- ベストアンサー
合同事務所勤務は司法書士法倫理違反になる可能性あり
知り合いの書士に、 他士業との合同事務所に勤務する場合、 司法書士法倫理違反となる場合があるので、 注意が必要、と言われたのですが、 どういう意味ですか? いかにして司法書士法倫理違反になるのでしょうか?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
倫理に関する事項なので,司法書士会で何かを聞いたのだと思います。 会がどういった理由付けでそれを説明したのかわかりませんけど, 『司法書士倫理』にはこんな規定があります。 (自由独立) 第5条 司法書士は、職務を行うにあたっては、職責を自覚し、自由かつ独立の 立場を保持する。 司法書士同士での共同事務所や司法書士法人については, 同倫理の第80条や第85条に遵守のための措置が規定されており, 各司法書士の独立性は,それで保障されているとされているのかと思われます。 ですが,他士業との関係に関する規定はありません。 そして他士業との合同事務所では,力関係からその他士業者の指揮下に入り, 独立性が損なわれる可能性があるように思われます。 登記関係者にはお馴染みの『登記研究』誌の何号だったか忘れましたが, 「司法書士は,土地家屋調査士の補助者になれない」という質疑応答が あったように記憶しています。 質疑応答なのでその理由は明らかではないのですが, これもその辺りのことから書かれていたのかもしれません。 司法書士ではない僕には想像するしかなく, その司法書士に確認してみないとはっきりとはわかりませんが, その「自由かつ独立の立場の保持」辺りではないかなと思います。