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ICの電源ラインに接続するフィルターの意図とは?
- ICの電源ラインに接続するフィルターの意図とは?
- EMI除去とノイズ除去は異なるもの?
- エミフィルはEMI除去用途だけでなくノイズ除去用途でも使用可能?
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1)電源回路中の高周波ノイズの除去を目的としています。 特に電源が外部から供給される場合に受電部に設置します。これは外部からの高周波ノイズの侵入を防ぐと共に内部で発生した高周波ノイズを外部に出さない目的で使用します。 2)高周波成分は回路中にある時はノイズでそれが空中に放出されるとEMIとなります。 ですから高周波ノイズの除去はEMI除去に繋がります。 高周波成分(MHz~)はアンテナになるような物があると容易に電波となって空中に飛んでいきます。 リンクの部品について 「エミフィル」は商品名ですね、一般にはフェライトビーズと呼称します。 「ノイズ対策部品/EMI除去フィルタ」とあるようにどちらの目的または両方の目的で使用できます。 なお、高周波ノイズ対策用の部品ですので低周波ノイズには全く効果ありません。
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- cyclone3
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電源ラインに限りませんが、フィルターを入れない方に一票! ご質問のフィルターの機能ですが、普通の能動素子のものならば、エミッション(EMI)とイミュニティ(EMS)の両方に機能しますがフィルターを入れると ・部品点数の増加によるコストアップ、ピン数UPによる信頼性低下、基板面積や信号パターンの拡大 ・電源ラインや信号ラインのインピーダンスが上がり、静電結合や電磁誘導(磁界、電界)を受けたときのイミュニティが低下します。 入れて良いことは少ないです。 回路設計のセオリー通りに設計して入れない方が得策です。 電源や高速orクリチカルな回路ですべき事は ・広域に渡るインピーダンス低下 ・最短距離配線 ・回路面積最小 ・ループを作らない ・電源、GND両方からのノイズマージンを等しくする 事だと思っています。 要は「回路を小さく、配線を短くする」のが理想です。 それでもダメなら、薄くても良いから磁性体金属でシールド(あるいはグランドプレーン)する手もあります。 どうしても使いたいなら R+jX のR(損失)が大きくて広域のものが理想ですが、うまくいかないものでXも大きくなりますね。 広範で難しい事なので、ポイントだけを。
お礼
回答ありがとうございます。 デメリットの面も詳しくありがとうございます。ノイズ対策は奥が深いのですね。ポイントを参考に、レイアウトに関しても勉強します。
- uruz
- ベストアンサー率49% (417/840)
>電源ラインを逆流してしまうということでしょうか。 逆流という表現が適切かは解りませんがイメージとしてはそれでいいと思います。 >フィルターを置くことがセオリーなのでしょうか セオリーというようなものはありません。設計者の判断です。 量産品の場合はコストに影響しますから「無しでいいや!」で行っちゃう事もあるでしょうし、試作を作ってみてやっぱりノイズの影響で不安定だから入れようとか・・・・ コストが関係ないなら「おまじまい」も兼ねて入れとけとか・・・・ 経験をつんでいく「必要だな」とか「いらないや」とかが解ってきます。 フェライトビーズは数MHz以上にしか効果がないので機器によってはもう少し下の周波数帯までのノイズを除去する必要があるかもしれませんし... ノイズ対策やEMI対策については本が何冊も書けるほど奥が深いので、このへんで
お礼
回答ありがとうございます。 ノイズ対策についてもう少し深く勉強してみます。
お礼
回答ありがとうございます。 「エミフィル」は商品名だったのですね、高周波ノイズ除去にも利用できるということを理解しました。
補足
>内部で発生した高周波ノイズを外部に出さない目的で使用します フィルターが無ければ、内部で発生した高周波ノイズがICの電源ラインを逆流してしまうということでしょうか。 また、ICの電源が外部から供給される場合(マイコンやDAC等)の場合は、高周波ノイズの除去フィルターを置くことがセオリーなのでしょうか。どのようにフィルターを接地する判断を行えば良いのか教えて頂けないでしょうか。 よろしくお願い致します。