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レンズによる結像の謎
- レンズによる結像の仕組みについて気になることがあります。
- 光軸に平行な光やレンズの中心を通る光、焦点を通る光の交点が常に一点である理由がわかりません。
- 数学的な証明があるのか、興味があります。
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質問者が選んだベストアンサー
いい質問です。 図のような幾何学的な考察を行うと(1)と(2)の交点はレンズの公式 1/a+1/b=1/f (1) (a:実物とレンズ(厚さ=0とする)の距離、b:像とレンズの距離、f:レンズの焦点距離) を満たす点で交差します。 図に座標をとって解析的な計算をしてもいいし、いわゆる合同とか相似とか使う幾何学でもいいですから 計算すると面白いですよ。 すぐわかるように(1),(2)についてみると実物の高さh(上向き矢印の長さ)と像の高さ(下向き矢印の長さ)Hの間には h/a=H/b が成り立ちます。実物をレンズ面に平行移動して考えても同じ結果が得られます。 (1)を使うと H=fh/(a-f) (2),(3)についてみると実物の高さh(上向き矢印の長さ)と像の高さ(下向き矢印の長さ)H'の間には h/(a-f)=H'/f H'=fh/(a-f) これは像H'をレンズ面に持ってくるとわかりやすいでしょう。 ゆえにH=H'
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- 178-tall
- ベストアンサー率43% (762/1732)
「収差」は無く、レンズ半径も「ろうそく」より大、と想定して (1) ~ (3) の光直線を描いているようですネ。 ならば、レンズの左右の図形は、算数でいう「相似形」となりそうです。
お礼
回答ありがとうございます。 はい!みなさんに回答していただいたおかげで証明することができました。
- foobar
- ベストアンサー率44% (1423/3185)
「(理想的な)結像光学系では、一点から出た光が一点で集まるという点の対が(無数に)存在する」、という大前提を置いているからかと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 そうですね、やはり理想的な条件というのがポイントのようですね。
- 中村 拓男(@tknakamuri)
- ベストアンサー率35% (674/1896)
ロウソクと象のレンズからの距離をL,l、光軸 からの距離をR,r、焦点距離をFとすると (1)と(2)から r=FR/(L-F) が幾何学に簡単に得られます。 #R:L=r:l、R:F=r:l-F を使います。 これは(3)で得られる関係 r:F=R:L-F と同じなので、三本の光線は 一点で交わります。
お礼
回答ありがとうございます。 なるほど、かなりスッキリとわかりました! すみません、幾何的証明の方はもう前の方に書いていただいたためベストアンサーは前の方につけさせていただきます。
- shintaro-2
- ベストアンサー率36% (2266/6245)
まず、第1にレンズとはそういうものであるから 次に、添付していただいたような図だと誤解しやすいのですが、 その図は、上向矢印(ろうそく)の先端部分がどこに結像するかのみを示した図です。 結像を議論するのであれば、ろうそくのありとあらゆる部分で光線の行方を描かなければなりません 安易に先端のみの結像部分を求めて光軸に垂線を下ろしてしまいがちですが、せめて先端・中間・下端について光線の行方を描くべきでしょう。 実際のレンズで描くと、結像面がずれたりしてザイデルの収差等がわかるようになります。
お礼
回答ありがとうございます。 ザイテルの収差については少し調べてみようと思います。
- tance
- ベストアンサー率57% (402/704)
良い質問です。 不思議に思うのも無理はありません。実際はレンズを通るどの光線も1点には交わらないのが本当の姿なのです。 図をごらんください。これは光学シミュレータでテキトウな凸レンズを想定して点光源から出た光線の通り道を計算したものです。見て解るように全然1点で交わっていません。 これをレンズの収差と言います。収差にもいろいろあってレンズ設計をする人はみな苦労しています。 さて、では何故学校ではウソを教えるのでしょうか。それは、もっと薄いレンズを使い、光軸のごく近くだけを見ると、1点と言っても良いくらい収差が少なくなるからです。学校ではこのようなケースだけを扱っています。 そして、レンズを設計する人はこのような収差が目立たなくなるようにいろいろ工夫しています。レンズの善し悪しはこの工夫がうまくいったかどうかで決まります。そのために屈折率の違う何種類ものガラスを使ったり、凸レンズと凹レンズを組み合わせたりして大変複雑なレンズとなっているのが現状です。 携帯カメラのレンズなど、シンプルなものはそのような補正をする余地がないので(主にレンズの長さに制限がある)最後の手段として、レンズの表面の曲率を場所によって変えて収差が出にくいようにしています。これを非球面レンズと言います。 そもそも、レンズはガラスを削ってみがいて作ります。その際、球面が圧倒的に作りやすいので、レンズと言えば球面レンズを指すことになっています。でも光線が1点に集まるために必要なガラス面の形状は球面ではないのです。 プラスチックレンズがうまく作れるようになってから非球面レンズはよく使われるようになりました。(ガラスの非球面レンズもあります)そして、非球面レンズにすれば完璧かと言うと、残念ながらそうではなく、数ある収差のうちいくつかが改善されるにすぎません。(ザイデルの5収差 で検索!)
お礼
回答ありがとうございます。 やはり現実世界ではズレは発生しますよね。高校などの初等物理ではそのようなズレを無視して理想的な条件で行っているから、一点で交わるのですね! 図まで載せていただき、ありがとうございました。
- hitokotonusi
- ベストアンサー率52% (571/1086)
身も蓋もない言い方をしてしまえば、そのような性質を持っているものをレンズと呼んでいるからです。 証明というと少し面倒な作図が必要になるので、このあたりを参照してください。 http://www.kusastro.kyoto-u.ac.jp/~iwamuro/LECTURE/OBS/telescope.html 近軸光線ならこれで問題ないですが、現実のレンズではレンズの中心付近を通る光線とレンズの周辺を通る光線で焦点の位置がわずかにズレるので少しボケます。なので、像をはっきりさせるためには絞りを入れて光線をしぼります。
お礼
回答ありがとうございます。 教えてくださったサイトは少し難しかったです・・・(^_^;)
- ORUKA1951
- ベストアンサー率45% (5062/11036)
光路は逆方向に進んでも同じでなければならないからです。 上側の線を逆にたどると、それは下の線をたどるのとまったく同じですよ。
お礼
回答ありがとうございます。 確かにそうですね。もう少し考えてみます。
お礼
回答ありがとうございます。 なるほど!確かにそうすればH=H'という結果を得ることができますね! よく考えたら本当に中学レベルの数学の証明の話でした(・。・;