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"捕鯨"について解りませんので教えてください。
日本は、調査捕鯨とかで、ケシカランとボロクソ非難されているようですが、世界中から。 (1)ノルウェーは、商業捕鯨を堂々と続けていて、何故ケシカランとボロクソ非難されないのですか、世界から?少なくとも日本よりは? (2)日本は、どうしてノルウェーと同じように商業捕鯨をしないのですか?何故するのをやめたのですか? どうも理解できませんので、教えてください。
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1982年にIWCが決めた商業捕鯨モラトリアムがきっかけです。 商業捕鯨モラトリアムとは、減ったクジラを守るため、商業捕鯨を一時停止しましょう、という取り決めです。 これにノルウェーはこれに異議を申し立てて、従いませんでした。 それで、今でも商業捕鯨を続けています。 (アイスランドも) 日本も最初はノルウェーといっしょに異議を申し立てました。 しかし後で撤回し、日本も商業捕鯨を一時停止することに同意。 その裏には、サーモン類の漁獲量などを含めた日米交渉があったようです。 しかし日本は1987年、商業捕鯨の代わりに、調査捕鯨を始めます。 あくまで、商業捕鯨再開の調査としての捕鯨です。 つまり日本は、商業捕鯨一時停止に従うけど、商業捕鯨を再開させたいので、その調査をするために捕鯨します、という立場です。 だから、獲られたクジラはあくまで「調査の副産物」。 (副産物ですが、食肉として販売することが認められています) ところが、「それは商業目的の捕鯨だろ!そんな調査は科学的じゃないからやめろ!」と、オーストラリアに訴えられたわけです。 日本の調査捕鯨は非常に科学的で貴重なデータが得られていました。 年齢構成や胃の内容物から全体の資源量が推定されるし、DNA調査によって家族構成や繁殖の分布もわかります。 が、裁判は負けました。 なぜか? 大きな原因の一つは、日本がクジラの在庫調整をしたことでしょう。 科学的に有効なデータを得るためには、有効な頭数を捕獲する必要があります。 ところが最近は有効頭数にぜんぜん満たず、2013年はミンククジラの設定数850頭に対し、実際の捕獲数は103頭でした。 オーストラリア:「こんな少ない頭数なら科学的とは言えない」 日本:「シーシェパードに妨害されたからだ」 オーストラリア:「シーシェパードに妨害される前にも同じことがあった」 日本:「・・・・」 じつは、前年の鯨肉在庫が過剰に余って、次の年に設定数の半分しか獲らないことがありました。 調査目的なら、在庫がダブついたからといって捕獲頭数を減らすなどあり得ませんから、これは言い訳のきかないマイナス点でした。 他にも書きたいことは山ほどありますが、長くなるのでこのへんで。 ちなみに私は捕鯨賛成ですが、今回の裁判は負けるべくして負けたという感じがします。
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- あずき なな(@azuki-7)
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1 日本は「調査捕鯨」と言いながら鯨を捕獲してころして食べてます 立派な「商業捕鯨」 なのにあくまで調査だと言い張ってます だから非難されている ノルウェーは商業捕鯨を宣言してるので非難されません 2 取引するほど需要が無いから
お礼
そうですよね、「調査捕鯨」などという訳の分からない捕鯨なんかせずに「商業捕鯨」を堂々と続ければよいだけの話ということでしょう。 どうしてそんな訳の分からないことをするのかの訳が分かりません。 ありがとうございました。
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お礼
なるほど、よくわかりました。 ありがとうございました。