- ベストアンサー
BPAが人体に及ぼす影響について
- トマト缶のBPAが人体に悪影響を及ぼす恐れがあるとの論文がある
- 日本生活協同組合連合会とビスフェノールA安全性研究会はBPAの影響は問題ないと主張
- 正しい答えは不明であり、さまざまな意見が存在する
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kigu/topics/080707-1.html ビスフェノールAはフォスゲンと共にポリカーボネートの主要原料ですが、食器や缶詰から検出されており無害ではありません。しかしどの程度有害であるかは実例がありません。 http://www.health-station.com/new101.html 乳製品を過剰に摂ると前立腺がんリスクと1.6倍に高めることは調査で分かっており、牛乳は有害です。 http://www.mhlw.go.jp/topics/2004/07/tp0730-1.html ヒジキにはヒ素が多く含まれカナダ、イギリスなど先進国政府は国民にヒジキを摂らないように呼びかけていますが、厚生労働省は毎日4.7gのヒジキを撮り続けない限りWHOのヒ素の基準を超えないと言っています。 http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/syosanen/ 野菜には硝酸塩が多く含まれ、発がん性のあるニトロソ化合物に代謝されるので野菜は有害です。 http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/suigin/ 海産物には有機水銀が含まれ水俣病の原因でもありますが特に胎児には少量でも神経に悪影響があることが分かっており、魚は有害です。 http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_eikyou/index.html 肉類、特にマーガリンなど油脂類に多く含まれるトランス脂肪酸は動脈硬化の原因で脳血管疾患、心疾患を合わせて死因の25%を占めており有害です。肉類に含まれる飽和脂肪酸も同様です。 http://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/kome/k_cd/kaisetu/gaiyo3/ 米や麦はカドミウムに汚染されており有害です。先進国ではカドミウム生産が禁止されており日本は世界一のカドミウム生産国であると同時にこれが蓄積しやすい米の消費も多いことから世界一のカドミウム摂取民族となりました。 果物にはメタノールが含まれます。メタノールは失明の原因になりますが果物に含まれる量が実際に失明の原因になるかどうかは実例がありません。 酒は接触による発がん性があるのでどれだけシジミを摂っても無害にはなりません。 つまり健康のためには穀物、野菜、肉類、海産物、果物、酒の摂取を避けることですが、これらの有害な食品に比べるとPBAの害はたいしたことが無いか、せいぜい似たようなものだという事が言えます。 BPAについてもう少し書くと、女性ホルモン様の作用があるとして、おっぱいが大きくなる、発がん性がある、催奇性があるなどの害が疑われていますが、三菱ガス化学や出光興産のポリカーボネート装置では粉じんが舞うBPAサイロで生産がおこなわれており(私はどちらも見ました)、ポリカーボネート製食器や缶詰から検出されるBPAの何万倍も吸い込んでいるはずの工場の人たちの中に一向に健康被害の話を聞かないのは、ネットで言われるBPAの害と対比して違和感があります。 環境ホルモン全体についていえば、初めはワニや魚類の被害から問題にされましたが、後になって実は哺乳類にはほとんど影響がないのではないかと言われはじめ、「内分泌攪乱物質が攪乱したのは情報だけだ」と言う人まで出る始末です。実際、女性ホルモン様の作用がある食品の害については牛乳の害は分かっていますがダイズや缶詰の害は実例が無いのです。 http://www.fsc.go.jp/sonota/daizu_isoflavone.html 念のため書くと、BPAとはポリカーボネートなどの樹脂の原料であって、BPAでできた食器や塗料はありません。ポリカーボネートを製造する際に残留したBPAが問題にされているということです。私はポリカーボネートやステンレスの食器は100円ショップの中国製などは絶対に買いません。有害だからではなく単に慎重を期してということですが。