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粉砂糖、パッケージを見て欲しいものが選べる?
市販の粉砂糖には、原料として、砂糖のほかにコーンスターチが少量入っている商品がよくあると思いますが、砂糖100%の商品が買いたい場合、パッケージ表示だけでちゃんと見分けがつくものでしょうか? 粉砂糖の製造ではコーンスターチは添加物なので、「キャリーオーバー」という扱いになり、パッケージに一切出ていないこともあると、専門家が言っているのを最近聞きました。 コーンスターチがパッケージから省略?? 製菓用に、間違いなく砂糖100%のものを買う必要があるので、ご存知の方おられましたらお教えいただけますと幸いです。
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純粉糖(砂糖100%)と記載されていれば、間違いないのではないでしょうか? 粉糖やパウダーシュガーの場合は、固まるのを防止する為にコーンスターチ・油脂・オリゴ糖などを添加するのが一般的です。 したがって、一般的に市販されている物は、添加物が入っているのが当たり前でしょう。 純粉糖(砂糖100%)を入手されるならば、砂糖専門店で確認して購入するか、通販などを利用するのが良いと思います。
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- ORUKA1951
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というか、そもそも砂糖自体が混合物です。 砂糖の主成分はスクロース( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9 )==ショ糖ですが、あくまで主成分でしかありません。言い換えれば「純粋な海水」が存在しないのと同じです。 日本で言う一般的な砂糖は、上白糖でスクロースの結晶(グラニュー糖)に転化糖をまぶしたものです。 ・スクロースは、グルコース(ブドウ糖)とフルクトース(果糖)からなるニ糖です。 ・転化糖とは、酵素でスクロースを分解してグルコースとフルクトースに分解した物 甘みはグルコースがスクロースの0.8、フルクトースが1.2程度なので、同じ甘さなら 転化糖のカロリーはスクロースの半分。 しっとりした感触と柔らかい甘みで日本で砂糖と言えば「上白糖」のこと ・蜂蜜は植物の蜜に含まれるスクロースを蜂の唾液に含まれる酵素でグルコースとフルクトースに分解したもの。いわば天然の転化糖 ・デンプンはグルコースが多数連なった物。これを酵素でグルコースに分解して、その一部をフルクトースに変えたものが、いわゆるブドウ糖果糖液糖や果糖ブドウ糖液糖、高果糖液糖。同じ甘さならスクロースよりカロリーが少なく、かつ液体なので運搬貯蔵がしやすい。 ・フルクトースは、メイラード反応を起こしやすい。焼き色が付きやすい。言い換えれば焦げやすい。 ・製菓で海外のレシピで砂糖(シュガー)と言うときはグラニュー糖をさすが、日本と日本文化圏(韓国や台湾)では上白糖の事を言う。そのため製菓に失敗する。 【引用】____________ここから 甘味料としての特徴は、転化糖が含まれているため、グラニュー糖に比べ甘みが強くコクがある。また、転化糖が含まれる影響でアミノ酸存在下での加熱時には、グラニュー糖に比較してメイラード反応が起きやすく焦げ色が着きやすい。焼き菓子に上白糖ではなくグラニュー糖が推奨される原因となっている。 なお、世界的には「砂糖」と言えばグラニュー糖を意味するのが普通であり、転化糖を加えた砂糖を一般的に利用しているのは、アジアの一部の地域に限定される。上白糖は、ほぼ日本のみで利用されていると考えてよい。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ここまで[上白糖 - Wikipedia( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E7%99%BD%E7%B3%96 )]より >砂糖100%の商品 >製菓用に、間違いなく砂糖100%のものを買う必要がある というのは、ありえないですし。科学的に間違っていますし、そんなものありません。 ★ここまでは化学で習ってはずです。お菓子作りのみならず料理には絶対に必要な知識ですね。 ★製菓で粉砂糖を使う場合、特に海外のレシピを流用する場合、砂糖は(純粋なスクロースの結晶である)グラニュー糖を使用する必要があります。 ★グラニュー糖は水に溶けやすいのですが、もっと目を細かく顆粒状にしたものはフロストシュガー ⇒フロストシュガー・製菓用|商品情報|お砂糖はカップ印 日新製糖( https://www.nissin-sugar.co.jp/product/frost/ ) >製菓用に、間違いなく砂糖100%のものを買う必要がある コーンスターチは溶かしたときにペーストになりやすくするために加えられるのでしょう。これも製菓用でシュガーシロップを作るときに使用します。砂糖の結晶化を避けたいときに使用します。ガム(アラビアガム)を加えたものもある。 これは製菓の目的によって使い分けます。 ここで言う「間違いなく砂糖100%のものを買う必要」は、本来のシュガー、すなわちグラニュー糖(やフロストシュガー)を使う必要があるという意味で、コーンスターチではなくグルコースやフルクトースを含まないものを使用しなければならないという意味です。 ・砂糖 - Wikipedia( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%82%E7%B3%96 ) ・グルコース - Wikipedia( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%B9 ) ・フルクトース - Wikipedia( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%B9 ) ・グラニュー糖 - Wikipedia( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E7%B3%96 ) ・糖 - Wikipedia( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B3%96 ) 化学の授業では、この部分は丁寧に教えるようにしている。だって最も化学を身近に感じる部分ですからね。料理(特に製菓)って台所で行なう化学反応そのものですから。チョコレートのテンパリングも油脂の再結晶そのもの、温泉卵ってタンパク質の熱編成、炊飯なんてデンプンの糊化というように。 あなたのお菓子作りの過程で、なぜ他の物質が含まれていたらまずいかを知って、シュガーを選択しましょう。
お礼
詳細なご解説をいただき、誠にありがとうございました。 買い物の際、ぜひ参考にさせていただきたいと思います。
お礼
説明が記載されている商品もあるのですね。これまでは見かけたことがなかったです。この度ネットでいろいろ探してみて、パッケージの記載方法にも多くの種類があることを知りました。 サラサラにキープするための物質が何か入っているかどうかは、湿気具合でも違いが現われそうですね。価格がそれほど違わないので、表示を見比べつつ、この際何種類か買って試してみたいと思います。 ご回答いただき、どうもありがとうございました。