- ベストアンサー
ジェット旅客機が、洋上1万mで空中分解したら
ジェット旅客機が、洋上1万mで空中分解した場合 ・乗員乗客中で、海面に達するまで意識を保つ人がいる可能性はありますか? ・人体が海面に達するまで、空気抵抗も鑑みて、どのくらいの時間がかかりますか?
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
回答順番が前後しますが >・人体が海面に達するまで、空気抵抗も鑑みて、どのくらいの時間がかかりますか? スカイダイビングで頭から落ちる姿勢の場合だと、終端速度は時速300kmくらいだそうです。 (当然ながら、体重などにより前後します。) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%93%E3%83%B3%E3%82%B0 単純にこの速度で計算すると 約2分 という計算になります。 実際には、気圧による抵抗変化や体重などにより速度は変わると思いますが、だいたいのオーダーとしてはこれくらいとなるでしょう。 >・乗員乗客中で、海面に達するまで意識を保つ人がいる可能性はありますか? 十分にあり得るんじゃないかと、思います。 ○呼吸について 確かに高度1万mの環境下では酸欠になるのが普通ですけど、1分後には人間の生活圏となる5000mまで落ちてきてしまいますし。 (高度10000mでの気圧は0.26気圧) 火星の気圧(750Pa、0.0074気圧)でも、20秒は意識を保てるらしいですから、10000mにいるのが一瞬である以上、即座に失神することはない気がします。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E6%98%9F%E3%81%AE%E6%A4%8D%E6%B0%91 質問では「海面まで」となってしますが、ヒドイ例えですが、 1分息を止めていられれば、5000mまで下がれるわけだから、あり得ないわけではない、とはいえるのではないでしょうか。 ○凍死について 凍死はあくまでも体温低下で起きるものであって、皮膚表面温度が急激に下がっただけでは凍死とはならないです。 そして時間が経過して高度が下がれば気温は上がってくるわけですから、さらに死ににくなるのではないか、と思うわけです。 氷水の風呂みたいに伝熱効率がいい状態ならば2分でも死んでしまう(または意識不明)かもしれませんがね。 あと、目が飛び出るとかいったものは、映画からくる誇張らしく、現実世界では真空下でも起きないらしいです。 http://coreblog.org/ats/what-happens-when-you-are-exposed-to-the-space/ ちなみに、昔1万mから奇跡の生還をした人が実際にいたそうです。 ですが人間が単独で放り出されたわけではないようで、きわめて幸運な偶然が重なった結果助かった、ということのようです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/JAT%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%B4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%93%E3%82%A2%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F%E7%88%86%E7%A0%B4%E4%BA%8B%E4%BB%B6 以上、参考まで。
その他の回答 (2)
- chie65536(@chie65535)
- ベストアンサー率44% (8740/19838)
>・乗員乗客中で、海面に達するまで意識を保つ人がいる可能性はありますか? 上空1万mでは、低酸素、低気温に晒されますから、数秒で意識を失うでしょう。 NASAの宇宙服の実験で、宇宙服の気密が破れた事故がありましたが、宇宙服に穴が開いた数秒後に失神したそうです。 この事故では、すぐに助けられ「失神しただけで済んだ」そうですから「眼が飛び出すなどの重傷」も受けないでしょう。 人体(と言うか、生物)は、そんなにヤワには出来ていません。意外と頑丈です。 >・人体が海面に達するまで、空気抵抗も鑑みて、どのくらいの時間がかかりますか? スカイダイビングでのパラシュートが開くまでの自由落下では、およそ時速200kmだそうです。 落下速度は、空気抵抗と重力が釣り合って「終端速度」に達すると一定になりますから、時速200kmくらいで一定になるそうです。 もちろん「音速を超えて肉片」は誤りです(音速は、時速1225キロです。たかが時速200kmでは肉片にはなりません) 1万mは10キロですから、時速200キロだと、0.05時間、約3分で地面(または海面)に激突する事になります。 但し、鉛直方向への初速が0ですので、時速200kmに達するのに時間が掛かりますから、実際には3分以上掛かります。 なお、3分もありますから、高度が下がって気温と酸素濃度が上がれば、落下中に意識が戻る可能性がありますが、たぶん「気絶したままだった方が幸せに死ねる」でしょう。気絶していれば、少なくとも「激突の恐怖を味わわずに済む」でしょうから。
お礼
海面までは、三分くらいということですね ご回答ありがとうございました
- SPROCKETER
- ベストアンサー率26% (2125/7982)
空中分解した時点で機内圧力が急激に低下しますから、乗客は眼が飛び出すなどの重傷を負いますし、酸欠で失神しているでしょうし、外に放り出されたのであれば、着ている衣服も落下時の猛烈な風に剥ぎ取られますから、重傷を負った上に丸裸で落下するわけですし、外気温は氷点下ですから凍死します。 1万メートル上空から海面に達する前に超音速に達すると、衝撃波で人体はバラバラに引き裂かれてしまいますから、海面に落下するのは人体の肉片という話になりますし、無事に海面まで落下したとしても、落下時の衝撃で砕け散ってしまいますから、結果は同じです。スカイダイビングのように保温性がある強靭な特殊繊維の衣服を着て、パラシュートを持っていないと助かりません。 人体が原型を保ったまま1万メートル上空から海面まで落下したとすると、途中の空気抵抗による減速はほとんど無視出来ますから、 H=1/2*G*T^2 T=SQR(2*H/G) =SQR(2*10000/9.8) =45(秒) という計算になりますが、途中で音速(秒速340m)を超えるので、海面には肉片しか落下しないでしょうし、その前に死んでいるはずです。 詳しくは以下のリンクを参照してください。
お礼
空気抵抗も鑑みての落下時間を質問しています 真空中での自由落下は質問していません
お礼
だいたい2~3分という感じですね また、意識を保ってる可能性も十分にあり得る(全員ではないにせよ、一部分は)ということですね 海面に達するまで、意識を保ってる方が良いか否かは、カテゴリーが別になりそうですね ご回答ありがとうございました