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開腹手術の癒着について
- 開腹手術による癒着の原因として、切除して縫合した部分が近くの臓器にくっつくことが挙げられます。
- 胆嚢摘出開腹手術では、大腸小腸の癒着が起こることは稀です。
- 開腹手術を行うと腸などの癒着が起こる可能性がありますが、切った部分は癒着で治ります。胆嚢の手術でも大腸小腸などの癒着は起こることがありますが、関係ないところで起こることもあります。
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まず、この解剖図をみてください。 http://health.goo.ne.jp/medical/mame/karada/jin001.html 腹部を切開して、胆のうにたどり着くには、 胃、大腸、小腸を押しのけなければなりません。 さて、胆のうにたどり着いても、解剖図のように、 空中に浮いているわけではありません。 すべての臓器は、動かないように、固定されています。 その固定システムが、靭帯、腸間膜、腹膜などです。 なかでも、腸間膜、腹膜は、半透明のビニールのように 薄く、向こう側が透けて見えます。 そして、この膜こそが、癒着の原因になります。 臓器を動かすので、この膜にどうしても、傷がつきます。 傷が治る時に、くっつくのです。 つまり、都合の良い接合を「治癒」と言い、 都合の悪い接合を「癒着」と言います。 どちらも、生体の正しい反応です。 開腹手術では、術者の両手、助手の両手が入らなければ ならないので、どうしても、切開が大きく、動かす部位も 大きくなり、癒着が起きる危険性も高くなります。 その代わりに、剥離やリンパ節切除などの繊細な手術もできます。 腹腔鏡手術は、細い器具を入れるので、大きく開く必要がありません。 穴だけでOKです。 なので、臓器を大きく移動させる必要もありません。 ただし、繊細な作業は苦手です。 なので、単純な胆のう摘出ならば、腹腔鏡を使うのが 当たり前になっています。 一方、胆のう癌のように周囲への浸潤を確かめながら、 リンパ節廓清など細かい作業が必要な場合には、 開腹手術をします。
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- guess_manager
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手術を控えているのでしょうか。心配事があれば担当の先生に聞かれることをおすすめします。 仰るように、開腹手術の多くで癒着は発生すると言われています。ただ、癒着しても何の問題もない場合も有りますし、問題がある場合は対処すればいいのです。90%の開腹手術で起きているのですから、癒着する人は世の中にたくさんいるわけですし、それらの人がみんなひどい目にあっているわけではないですよね。 内視鏡手術では起こりにくいですし、手術後、なるべく早く歩くように言われるのも癒着を防ぐためです。胆嚢摘出なら腹腔鏡手術でしょうから、それほど心配しなくてもいいと思いますよ。 そもそも、癒着のリスクより胆嚢を取らないリスクのほうが大きいから手術をするわけです。癒着が起きたらその時考えればいいのです。 お大事になさってくださいね。
お礼
遅くなりました、ありがとうございました
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