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記憶について

なぜ余計なことをはっきり鮮明に覚えているのに、英単語やら古文単語は忘れてしまうのでしょうか… 2.3年前に行ったとんかつ屋の席はあそこであんな風景だったなぁ…とかw やはり印象の強さが関係してるのでしょうか?

みんなの回答

回答No.5

こんにちは。 英単語や古文単語というのと、2~3年前に行ったとんかつ屋とは、記憶の種類が違うのです。 前者のことを「意味記憶」といい、後者のことを「エピソード記憶」といいます。 なぜエピソード記憶がより鮮明に覚えているかというと、実は、本能的な自己防衛のための記憶なのです。古代、狩りに行って、もとの住み家に戻るために覚えていなければならなかったからだと言われます。単語などは、忘れても命の心配もありません。 英単語や古文単語などは、脳の海馬というところで、本当に必要なものかそうでないか、区分けしていますから、一回や二回程度では、脳は、そのようなものは不要だと弾いてしまうのです。でも、もし人が、見たものをすべて覚えていて忘れられないとしたら、とても苦痛だそうです。そういう病気に、サバン症候群というものがあります。エピソード記憶は、海馬という器官を通していませんので、ストレートに記憶しています。本来、そのようにして覚えられればよいのですが、今度は、単語をいくつもというほど、数多くは覚えられないのです。 ふつうの人の脳は、一日に覚える量は一定だという学説を読んだことがあります。つまり、多く覚えようとしても、不要なものはあふれてしまうそうですから、あまりむやみに詰め込もうとすると、どんどん忘れてしまいます。一日に覚える、ちょうどよい量を見つけることも大事だと思います。 もう一つ、例えば、歯が痛い、腰が痛い、足を怪我した、などの刺激も、この記憶を妨げるものだそうです。カフェインなどは、記憶のためには良いそうです。また、頭痛などがあると、そうでない人の7~8割程度の実力しか発揮できません。姿勢が悪いと、本人は気が付かないのに、そのためのエネルギーの消費が記憶の妨げになると言います。健康で正しい姿勢というものは、とても大事だということです。スポーツマンの記憶が良いと言われるのは、脳の血液の流れがスムーズなのかもしれません。 効率よく覚えるためには、一旦、脳に送られた単語などが、頭の中で自動的に整理される時間が必要なのです。それは、2~3日だそうですから、その時に、もう一度復習してあげることです。英単語などの記憶には、人によって、視覚型(文字の形や綴りから)、聴覚型(耳から覚える)、イメージ型と大きく分けると3つのタイプがあります。イメージ型は、何かイメージを想像するもので、具体的に何かというものがなくてもよいのです。そのどれかによっても、覚え方は変わってきます。 池谷裕二という人が「記憶」について書いた本では、この海馬というものは、感情を司る部分と近いので、「面白くないな」と思いながらするのと、「面白い」と思っているのでは、記憶の保持力が違うというそうです。心配事があると記憶が落ちるのは、このためです。 私自身は、常に、「面白い」と思い続けることも困難ですので、その時にイメージによって、単語を印象づけると、次に出てきた時も意味は思い出せなくても、イメージでこんな雰囲気だったな、と思い出すことがあります。訳の一字一句にこだわる人もいますが、例えば、丸いものとか、四角いものとか、漠然としたイメージを用いることは有効なのです。

  • tekcycle
  • ベストアンサー率34% (1839/5289)
回答No.4

という辺りを、色々な単語帳の前書きに書いてあるヒントから探っていって下さい。

noname#194996
noname#194996
回答No.3

A:単独で記憶され、前後の脈略も、関係する近隣の記憶も無いばあい:英単語など B:実体験のなかで記憶されたことがらのように、周囲にそれと関係づけられる様々な記憶が多くある場合:とんかつ屋の席など やはり Bのほうが記憶は長く、強く残るようです。脳の記憶の構造はまだよくは分かっていませんが、神経策自体が多くの連関した複雑なマトリックスのような網目構造になっているようなので、それで記憶が補強されているようです。創造、インスピレーションなどの頭の働きも、連想という機能が大きく関係しているというというひともいます。

  • togakushi
  • ベストアンサー率47% (46/96)
回答No.2

>やはり印象の強さが関係してるのでしょうか? そうですね。個人的には「実体験した記憶」というのがやはり強い記憶として残るような気がします。 >2.3年前に行ったとんかつ屋の席はあそこであんな風景だったなぁ…とかw 店に入って実際にその店の雰囲気を感じるのと、英単語や古文単語を目で見るだけではやはり印象の強さは違いますからね。 それともう一つ、記憶しなければならないものに対して要求される「精度」も関係あると思います。 とんかつやの雰囲気や大まかな席は覚えているけれど、店員の名前は覚えていないし、訪れた正確な日にちは覚えていない(あくまで例ですが) それに対応するのが英単語の正確な訳を覚えていない、細かい用法や文法規則を覚えていないということに対比されるのではないでしょうか。

holyshitok
質問者

お礼

なるほど。やはり印象の強さが影響してるんですね。

回答No.1

 興味の強さの問題でしょう。英単語を覚えることや,古文の単語は、嫌々覚えさされたために、記憶に残らないのだと思います。  私は、50年前の受験は、貧乏から抜け出すための唯一の手段だったため、必死に勉強したためか、未だに、私の知識の80%くらいは、受験期に仕入れたものを活用しています。  古文の文章も、詳細に記憶しています。  だからどうなんだと言われても、それが現実です。 スペイン語で言うと”Asi es la vida" です。(それが人生だ)

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