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FUJICに湯川英樹さんが依頼したのはどんな計算
日本で最初に実用稼動した電子(真空管)計算機 FUJICに,湯川英樹さんも計算依頼したという記事をどこかで読んだ事があります. これが事実なら,計算の内容,プログラム,計算結果が掲載された論文や記事は閲覧/入手可能でしょうか?(可能なら,その所在は?)
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湯川秀樹さんが依頼したのはFUJICではなくFACOM(FACOM 100:試作機)ではないかと思われます。 「人手では2年はかかる多重積分を3日で解いた」と高く評価した、という文献が多数見受けられます。 参考 http://ja.wikipedia.org/wiki/FACOM http://akagane-k.sakura.ne.jp/a-club/kouenkai/yotei/397yotei.html http://www.hpfpc.org/miyoshi-sympo/proc/01-yamamoto.pdf http://homepage2.nifty.com/Miwa/Tables/spec.html http://homepage2.nifty.com/Miwa/2_Fujitsu/ これが具体的にどのような多重積分問題であったか、というのはいくつか当たってみたんですが詳細は判りません。 FACOM 100は1954年に完成していますから、下記の論文リストから1954~1956ぐらいの論文を当たってみると何かキーワードが出てくるかもしれません。 http://wiki.yukawa100.org/index.php?%C5%F2%C0%EE%A4%CE%CF%C0%CA%B8%A5%EA%A5%B9%A5%C8 以上、ご参考まで。
お礼
早速のご回答ありがとうございます.私の記憶違いだったのかもしれません.沢山の参考リンクありがとうございます.一つづつ当ってみます. エクセルでFUJICのエミュレータもどきを作ったので,何か計算させたくて,質問してみました.できたら,ハードウェアも作ってみたいと思っています.
補足
講談社文庫 立石泰則著 「覇者の誤算(日米コンピュータ戦争の40年)P.331の記述を私が誤って記憶してました.Higurashi777様のご指摘どおり,FACOM100(リレー式)を利用したものでした. 尚,書籍名は分かりませんが「第2部手作り電子計算機 第2章 FUJIC」(岡崎 文次)と表題のある書籍コピーのP.76に,FUJICも気象の数値予報など学術研究に利用されたという記述がありました. いずれにしても,Higurashi777様のご回答,大変ありがとうございました.ひょっとして,当時をリアルタイムでご経験なさったり,関係者の方でしょうか? 私は,当時既に「骨董品」であった日立のパラメトリック計算機(HIPAC103)を,卒業論文のプロッター出力機として使った経験があります.