- ベストアンサー
日本発ビジネスソフトウエアが少ないのは何故ですか?
日本は経済規模が大きく、早めに先進国になっていた割に、グローバルなビジネスアプリケーションソフトウエアをあまり生み出せていません。ドイツやフランス、イスラエル、北欧などのほうが余程貢献できている印象です。 それは何故なのでしょうか? いろいろな見方やご意見を是非ともお願いします。
- みんなの回答 (14)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
その他の回答 (13)
- rokutaro36
- ベストアンサー率55% (5458/9820)
回答No.3
- Mokuzo100nenn
- ベストアンサー率18% (2123/11344)
回答No.2
- dragon-man
- ベストアンサー率19% (2714/13698)
回答No.1
- 1
- 2
補足
連投ありがとうございます。また、多角的に興味深い論点を展開下さいましてありがとうございます。重ねてお礼申し上げます。 1)「工業製品」と「パッケージソフトウエア」の雇用や景気効果の比較 日本資本、日本以外資本の会社&日本国内外の雇用/経済効果のマトリックスの4分類で、時系列の変化を見てみると何かの本質が見えてくるような気が致しました。それに雇用の付加価値の松竹梅を重ねて分析してみるヒントを頂戴しました。 日本資本の会社×日本国内雇用の組み合わせだけをアンフェアに優先する戦略は、経済や労働市場のグローバル一体化の進展に伴い、ますます通用しにくくなると考えています。 2)ローカル市場(日本市場のみ)に特化する「選択と集中」につきまして 世界を日本に置き換えると分かりやすいので、例え話で。。。 ある初期参入企業が、広島県に集中と選択を行いそこでのみ、圧倒的な勝ち組になったとします。同じ業界の静岡県の覇者が後発ながら台頭してきて、(日本で)全国展開を進めたとします。広島の会社は戦略の変更を行わないとします。 A 全国の消費選好が概ね同じ場合 - 数年後には広島の会社は事実上消滅する公算が高そうです。 B 広島の消費選好だけがガラパゴスな場合 - 生き残れる可能性がありそうですが、業界首位の売上の50分の1、利益は200分の1、価格は3割高く、平均給料は半額くらいになるかもしれません。 C 全国の消費選好が概ね5パターンくらいに集約できる場合。 群馬県の覇者が出身エリアで稼いだ金に余裕が有るうちに、進出する市場エリア毎に合わせた企業買収、人材採用、チーム編成と商品開発を行い、地域特性に合わせたラインナップを逐次投入し、上記の静岡県出身の企業をも倒してしまうかもしれません。 この場合、群馬が発祥の地だからといって、群馬県出身の社員だけをアンフェアに優遇したり登用したり、東京採用の東京人には役員に上がる仕組みがないと言うことはないと思います。 余談ですが、米風のいわゆるグローバルスタンダードからみると、中国、韓国、日本が何かと消費選好が独特の「ガラパゴス三兄弟」に見えているとシンガポール在勤のオーストラリアの人が言ってました。 3)ブロードバンド通信の価格 -孫さんに価格破壊を仕掛けてもらって、お蔭で日本はだいぶ救われたと思います。ただ、輸出入手続き日数やコストや空港使用料とか正社員の人数増減の柔軟性の低さなど、メスを入れるべき高コストな盲腸はかなり多めに残っているのが日本だと思います。 4)政府の産業政策やマスコミの風潮 雇用と資本のボーダレス化対応について、意図的に後進的なポジション取りを好む場合が多いようです。 あたかも、日本市場にいる会社は、100%日本企業で、日本人は100%日本企業に勤め、日本資本の会社の社員は100%日本人。これが、理想状態。と言うような前提が常に感じられます。 例:松下の社員がサムソンに転職すると「進展する日本人材のグローバル進出」でなく「危機!日本人材海外流出」とあたかも絶対悪であるかのように一面的な見方をする場合が多いようです。 5)部品産業 部品産業同様に、ビジネスアプリケーションの分野でも世界の屋台骨になってもらいたいですね。 6)クールジャパンとサブカルチャー 会社でも商品でも国でも「ブランド価値」に投資するのは得策だと共感します。他の労力が同じでも、その分、高く売れますので、うまくやれば算盤勘定にもあうし、自国民も、より誇りがもてるし、なにかと気分が良くて、良いことだとおもいます。 サブカルへの偏見は、年月の問題で、大衆発祥のいろんな伝統芸能だって、古今東西、多くは初めは異端だったと思います。ちなみに、アメリカ映画の主題歌を結婚式で使うと「ふさわしい」と思い、新郎新婦入場に「ドラクエ」を流すと笑うのは、「脱亜入欧」の名残もあるのかなあ、と思います。 正直、ボクは「行け行けドンドンのグローバル信者」と見られてしまう側面も持ちあわせていますが、自分の中ではそうでもなく、ただ、IBMのガースナー氏がダーウィンの『種の起源』の一節として引用した下記の言葉が好きなだけなのです。(なお、ダーウィンの著作にはその一節は見当たらないそうですが) 「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である」