.5なので、 A0/A=2.5 となり、初濃度の1/2.5、つまり40%まで濃度が下がる ことになります。「ある患者」の場合、これと同じ濃度になるのは t/T=1.5のときであり、それは 40*1.5=60 (時間後) となります。 ただ、実際にどの式を使えばいいのか(一次反応か二次反応か、 あるいはもっと別の関数か)はよく判りません。薬物動態学の 領域だと思うのですが。