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英文の文法について
英語のテキストで勉強をしていて、下記の文章を見つけました。 There were several things missing. いくつか足りないモノがありました。 ----- 上記の文章を、 There were several missing things. としては間違いなのでしょうか? missingを調べると形容詞と載っていたので、 (【形】紛失した、欠けている) 形容詞なら名詞の前に置くべきかと私は思ったのですが、 なぜテキストのような英語の文章になるのでしょうか? よろしくお願いします。
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質問は2つの内容を含んでます。形容詞の用法とその用法選択です。 まず、形容詞の用法ですが、2つの用法があります。限定(前置)と叙述(後置)。 This is a beautiful flower. This flower is beautiful. 前者が限定用法で、たくさんある花のうち、美しいと感じるものに該当する花だと限定しています。後者が叙述用法で、目の前にあるこの花はどういうものかを説明して述べています。 さて、ここから少し発展させます。 I feel this flower beautiful. これの意味は正確に書き下すと I feel (that) this flower is beautiful. となります(that省略可)。that節以下の部分は先の叙述用法なのがわかります。 では、次はどうでしょう。 I can hear a bird singing.(鳥の囀りが聞こえる) これは I can hear (that) a bird is singing. です。花の例と違うのは囀りの動作が続いているということです。こういう風に動詞(ここではbe動詞)を省略した文とみなされる用法があり、これも叙述用法になります。しかも、ここではsingingと現在分詞で、それが後ろからbirdの状況を説明してます。状況や状態を説明している点では形容詞と同じで、これがいろいろ広がって確立したのが形容詞の叙述用法というものです。missingを辞書で調べると「叙述的」という説明があるはずです。それは後ろにあった文を動詞を省略して後ろから説明しているということです。 もちろん、missingはmissの現在分詞でもあり、それが多用されて形容詞化したものです。 現在分詞で限定的用法はないのか?というとあります。例えば、missing pages、という表現です。 では、どちらを選択するのか? それは上記の説明にヒントがありますが、状況説明をするのか、分類指定するのかです。もし、以下のようにしたとします。 There are several missing things. There構文は何かを話題にし始めるとか気が付いたときに使う構文です。よってこの場合では、何か話題の中で前提的に誰かが持ち去った物とか行方不明の遺失物missing thingsとかが対象になっている感じになります。 一方、家に戻ってみたら物がないとかバッグを開けたらいつもいれているはずのものがないとか、本来、納期からこの場所にはいろいろな物資がなければならないのに無いとか、リストの項目から漏れているとかでは There are several things missing. が使われるわけです。この文を発言した時点で無かったり、欠けているのに初めて気が付いたという文章になります。 なお、形容詞の中には限定用法と叙述用法で意味が変わってしまうものがありますから注意してください。
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- wind-sky-wind
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形容詞だから,My pen is missing. のように,補語になることができます。 このような Several things are missing. という関係を There is ~構文に組み込むと There were several things missinig. となります。 things missing という名詞+形容詞はネクサスと言って, 名詞と形容詞の間に things are missing という関係が成り立ちます。 こういう関係を後置修飾的に説明がなされることもありますが, 一語でも後ろにくることができて,流れ的にも前から 「ものがない」と読んでいけばいいです。 things (which were) missing という説明も可能ですが, 名詞+形容詞という流れです。 There is some water left. I have some money left. のような「~が残っている」という名詞+ left という形でもよく出てきます。 この left は形容詞化していないので,必ず後置ですが, missing は形容詞化しているので,the missing man「行方不明者」のように使えます。 ただ,ばくぜんと「~がない」という場合には後置が適していて there 構文なら後置の方が普通です。
お礼
お礼が遅くなりました。 かなり詳しく回答をいただき、勉強になりました。
お礼
お礼が遅くなりすみませんでした。 回答はかなり詳しく、 There are several missing things. There are several things missing. の違いも目からウロコ状態で感動しました。 ありがとうございました。