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南部なまりの英語って?
英語って、基本的になまりってあまりないですよね? ストウ夫人の「アンクルトムの小屋」や、バーネットの「秘密の花園」等で、南部出身の南部なまりの英語をしゃべる黒人奴隷が出てくるんですが、原文ではどのような英文になってるのでしょうか? ちなみに日本語訳では 「ひゃあ!とんでもねえですだ、旦那さま」 「オラに言われても困りますだあ。オラなんにも知らないですだ、堪忍してくだせえ!」 みたいに訳される部分のことです。 「~ですだ」とか「くだせえ」とか、英文では通常の文章と違い、出せませんよね?
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下記は『アンクルトムの小屋』からの引用です。 "I looks like gwine to heaven, an't thar where white folks is gwine? S'pose they'd have me thar? I'd rather go to torment, and get away from Mas'r and Missis. I had so." - Harriet Beecher Stowe, Uncle Tom's Cabin, Ch. 18 これは著者のフィルターを通した、南部訛り + 黒人奴隷語です。これは標準アメリカ英語ではありませんので、日本語訳にはなんらかの方法が必要だったと思われます。 ストウ夫人も、訳者も、生のままでは読者に分かりませんから判読可能な黒人奴隷語と南部訛りに変え、訳でも人造方言で、日本語標準語とはちょっと違うことを目指したものでしょう。 ちょうど日本のドラマでも方言指導を受けた役者が、○○方言の匂いはするが意味は分かるような半端の科白を読んでいるのと同じで、虚構の虚構訳です。 ですから、こう言うのが本当のことばだと思ったら「英語って、基本的になまりってあまりないですよね?」と言うことになります。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 なるほど、さっぱりわかりませんね、こりゃ(笑) 黒人奴隷語ですか。なるほど。 それを持ってきて奴隷(召使)であることを表現したのですね。 ちなみに、昔、「おたくのビデオ」というアニメ作品がありました。 アニメに縁がなかった一般人の青年が、ふとしたきっかけからアニメに出会い、染まり、アニメおたくになるのですが、それでも充実した青春を送る、という内容のアニメです。 主人公も使う二人称代名詞の”おたく”という単語の持つビミョウさを表現するのに英語訳では”thou”(ザウ)(キリスト教の『汝』)が使われていました。 thouではないんだけど・・・けど、しょうがないよね、他にないし。って感じですね。