RNA splicing is an essential, precisely regulated process that occurs after gene transcription and before mRNA translation. A gene is first transcribed into a pre-mRNA, which is a copy of the genomic DNA containing intronic regions destined to be removed during pre-mRNA processing
(RNA splicing), as well as exonic sequences that are retained within the mature mRNA. The splicing of pre-mRNA occurs in multicomponent molecular machines called spliceosomes, in which the two-step splicing reaction comprising intron removal and exon ligation takes place. To enable splicing to occur correctly, the positions of the exon–intron boundaries are marked by short consensus
sequences. There are less clearly defined sequences within the exons and the introns that positively or negatively regulate splicing (referred to as enhancer or
repressor sequences). As observed for transcriptional control, RNA splicing is subject to extensive regulation by signalling pathways.
During splicing, exons can either be retained in the mature message or targeted for removal in different combinations to create a diverse array of mRNAs from a single pre-mRNA, a process referred to as alternative RNA splicing. This process occurs in several ways including the skipping of entire exons, the inclusion of alternative exons, the use of different splice sites and/or the retention of introns. Alternative splice events that affect the protein coding region of the RNA might give rise to proteins that differ in their sequence and therefore in their activities. Alternative splicing within the non-coding regions of the RNA can result in changes in regulatory elements, such as translation enhancers or RNA stability domains, which might have a dramatic effect on the level of protein expression . Alternative RNA splicing is controlled by a large number of factors but the SR protein family, together with hnRNP A/B proteins, are key regulatory components. Given that as many as 60% of all human genes are alternatively spliced, the potential impact of alternative splicing on both drug efficacy and toxicity is high, because of the large number of genes
involved in drug response pathways.
というRNAスプライシングの概略を説明した文章を読んで問に答える問題です
(1)RNAスプライシングを上の文章に沿って200字で説明せよ
(2)RNAスプライシング反応は2つのフェーズに分かれるどのような反応か本文にそって100字以内で説明せよ
(3)RNAスプライシングのための必須塩基配列側の条件に付いて本文に記載されているものを日本語で列挙せよ
(4)選択的RNAスプライシングはどのようなものか150字で説明せよ
(5)Given that as many as 60% of all human genes are alternatively spliced, the potential impact of alternative splicing on both drug efficacy and toxicity is high, because of the large number of genes
involved in drug response pathways.
を150字以内で日本語訳せよ
とありました。
(1)はRNAスプライシングとは遺伝子転写後からmRNA翻訳前の間に生じるRNAの正確な制御機構である。初めにpre-mRNA中に遺伝子が転写される。そしてこの中に含まれるイントロンと呼ばれる領域がスプライシングの際に除去され、成熟mRNA中に維持されるエクソン領域が保存される。Pre-mRNAのスプライシングはスプライソソームと呼ばれる複合体によって行われ、二段階の反応によってスプライシングは行われる。
としましたがこの文章量からして自分の解答は物足りないと感じましたがどこまで書けばいいのか混乱してしまいました。
(2)は二段階のステップ
1イントロン除去 2エクソン核酸連結なのはわかりますが150字の説明がまとまりません。
(3)はショートコンセンサス配列
(4)選択的スプライシングとは単一pre-mRNAからmRNAの多様性のある配列を作成するための組み合わせにおいて、各エクソンにおいて成熟RNA中に残すかあるいは除去をするかのいずれかが行われる過程である。としましたがこれも非コーディング領域の話などをおざなりにして物足りない説明だと思いました。
そして一番の難問は(5)です。
この手の問題はいつもそうですが確実に直訳をしたら150字など到底届かない気がします。
(5)は
人の全遺伝子の60%が与えられた結果と同様に選択的スプライシングを受け、選択的スプライシングの薬品効果と毒性における潜在的な影響は高い。なぜなら薬品反応伝達経路に関係する遺伝子群のほとんどをこの含んでいるためである。
と108字しかありません。どうすればいいのでしょうか。恐らくGivenのところをもう少し修飾しなければならないのだと思いますがそうすると余計なことまで書いてしまいそうで不安です。けれども150字といわれているので確実に減点対象だと思います。
適切なアドバイスお願い申し上げます。
こういった問題が沢山英語では出てくるのですが
上手く日本語にまとめられませんでした。お時間がございましたら是非ご教授お願い申し上げます。
素人ですが、参考まで・・・
(1)RNAスプライシングを上の文章に沿って200字で説明せよ
解答例】問1
真核生物の場合、ゲノム上の遺伝子の領域には、タンパク質のアミノ酸配列をコードしているエクソンと呼ばれる領域と、その間に介在するイントロンという領域が存在している。遺伝子の転写後に生じるmRNA前駆体には、このエクソンとイントロンの領域がそのままコピーされる。スプライシングとは、この前駆体のイントロンを切り取り、エクソンをつなぎ合わせて、成熟したmRNAが作られる過程のことである。
(2)RNAスプライシング反応は2つのフェーズに分かれるどのような反応か本文にそって100字以内で説明せよ
【解答例】問2
核内低分子RNAと、タンパク質の複合体であるスプライセオソームと呼ばれる多分子機構により、第1段階と第2段階の反応がそれぞれ生じる。第1段階では、あるイントロンの左端が、エクソンから切り離され、その右端と結合し投縄のような構造体ができる。
第2段階では、この投縄のようになったイントロンの右端部分がエクソンから切り離され、その後にエクソンの結合が起こる。
(3)RNAスプライシングのための必須塩基配列側の条件に付いて本文に記載されているものを日本語で列挙せよ
【解答例】問3
・エクソンとイントロンの境界部分に見られる、短い共通配列
・エクソンやイントロンの内部にあり、スプライシングを積極的または消極的に制御しているエンハンサー配列やリプレッサー配列
(4)選択的RNAスプライシングはどのようなものか150字で説明せよ
【解答例】問4
スプライシングの際に、mRNA前駆体のエクソンをそのまま維持してつなぎ合わせる場合や、異なるエクソンの組み合わせを作るために、あるエクソン部分を排除する場合もある。これにより、1つのmRNA前駆体から様々な配列のmRNAが作り出される。この過程を、選択的RNAスプライシングという。
(5)Given that as many as 60% of all human genes are alternatively spliced, the potential impact of alternative splicing on both drug efficacy and toxicity is high, because of the large number of genes involved in drug response pathways.
を150字以内で日本語訳せよ
【解答例】問5
すべての人間の遺伝子のうち60%にものぼる多くが、選択的スプライシングを受けているということを考慮に入れると、選択的スプライシングが、薬の効能と毒性両方に対して影響を与える可能性が高い。というのも、薬の反応経路に関与している遺伝子の数が多いからだ。
125文字程度、どのように冗長に訳してもこれ以上は増やせません。
先ほどの回答、問3の部分訂正します。
問3の訂正:positively or negatively :積極的または消極的に(誤)→促進的にまたは抑制的に(正) スプライシングを制御する
(参考)
There are less clearly defined sequences within the exons and the introns that positively or negatively regulate splicing (referred to as enhancer or repressor sequences).
エクソンとイントロン内にあり、スプライシングを促進したり抑制したり制御する、あまり明確に定義できない配列がある。(エンハンサー配列やリプレッサー配列と言われる)
お礼
沢山の時間をかけ問題を解説下さり本当にありがとうございます。補足までしてくださり本当に心より御礼申し上げます。 今後ともご教授の程よろしくお願い申し上げます。