一般人による人質犯射殺＝公務執行妨害というバカ

質問

銃刀法違反と並んで、公務執行妨害にも当たる、
と教えている教授でもいるのでしょうか？！

周囲の警察官に怪我をさせず、
犯人を即殺してしまえば、
犯人射殺が公務員（警察官）への間接的有形力行使と
解釈するのはどう考えても無理があります。
公務執行妨害と業務妨害は違います。

実際、他の国では一般人による犯人殺傷はよくある話です。

回答No.3

hekiyu · ベストアンサー

”公務執行妨害にも当たる、
と教えている教授でもいるのでしょうか？！”
　　　　↑
そんな教授はいないと思いますよ。
条文を見れば判ると思いますが、
公務員に対する暴行脅迫があって
初めて公務執行妨害になります。
犯人に対する暴行脅迫が公務執行妨害
になる、なんて解釈をしている人など
存在しないでしょう。

（公務執行妨害及び職務強要）
刑法　第95条
1.公務員が職務を執行するに当たり、これに対して暴行又は脅迫を加えた者は、
　3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金に処する。
2.公務員に、ある処分をさせ、若しくはさせないため、
　又はその職を辞させるために、暴行又は脅迫を加えた者も、前項と同様とする。

”犯人射殺が公務員（警察官）への間接的有形力行使と
解釈するのはどう考えても無理があります。”
　　　　↑
全く無理ですね。
こんな解釈が可能になったら、罪刑法定主義など
有名無実になってしまいます。

”公務執行妨害と業務妨害は違います。”
　　　　　↑
違う、とする説と同じだ、という説が
あります。

”実際、他の国では一般人による犯人殺傷はよくある話です。”
　　　　　↑
米国などではありそうですが、実際にあるんですかね。
それはともかく、一般人が犯人を射殺すれば、それは
殺人罪ということになります。
ただ、場合によっては、第三者に対する正当防衛が
成立することもあり、その場合は無罪になる、と
いうことです。
それ以上に公務執行妨害罪が成立する、なんてのは
無理でしょう。

お礼

ありがとうございました。

公務執行妨害はあり得ないですよね。
（プロでも変な法律家がたまにいます。）

これを言ってしまったら、
ハイジャックされた航空機のパイロットが
警察の無線指示に従わなかった場合も
公務執行妨害だという解釈になります。

守るべき公益の最たる例が警察活動ですが、
保護法益と構成要件は違って、
包囲する警察官らに直接・間接に
有形力行使をしなければ、
公務執行妨害は適用できないはずです。

※一方で日本の場合、
公営バス運転士（現業）に暴行を加えた乗客を
（併科できない暴行罪がより刑が重い方に吸収されるため）
公務執行妨害で逮捕しなければいけないという問題もある。
（学説は適用に批判的。）

質問のような事例の件で、
現場対応していた警官らが業務妨害で
被害届を出して立件されるというなら、
不自然でもまだ話は分かります。

ただ、いずれにせよ日本の場合、正当防衛が認められて殺人が無罪になっても、
銃刀法違反罪は吸収されませんからね。

補足

治安の悪さで有名な東南アジア某国では、
近所から「フツウのオジサン」が銃を持ってきて、
住んでいた女児を人質に取った若い男を射殺して、
何事もなかったように帰って行ったそうな。

私も昔、前後の映像を見ましたが、
警察も撃たれた男を力づくで
押さえ込んで引きずり出して、
遺体をトラックかなんかに積んで
そそくさと走り去って行ったと思います。
（日本みたいに蘇生措置なんかしない。）

回答No.2

denbee

例えば、あなたが日本刀を持った賊に襲われて、命からがらその日本刀を奪い取ったとします。
勢いよく取り上げたので、上に振りかぶる格好になってしまいました。
そこへ飛び込んできた警官が、『賊（実はあなた）が日本刀で被害者（実は賊）を襲っている！』と判断したとしましょう。
その場合、警官は即座に拳銃を抜いてあなたを射殺するでしょう。
あなたはそのようなリスクを容認するのですね？