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「永遠の0」(百田尚樹)
先に映画を見、小説はまだ読んでおりません。 映画は2時間半の大作ですが、それでも語り切れなかったと思います。 小説は如何でしたか? 残される疑問はやはり、宮部久蔵が何故、特攻志願をしたのか?になりますが、小説では「命令」だと書かれているとの意見がありました。 時代背景を考察いたしますと、教官である宮部に特攻命令が下るとは思えず、不自然さを覚えて仕方ありません。 ここは「志願」でなければならないのではありませんか? これに関わらず、作品について何かございましたらご教示願います。
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小説は読んでおきましょう。映画の評価は高いですが、 小説を読んでいない人達の意見が多いと思います。 百田氏は「零戦燃ゆ」等の零戦に関する小説を読み漁り、そこからつまみ食いした物を 今回の小説にした感じですが、伏線の張り方や、宮部氏の人物像などが細かく描かれているので、 映画では語られなかった感動があると思います。 ちなみに漫画作品にもなったので、読みましたが、やはり漫画はダメです。 以前NHKでチャップリンの無声映画が分かりづらいからと、 著名なお笑い芸人がセリフを入れていましたが、見ていて「視聴者を馬鹿にするな」と 思いました。つまり余計な真似はしなくていいのです。 誰もがスッキリ読める内容なので是非拝読してください。 最後に教官に特攻命令は残念ながら下っています。 これは特攻隊の生き残りが証言しています。 例え相手の戦艦を3船撃墜するだけの能力があったとしても、 その上司は「死んでくれ」と頼んだそうです。
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>時代背景を考察いたしますと、教官である宮部に特攻命令が下るとは思えず 時代背景で、ほぼ全員に特攻命令が出ましたよ。 映画は内容が薄いので、原作を読みましょう
お礼
>時代背景で、ほぼ全員に特攻命令が出ましたよ。 これですね。 http://bewithgods.com/hope/jiji/ext-16_2.html ここにあるように「隊の全員」であれば然もあらん。 教える相手がいなくなれば教官であろうと「最後の任務」に就かなくてはならない時代です。 しかし宮部にはまだ、教官としての役目があったように映画では見受けられました。 小説では細かな描写がなされておりましたか? 本は所有していますが手元にはございません。 先に読んだ方の感想なりを求めての質問です。 ありがとうございました。
お礼
>百田氏は「零戦燃ゆ」等の零戦に関する小説を読み漁り、そこからつまみ食いした物を今回の小説にした感じですが、 なるほど。 映画はとても楽しめたのですが、少し底が浅いような感が否めなかったのはそこにあるのでしょうか。 >伏線の張り方や、宮部氏の人物像などが細かく描かれているので、映画では語られなかった感動があると思います。 百田氏の文才は丁寧な人物描写に発揮されているように思っていました。ここをじっくり知らなければこの作品の本当の良さは分からないのかもしれませんね。 漫画は論外です。 チャップリンの無声映画のくだりにて、好きに受け取るのも一興だと仰っておられるのでしょうか。 教官への特攻命令は敗戦の色が濃くなってから後ですか。宮部も確か終戦間際でした。ここは質問を訂正致します。 では宮部も「命令」で飛んだのですね。 >例え相手の戦艦を3船撃墜するだけの能力があったとしても、 その上司は「死んでくれ」と頼んだそうです。 日本は優秀な人材を失い過ぎました。何故か悔しさがこみ上げて参ります。 いまだ食指が動きませんでしたが、読んでみたいと思います。 ありがとうございました。