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IMF国際通貨基金についてです。
加盟各国は、出資金割合に応じて、SDRを割り当てられますが、SDRの権利行使をすると、 受け取る通貨はドル ポンド ユーロ 円の四つ同時ということになるのでしょうか? また、権利行使はどこにするのでしょうか? また、IMFが、ドルで融資をすることがニュースになりますが、SDRの権利行使をするから融資されるのでしょうか?なぜ、ドルでしか表現されないのでしょうか? いろいろ教えてください。
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本に書いてある程度のことしかわかりませんが > 受け取る通貨はドル ポンド ユーロ 円の四つ同時ということになるのでしょうか その4種の通貨は、1SDRの価値を計算するために使われている「通貨バスケットの中身」というだけの話ですね。 当初は、1SDR=1米ドル=純金0.×××グラム、と決まっていたのですが、(たぶん米ドルと金が切り離されたせいだと思いますが)後に変更され、さらに、今は 1SDR=「通貨バスケット」内の通貨の加重平均額 となっているはずです。 > 権利行使はどこにするのでしょうか その手の話を読んだことがないのですが、それはIMFに「行使したい」「引き出したい」と伝えるんだと思いますよ。 おそらく、日銀が市中銀行の当座預金を管理して、A銀行がB銀行から借りる場合は当座間の数字でやりとりするように、IMFは、各国に割り当てられたSDRの口座があって、そこでやりとりされるのではないでしょうか。 > IMFが、ドルで融資をすることがニュースになりますが 断言はしませんが、我々の目にとまるほどのニュースになるのは、困窮した国がIMFに対して、SDR特別引き出し権を超えた救済を求めた時の話だろうと思いますよ。 特別引き出し権は、クォータというものに従って振り込まれた現金や金の量に応じてすでに配分されている「権利」なのですから、いちいち発表するものではないと思いますので。 そういう巨額救済を求めると、IMFは援助の見返りに、ふつうなら内政干渉のような介入をしてきます。税金を上げろとか、財政支出を抑えろとか。 韓国には20世紀末(80年代だったかな)、「IMF危機」というとんでもない不景気があって、倒産があいつぎ、サムソン始め、銀行その他の大企業の株が海外に渡ってしまいました。倒産を避けるために誰かに買ってほしいのに、国内に買い手がいなかったためです。 そのときの因果応報で、いま韓国は一見好景気みたいですが、韓国人が馬車馬のように働かされて(そのせいでサムソンなどでは、ついて行けないせいで離職者が多い)、それで得た利益は配当として海外に行くので、韓国の資本蓄積の役に立っていません。 いや、私は専門家ではないので、「役に立っていないそうです」というのが正確ですね。 > ドルでしか表現されないのでしょうか それは前述の通り、設立最初、1SDR=1米ドルと決められたということの習慣もあるでしょうし、経済的困難に直面した国が欲するのは、やはり一番使い勝手がいい「米ドル」なんではないでしょうか。
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