- ベストアンサー
父の癌の状況を教えてください。
- 父が胃が痛いと病院に行ったところ、胃が変形しているとの診断があり、胃カメラ等の検査を重ねて入院しています。
- 検査の結果、大腸がんが肝臓に転移していることが判明し、手術はできない状況です。
- 現在は食事ができない状態であり、抗がん剤の適応も難しい状況です。また、むくみや微熱もみられます。帰宅可能な状況かどうかは不明です。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
No.2で医師の方が説明しているので、ここでは、もう少し、 がんについて、わかりやすい説明をしたいと思います。 がんは、もともと自分の細胞だったのか、遺伝子が損傷して、 異常に増殖をした細胞のかたまりです。 なので、がん自体は、毒素を出すわけでもないので、 「ある」だけならば、問題ありません。 でも、がんが問題になるのは、異常に増殖することで、 正常細胞が、がん細胞に置き換わってしまうために、 その臓器が正常に機能しなくなるからです。 つまり、肺、肝臓、腎臓ががんに侵されて、機能を失えれば、 人は死んでしまいます。 大腸にがんが出来たとして、手術をして、がんを切除するのは、 がんを切除することで、「重要臓器への転移を防止して、 命を救う」ためです。 従って、すでに肝臓に転移しているならば、転移防止には手遅れ ということになるので、手術をする目的がなくなり、 だから、手術の適用外となるのです。 (肝臓への転移部位が1ヶ所で、他に転移がない場合には、 例外的に手術をする場合もあります) つまり、お父様の場合、一般的には、「手術による救命は、 できない状態になっている」ということです。 がんの進行度は、ステージという言葉で表現します。 ステージ1(I)が最も軽く、ステージ4(IV)が最も重いです。 お父様は、ステージ4の状態です。 次に考えられるのは、放射線治療と抗がん剤ですが、 大腸は、放射線治療が効きにくいので、しません。 肝臓は、転移が複数ある場合は適用外となります。 などなど、放射線治療ができる状態ではないと思います。 抗がん剤は、大腸がんの抗がん剤を使います。 ですが、No.2の方がコメントしているように、肝臓の機能が 正常でないと使うのは難しいです。 このような状況から、現状は、とても厳しい状態にあると お考えになって良いです。 最初に述べたように、がんは、それ自体が毒素を出すわけではない ので、がんが体のあちこちにあっても、自覚症状はないということは 良くあることです。 ですが、重要臓器(お父様の場合には、肝臓)に転移があるならば、 いずれ、肝臓の機能が悪くなって、重い症状が出てきます。 これから、医師と治療方法について、話があると思いますが、 大腸がんが肝臓に転移している場合、5年生存率は、 1割程度だと思ってください。 お父様の年齢がわかりませんが、一般的に、 医師が言わない選択肢が一つあります。 それは、何もしない、という選択です。 治療するか、しないかは、ご本人が決めることです。 治療しないという選択肢があることを知っておくべきです。 下記の本を参考にしてください。 http://www.gentosha.co.jp/book/b5179.html 決して、治療をしないことをお勧めしているわけではありません。 しかし、現実として、このような選択肢があることを 知っておくべきです。 どうするかは、お父様が選ぶ問題です。 また、情報として、ホスピスというものを知っておいてください。 検索すれば、わかります。 また、 「サイコオンコロジー」 「医療コーディネーター」 の2つも検索して、情報として持っていてください。 がん患者でありながら、この2つを聞いたこともないという 患者が大勢います。 セカンドオピニオンも検索して、知っておいてください。 多くの方が、医師を変えることだと誤解しています。 そうではないので、検索して、正しい意味を知っておいてください。 最後に…… 5年生存率が1割と書きましたが、逆に言えば、 1割の人は助かるのです。 希望を捨ててはいけません。 お父様が元気になることをお祈り申し上げます。
その他の回答 (2)
- Araaaaaart
- ベストアンサー率80% (17/21)
医師です まず、最初に回答された方のお気遣いを無駄にしてしまい申し訳ないのですが、ラジオ波はまず適応がないと思われます。 サイズや個数が小さいものに限られますし、肝臓原発の肝臓癌に対する治療なので、転移性肝癌には適応になりません。 腹水や足のむくみは、低栄養によるものなら改善するかも知れませんが、 もし転移により肝臓の機能が大きく障害されている状態(いわゆる肝不全の状態)であるなら、今後厳しい経過をたどる可能性があります。 肝臓は血管の中に水分をとどめておくために必要なアルブミンという物質を作っています。 アルブミンはタンパク質をもとに作られる物質であり、低栄養で食事から摂るタンパク質が少ないと低アルブミン血症となります。 しかし肝臓の機能が悪くなっても低アルブミン血症は生じ、その結果血管から水が漏れ出して足やお腹にたまります。 それが腹水や下腿浮腫といった状態です 転移による肝不全なら、恐らく肝臓全体にバラバラと腫瘍が散っている可能性が高く、その治療は難しいと思います。 抗ガン剤が効けばそれらを一網打尽に、という可能性もあるかもしれませんが、 抗ガン剤は副作用がキツイために、肝臓のような様々な働きをする臓器が障害されていると使用できません。 まず今は栄養をつけアルブミンの元になるタンパク質を摂る事が大事ですが、 状態が悪いと食欲も沸かず、また、腫瘍は大きくエネルギーを使いますので、 しっかり食べてもタンパク質が腫瘍によって消費されアルブミンが増えない事もあります。 もしアルブミンが増え、肝臓の機能が改善し、全身状態が落ち着けば一時的な外泊は可能かも知れません。 ただ、今の状態は厳しい可能性が高いです。 命に関わる大事な事ですので、もし少々厚かましいと感じても主治医としっかり相談しましょう
補足
肝臓も4分の1 位しか正常ではないらしくエコーももやもやしてました。 早期の食道がんもあるが、それが命を取ることは今はないとのことでした。 余命を言い渡されてはないですが、どれくらい悪いのかが顔を見てても検討がつかずです。 余命を言い渡されるまでは、直ぐ亡くなる事はないですかね?
- Yoh-chan
- ベストアンサー率25% (17/66)
私も大腸がんと肝硬変です。一時は大変でしたが今は普通に暮らしています。もちろん2週間に一回の点滴(肝臓)と診断は続いています。大腸がんで6週間、肝硬変で4週間入院しました。 お父様の場合大腸がんと肝臓転移ですから難しいですね。「ラジオ波」手術は検討したのでしょうね。日本で数か所対応病院があります。私の知っているのは、東大病院とお茶の水の杏雲堂病院です。まず調べてみることをお勧めします。 家に帰ることがいいのかどうかは十分にお考えください。またお父様の意思も重要です。
お礼
ありがとうございます。 御礼と補足を間違えてしまいました。 最近こんな調子の日常です。
補足
お返事ありがとうございます。 主人が和室に電動ベッドやテレビ等の購入を考えてくれてますが、何より自分の父ということで、判断が自分にのしかかってきます。 今日は大腸の検査でカメラを入れるようなので結果を聞く時主治医と相談します。 ありがとうございます。
お礼
とても分かりやい回答ありがとうございました。 ステージ4なのですね。分かりました。 父は67歳なのでまだまだ元気でいてくれるものと思っていた分 ショックを受けました。