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日本で安楽死を選択できるようにしたい
私は現在23歳の会社員です。 過去に介護の仕事に携わり直感的に感じたことは「どうして生きたいと思えなくなってしまったご老人を無理に生かし、苦しめるのか」です。 重度の痴ほう症になってしまった人は家族のこと、自分のこと、身の回りのこと、がわからない。その方の家族はその方を毛嫌いして近づかない。すべて施設に任せっぱなし。 また、痴ほう症にかからなくても寝たきりになり身体が硬縮してしまった方は、どろどろの嚥下食を身体を震わせてまで拒否している状態でも、介護士は「食べなきゃ元気にならないよ」という、しかしそういう方は懸命なリハビリでも間接の稼働域をほんの少しだけ広げることしかできない。 痴ほう症にかからなく、身体が硬縮してしまった方のほとんどは生きたくないと答える。点滴を外されないようにされた状態のまま、、、 痴ほう症にかかってしまった人は心身ともに、また金銭的にも守ってきた家族を傷つける。 身体がほとんど動かなくなってしまった人は自らを呪い、自分の家族に申し訳がたたなくなる、そして生きている意味、理由を失い、重度の痴ほう症になるか、自分の身体の寿命が尽きるのを待つしかない。 もしも老後、自分がそうなってしまったら? 家族は私のことを変わらず愛してくれるのか?そもそも愛してくれたとしても、家族は私に囚われて自分たちの未来を潰してしまうんじゃないか? そう考えただけで私は自分が怖い。 痴ほう症、それによる家族への不潔行為や暴力、金銭的に余裕のない将来なら、私の入院費の心配。実質お金を払えない家人様方を多く見てきました。 そんな思いを自分の愛する家族にしてほしくない。 どうせ死ぬのなら、どうやって死ぬかくらい自分で選択したい。 家の畳で、子供と孫の泣きそうな顔を見つめながら死んでいきたい。 施設に入所されているご老人はそう言っていました。(この方は痴ほう症も発症していませんでした) 手に入れた幸せを自分の手で壊したくない。 どうすればいいんですか?なにをどうしたら日本で安楽死を認めさせられるのか、教えてください。 この書き込みに対する叩きも批判も感想も、全部聞かせてください。 よろしくお願いします。
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- eroero1919
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まず世の中には、痴呆になろうが寝たきりになろうがなんだろうが一分一秒でも生きていたいと望む人たちがいます。その人たちが痴呆になって本人の意思確認ができなくなったからといって、勝手に周囲が「殺す」わけにはいきません。 また健康な時に意思確認で「そうまでして生きたくない」とは思っていても、いざ、死にそうになると「死にたくない」と思うのが生物の本能というものです。そのときに「あなたはこの契約書に延命治療を拒否すると署名捺印していたので、契約に基づきますね」といえるかどうかです。 以前、ホスピスについて取材した何かの記事を読んだとき、取材した記者がホスピスにいる人たちの安らかな表情を見て「この人たちは死を受け入れて・・・」といったら、すかさず専門医が「誰も死なんか受け入れていません。死は受け入れられるものではありません」とぴしゃりといわれたそうです。病気で何度か死にかかったことがありますが、それにはまったく同意しますね。少なくともそのうちの1回は私は「死なんか怖くない。死なないのは、死ぬ理由がないからだ」なんてうそぶいていたのですが、いざ本当に死にそうになったら怖くて怖くてしょうがなかったですもの。 もちろん、問題としてはQOL(なんの略語かは説明不要ですよね)の権利とかあります。私も根本的には胃ろうまでしての延命治療に対しては否定的です。治療は、治る見込みがあればこそやるべきであってもはや回復が見込めない人に対して「延命のための延命」を施すことは本末が転倒しているとは思います。近藤誠医師のように「がんは治療するな」と過激なことをおっしゃる方も、確かに話をよく聞けば「もう手の施しようがない末期がんの人に対して薬漬けにすることに何の意味があるのか」というのはごもっともだと思います。 ただ、だからといって「殺していいかどうか」はこれまたまったく別問題です。安楽死といえば聞こえはいいけど、要は「殺す」ってことです。相手が動物なら殺処分という言葉が使われます。 その殺した責任は誰が負うのでしょう?医師?医師は元々「人の命を助けたい」から医師になったはずです。その医師が殺す立場になることを押し付けるのはいかがでしょう。 それとも家族?死ぬ人はいいけど、残された家族は一生「はたしてあの判断が正解だったのか」という永遠に答えが出ない問題の無間地獄にさらされます。 あるいは質問者さんはできますか。目の前に3年間お世話してきたお年寄りがいて、さあこのスイッチを押すとその方は安らかに亡くなります、押してくださいといわれて押せますか。それとも自分は押せないから誰か他人に押し付けますか。 だから安楽死を認めているのはオランダのようなごく一部のファンキーな国(なにしろあそこは世界に先駆けて同性婚を認めたり、喫茶店で大麻を吸うのを認める国です。なんでもSMクラブで世界一過激なプレイをするのもオランダなんだとか)だけです。 あともうひとつちょっと話が横道にそれる話ですが、質問者さんは痴呆であったり寝たきりであったりして延命を望まないとありますが、「ならないための予防」はなさっていますか。予防もせずに「なったら殺してくれ」はあまりに一方的です。周囲に迷惑をかけたくないなら、あらかじめ準備しておくのも礼儀というものです。 痴呆症を防ぐ確実な手段はまだ確立していませんが、生活習慣や食習慣が影響を与えることはほぼ明らかになっています。また趣味を持っている人もボケにくいことで知られています。そういった予防努力はされていますか。 また、寝たきりの原因の第一位はご存知の通り骨粗しょう症を伴う転倒による大腿骨頭骨折で、原因はカルシウム不足(食習慣)と足腰の筋力低下(運動不足)です。どちらも若い頃からの鍛錬が重要で、「70になったら始めればいい」というものではありません。 無駄な延命治療を望まないなら、そうされないように努力するのも本人の責任だと思うんだよな。ちなみに私は寝たきりにならないよう空いたときはなるべく運動して野菜を食べるように気をつけています。なにしろ団塊Jr世代で数が多い私の世代が年寄になったとき、若い人はとても面倒を見切れないと思うんですよ。たぶん「生きたいなら勝手に頑張ってください。いちいち面倒を見られません」といわれると思うので、今から体力つけておこうと思っています。