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キャッシュフロー計算書
P社のS社に対する売掛金は、期首および期末ともに6,500円である。また、P社の 売上高のうち31,200円はS社に対するものである。 売上31,200 売上原価31,200 となるのですが、売掛金の金額が期首と、期末で異なる場合、売掛金に対する仕訳 はどうなるのでしょうか。
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こんにちは。 タイトル通り連結キャッシュフロー計算書の話ですよね。 >売掛金の金額が期首と、期末で異なる場合、売掛金に対する仕訳はどうなるのでしょうか。// 分かりやすくするために、P社のS社に対する期首売掛金を4,000円としておきます。期末は問題のままとします。連結キャッシュフロー計算書作成の場合、単純な問題なら仕訳を切らなくてもできますが、後々ボリュームの多い問題が出てきたときのために、仕訳を切って考えます。 私なら、 期首: 買掛金 4,000 /売掛金 4,000 期末: 買掛金 6,500 /売掛金 6,500 と、仕訳を切ります。「期首」・「期末」と言う文言も重要なキーワードです。 但し、もしこの問題が連結B/SやP/Lの作成問題なら注意してください。期首分の仕訳はB/SやP/L作成には不要になりますので、仕訳があると却って間違いを起こしやすくしてしまいます(冒頭に、この質問がタイトル通りか否かを尋ねたのはそのためです)。 連結財務諸表の作成問題は両社の取引関係や債権債務を丁寧に除いてやるだけです。キャッシュフロー計算書の問題でもそれは同様ですが、キャッシュフロー計算書の場合、期首B/Sが絡んでくるので、連結B/SやP/L作成問題と多少考慮すべき点が違います。 これから先は、どんな問題でご質問の条件が与えられているのか想像するしかないので、解き方については考えられるパターンを列挙して回答します。BOXを書いてビジュアルに理解してください: (1)直接法で両社の期首・期末B/Sおよび当期P/Lが分かっている場合; この場合は両社の売掛金BOXを合算して作ると考え、期首から4,000、期末から6,500、売上高の合計から31,200を引いて数字を当てはめてやれば、個別のキャッシュフロー計算書で導き出す方法と同様に営業収入が計算できる。 尚、仕入支出も考え方は同様だが、本問には期首・期末S社商品に含まれる未実現利益についての言及がないので、あえて説明しません。 (2)直接法だが与えられているのはPS両社の営業収入額のみの場合; この場合は両社間だけの売掛金BOXを作るとよい。つまり期首売掛金が4,000、当期売上高が31,200、期末売掛金が6,500.すると差額で28,700がPS間でのP社の営業収入であることが分かる。これをPS両社の営業収入額の合計金額から引いてやればよい。 尚、PS両社の営業収入額が与えられている場合、たぶん両社の仕入支出額も数字だけが与えられていると想像できるが、PS間でのP社の営業収入=S社の仕入支出であるので、両社仕入支出額の合計から28,700を引いてやればよい。 (3)間接法で両社の期首・期末B/Sおよび当期P/Lが分かっている場合; これは(1)同様で両社の売掛金を期首・期末それぞれ合算し、期首から4,000、期末から6,500を引き、その結果の期首額・期末額を比較して売掛金の増減額を計算してやればよい。買掛金の増減額も全く同じ方法で計算できる。期首売掛金から控除するP社の対S社売掛金=期首買掛金から控除するS社の対P社買掛金であるから。 (4)間接法で両社それぞれの売掛金の増減額および買掛金の増減額だけが与えられている場合; 両社間の売掛金(買掛金も同様)の期首・期末での変動額は期末に2,500増えた(4,000→6,500)訳だから、両社の売掛金増減額の合計から2,500引いてやればよい。たとえば、Pが1,200の増加、S社が800の減少だった場合、両社合計は400の増加(1,200-800)だから、そこから2,500引いて2,100の減少(400-2,500)と考える。この場合だとPS社個別キャッシュフローの単純合計では、キャッシュフローが400減ったことになるが、連結キャッシュフローで見ると2,100増えたことになる。買掛金の場合も同様に考え、期末買掛金の増減額の両社合計から2,500を引いて期首買掛金と比較すればよい。 たぶん、学習していけばこういったパターンの解き方もきちんと言及されるはずです。出てきたら、あの時聞いたことだと思い出していただければいいと思います。
お礼
ありがとうございました。この回答を参考に、出てきた問題を解いてみます。