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キムヨナ選手のジャンプはほかの選手とどこが違うの
キムヨナ選手はジャンプに加点がおおきくつくので点が高いんですよね? (スピンやステップもですか?) 先日、男子の羽生選手のジャンプ見て、これはすごい加点つくのも納得だと思いました。 スピード、高さ、飛距離、流れもある。 まあ、男子と女子を比べるのがまちがいなのかもしれません。 しかし、他の女子選手とキムヨナ選手を比べてみても、冒頭の3-3以外はほかの選手と変わらないように見えます。 キムヨナ選手のジャンプはどこが評価されて、加点がついているのでしょうか。 キムヨナ選手のジャンプの素晴らしさがわかるような動画などもあれば紹介して下さい。
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- ♪(@yukiyousei)
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●ひとことで言いますと、どのジャンプも他の選手に比べ踏切からランディングまで無駄な動きが少なく流れが綺麗です。変な癖もありませんので印象がよくなります。滑走スピードもあります。このあたりが演技構成点でも他の選手より一際高くなる理由でしょう。ただ画面では実際の滑走速度が分りにくいのです。 FSの演技後半は疲れからやや遅くなりますが流れはあります。ループは苦手ですが、ひとつくらいプログラムから苦手なジャンプを外してもどうということはありません。浅田選手はもっとも高得点のルッツが苦手で、暫しプログラムから外しているのが得点的には痛いですね。 どうしても浅田真央ちゃんとの比較になってしまいますが、何年か前の真央ちゃんは踏み切り時の脚の上げ方に癖があり、モーションも大きかったです。またジャンプに流れがなく踏み切り時も一瞬止まったような感じで踏み切っていました。 踏み切り時の癖が大きいといえば、キャロライン・ジャン選手や村上佳菜子ちゃんなどは大きいです。ジャンプの癖といえば“中野友加里選手や伊藤みどり選手”の巻き足が有名ですね。癖の強く出るジャンプはジャッジによっては加点も少ないです。特に演技構成点のほうのイメージが悪いですね。(※巻き足はルッツ・フリップ・ループで出やすいです) 真央ちゃんはバンクーバーオリンピック以降、踏み切り時の大きいモーション、ジャンプの癖や不正エッジの修正、スピードと流れを出すために、3年以上かけて佐藤コーチと修正に取り組んできました。TV画面でも『もっと速く!』と佐藤コーチが何度も叫ぶ練習風景が印象的でしたね。 ちなみに“癖が出やすいジャンプ”というのはどの選手にも当てはまりますが、ルッツとフリップで、その次がアクセルですね。 ・ルッツ/フリップ・・・必要以上に大きい脚の跳ね上げや軸が斜めに傾く脚の上げ方など。 ・アクセル・・・流れを止める大きいモーションなど。 キムヨナ選手の秘密は余計なことをしないからです。ジュニアのころからジャンプを何も増やしていませんし、同じことだけを何度も繰り返す反復練習のみのシンプルな戦術が功を奏した形です。 ★彼女の加点以外での高得点の秘密は、セカンドに確実に3T(トリプルトウループ)を付ける点です。3-3のトウループ以外に2A-3Tを確実に成功させているのが強みです。セカンドジャンプに確実に3トウループを跳べる選手が高得点を獲得することができます。それとスピン・ステップ・スパイラルの得点は微々たるものですから、決められた回転数などをこなせば差はほとんど出ません。 ★戦略的には動きっぱなしの演技より、途中に旨く休めるような構成にすると後半のジャンプが失敗しにくくなり、結果的に高得点につながります。キムヨナ選手はこのあたりの戦術が上手いですね。 真央ちゃんの場合は今のところ3A頼みですので、回転不足を取られてしまうと得点が大幅に落ちます。3Aの回転不足で約5点マイナス+演技構成点にも悪影響。 とはいえ、各種ジャンプを改善してきていますので今シーズンの高得点につながっています。2A-3Tも段々と認定されるようになってきました。 このセカンド3Tを3Fのあとに付けられると全体的にもっと高得点になるんですけどね。セカンドに3ループを練習していたのが仇になってしまった格好です。セカンドの3L(3ループ)は物理的に無理があり男子でも回転不足になりまず認定されません。 もうひとつ興味深い情報ですが、今シーズン男子・女子共に流行し出している3-1-3ジャンプ(例:3F-1L-3Sなど)は、女子で10~11点、男子で12~13点を稼ぎ出し、3-2-2に変わるジャンプとして注目されています。3-2-2は女子で8~9点程度、男子でも10点ちょっとしか稼げていませんので、このジャンプの取り入れに成功した選手は有利になります。 ●以下の動画はジャンプの違いがよく分かると思います。真央ちゃんも改善したのでかなりよくなっています。それにしてもキムヨナ選手、ブランクが大きいのにほとんどミスしませんね。キムヨナ選手は幅跳び、真央ちゃんは高跳びなどと形容されますが、高さについての2人の差はありません。アクセルジャンプに高さの差が出る程度ですね。 また同じ2Aを跳んでも真央ちゃんは高さ、キム選手は流れで評価され、2人の得点の差はありません。 2013世界選手権 キムヨナ SP/FS http://www.youtube.com/watch?v=6MfgGsf0cZA http://www.youtube.com/watch?v=GIU7Gsbkghg 同、浅田真央 SP/FS http://www.youtube.com/watch?v=diGqcUlBZhI http://www.youtube.com/watch?v=cjnChWXVteA 浅田真央とキムヨナの比較 http://ameblo.jp/zooblog/entry-11493794907.html キムヨナの平均的なジャンプ SP 2009年 http://www.youtube.com/watch?v=FaIn85nsN1s キムヨナの3-3ジャンプ特集 (エッジが怪しい) http://www.youtube.com/watch?v=487EdcMOrZQ <比較> 少し偏見も入っているようですが・・・ http://kodemari.jpn.org/kim/f_13.html 浅田真央がヨナに勝った大会。 キムヨナは疲れからかいつもの切れが不足しています。 http://www.youtube.com/watch?v=eSXFcCLa51Q
- nekoneko2002
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どこかの記事に、冒頭の3-3で印象付けておいて、他のジャンプの加点も狙っている、と書いてあるのを見たことがあります。 つまり、ジャッジは目の錯覚?を起こしているのだとか。それと先入観でしょうか。 3-3は確かにもの凄いスピードの助走から入るので、回転も高さも幅も申し分なく、加点が付くのはわかります。 でも、他のジャンプは観た感じですが普通だと思います。 TVで観るのと生で観るのとでは印象がかなり違うので、動画では良さはわからないかもしれません。 もしかしたら、生で観るとジャンプの質の良さがわかるのかもしれませんね。
お礼
回答ありがとうございます。 やはり、回答者さまも同様にお感じになられるのですね。 なるほど、目の錯覚と先入観ですか。 これは結構難しい問題ですよね。 できるだけ公平に見るように心がけてはいますが 私自身も、ないとは断言できないです。 やはり日本人だし浅田選手のファンでもあるので 浅田選手が評価されないとおもしろくない、という気持ちが 潜在意識にあるんじゃないかと自分を疑ったり。 >TVで観るのと生で観るのとでは印象がかなり違うので、動画では良さはわからないかもしれません。 これはあるかもしれないですね。 テレビで見ても、カメラのアングルによって、スピード感などかなり違ってみえるので。 コストナー選手のスケーティングがのびるといわれてますが テレビで見たらそう感じないんですよね。
お礼
回答ありがとうございます。 これだけの長文、書くのにさぞ時間がかかっただろうと思います。 >ループは苦手ですが、ひとつくらいプログラムから苦手なジャンプを外してもどうということはありません。 そうですね。 おっしゃるように浅田選手はルッツエラーとられるので 3アクセル2度跳んで、ルッツ外してきましたしね。 >またジャンプに流れがなく踏み切り時も一瞬止まったような感じで踏み切っていました。 そうですねー。 かなりスピードにのって流れの中で跳べるようになったと思いますが、まだまだキムヨナレベルではないということでしょうか。 >踏み切り時の癖が大きいといえば、キャロライン・ジャン選手や村上佳菜子ちゃんなどは大きいです。 ですね~。 脚を揚げる動作が目立ってしまって、あまりきれいに見えないですね。 ジャンプの癖というのはなかなか強制できないのでしょうか。 >“中野友加里選手や伊藤みどり選手”の巻き足が有名ですね。 そうですね。ふたりとも魅力のある選手でしたが。 伊藤選手は巻き足であろうが何であろうが世界一のジャンパーだと思います。 今だったら加点つくでしょうか。 なるほど、ルッツやフリップ、アクセルなどは癖がでやすいのですね。 >キムヨナ選手の秘密は余計なことをしないからです。ジュニアのころからジャンプを何も増やしていませんし、同じことだけを何度も繰り返す反復練習のみのシンプルな戦術が功を奏した形です。 完成度、安定感をめざしたということですね。 しかし、転倒したり、1-1-1のジャンプになっても点がでていますね。 さすがに加点はついていないのかもしれませんが。 (あとで確認します。) >セカンドに確実に3T(トリプルトウループ)を付ける点です。3-3のトウループ以外に2A-3Tを確実に成功させているのが強みです。 3ルッツ-3トウループのコンビネーションは今多くの選手が跳んでいますが、2A-3T跳んでる選手って浅田選手だけだったでしょうか。 (あとで確認します。) >スピン・ステップ・スパイラルの得点は微々たるものですから、決められた回転数などをこなせば差はほとんど出ません。 ううーーん。そうなんですかー。 リプちゃんのキャンドルスピンは多少トラベリングするのであれですが シズニーのスピンとは差をつけてほしかったな~。 そういえば、羽入選手のフリー、最後のスピン0点だったそうですが あの高得点でしたね。 >戦略的には動きっぱなしの演技より、途中に旨く休めるような構成にすると後半のジャンプが失敗しにくくなり、結果的に高得点につながります。 それはわかるけれども、がんばってるところは評価して欲しいと思ったり。 浅田選手の3Fー3Tはぜひ見たいですね! 3-1-3ジャンプの解説ありがとうございます。 高い得点が出るのですね。 動画もたくさん貼ってくださって大感激です。 ちょっと時間がとれなくて、まだ見てないのですが じっくり見てから、再度補足のところにお礼を書かせていただきます。 (すいません、数日まってください~。)
補足
ようやく動画見ることできました。 遅くなってしまってすいません。 今季、浅田選手とキムヨナ選手は同大会に出ていないので なんともいえないですが 素人目にはキムヨナ選手のジャンプはすばらしく、浅田選手は着氷後の流れやセカンドジャンプの高さなどで少し劣るように思います。 しかし、あんなに大差がつくというのはよくわかりません。 そして、スピンやスパイラル、ステップでは浅田選手の方が格段に優れているように思えます。 なので互角なのでは、と思えるのですがあの点差・・・・。 特にヨナ選手のスパイラルはどうにも形が美しくないと思っているのですが、加点3をつけているジャッジがいてびっくりしました。 ステップは浅田選手のステップはエッジが浅いとかいうことを 聞いたことがあったのですが、比較動画を見る限り、ヨナ選手と変わりがないように思いました。 それでいて、浅田選手はヨナ選手の倍くらい動いている。 それなのに評価が変わらない・・・。 ヨナ選手は素晴らしい選手だとは思うんですが、他の選手とあそこまでの点差が生じていいものか、というのがやはり正直な感想でした。 素人目で見るのと、専門家が見るのはまた違うのかもしれませんが。 あと、ヨナ選手のフリップはやはりエッジがあやしいと思いました。 今季のグランプリファイナル、ショートの3アクセルのスローモーションの動画が出回っていますね。 動画貼ろうと思ったのですが、見つかりません。(すいません) その動画を見て、逆に私は回転不足だと思いました。 わずかですが90度以上回転足りていないように見えました。 しかし、貼っていただいた動画見ると、ヨナ選手のセカンドジャンプ、同じくらい回転足りていないように見えます。 またオリンピックの動画みると、あれれ?カメラアングルが? 浅田選手のジャンプってほとんど奥から手前に撮られてて ヨナ選手は横向きに写っているような? あれはテレビカメラの位置を意識してそういう位置でジャンプするような構成にしたのでしょうか? もしかしたら自分の目に曇りがあるからそのように見えるのかもしれません。 私がもっとも怒りを覚えたのは、かつてのフランス大会で ヨナ選手はフリップを飛ばす、それなのに最高得点が出たことです。 そんなことになったらもう、フリップ跳ばなかったことが評価されたとしか考えられなくなってしまう。 今季のグランプリファイナルの羽生選手の得点も本人が言っているようにちょっとおかしいと思います。 ジャンプは素晴らしかった。でも体力がもたずに最後のスピンはまわれず(0点だったと聞きました) それで羽生選手が優勝なんだから、チャン選手がかわいそう~。 陰謀論を言っている人がいますが、私は証拠もないのにそういうことを言うのは反対です。 しかし採点がおかしいとは感じます。 なんでも、いいものは積極的に評価して点をつけよう、というような採点システムになっているそうですね。 また失敗してもpcsにひびかないとか。 私はこれがおかしいと思うんです。 失敗しても点が出ると思えば、選手のプレッシャーは半減するでしょう。 そういう選手がいる一方、成功しても点が出ない選手もいて そういう選手は失敗できないというプレッシャーを背負わされることになる。 こういうのはフェアではないと思うのですが。 まあ、ニワカファンの意見ですから、偏った部分や見落している部分もあるとは思います。 おっしゃるように浅田選手はトリプルアクセルは今季一度も成功していませんね。 なぜあそこまでトリプルアクセルのこだわるのか、とも思いますが やはりヨナ選手に打ち勝つための戦術なのでしょうか。 いろいろ教えてくださりありがとうございました。