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有事における自衛隊の力量とは?
今、現在の陸海空の自衛隊における、人員数、武器兵器数、各車両、船、飛行機等の数で実際、日本列島全域をカバーできるのすか?一部地域だけならなんとかなるでしょうが、第二次世界大戦時の数と比べると天と地ほどじゃないですか。まず徴兵制でないことから人員不足は間違いないですよね!だから私はまずカバーできないと100%と思っているのですが、防衛庁は、力でなく智恵でなんとかなる気でいるのですか?もちろんアメリカなどに頼ることも頭にあるでしょうが…。
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歴史に学びましょう。 たとえば「ノルマンディ上陸作戦」というのがあります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E4%B8%8A%E9%99%B8%E4%BD%9C%E6%88%A6 詳細は上記のwikiなどを見てもらうとして、この作戦の本質はドイツに占領された状態だったフランスやその他の国を解放し、ドイツを撃滅するための作戦で、上陸地点はその後の作戦の橋頭堡として選ばれた場所でした。 その作戦に参加した連合軍は12カ国、動員数は兵士300万人といわれます。つまり総力戦です。 質問者様の論点に立てば、兵士が300万人もちろん空海陸の兵器はすべて投入しての作戦ですから、ノルマンディ1箇所じゃなく、せめて100万人ずつ3箇所に分散して上陸作戦をするのがいいように思えるでしょう。 しかし、実際に上陸作戦というのは、はるか彼方から守る側に上陸が知られてしまうのが常で、ノルマンディ作戦も最初の夜間に行なった落下傘部隊はほとんど抵抗が無かったものの、夜が明けて海から上陸する才には、ドイツ側の大きな抵抗を受けました。 実際のところ、ノルマンデイを確保するのに連合軍の総力を使っても2ヶ月掛かっているのです。 翻って日本を見たときに、日本は島国ですから、他国が攻めるには上陸作戦しかありません。上陸作戦を行なうには、まず兵員や物資が港に集まってくる状態を衛星による監視でしている日本や米軍から隠し、船が出発していく状態も隠し、自衛隊や米軍が哨戒網を引いているEZZラインを超え、領海に入ったら攻撃してくる自衛隊や米軍から身を守り、速やかに上陸するとともに陸で待ち受ける空自の攻撃と陸自の攻撃を殲滅して、日本に侵攻するしかありません。 逆を言えば、日本は上陸される前に兵員や武器・上陸用艦船(輸送用の大きな船では当然上陸できません)を攻撃し、航行不能にしてしまえば、陸自の兵力を上回る兵力の侵入を許すことはない、といえます。 そのために利用できる兵力は航空自衛隊と米軍航空兵力(空軍と海軍航空隊・それに必要なら空母)、日本の海自と米軍の海軍、その中でも艦船にとっては潜水艦がもっとも脅威になるといえます。 ですから日本列島の全域をカバーできる兵力はすでに現存しているといえますが、それは質問者様の考え方とは違い、遠方への常時の監視と敵国侵攻の可能性の管理・日本の領海に近づく兵力の監視・ 日本領海に侵入した敵兵力への攻撃・日本領土に近づく敵兵力への陸からの攻撃・上陸した敵兵力への攻撃、と何段階にも渡って、攻撃できるようになっています。 そもそも全土にわたって、敵が同時に何箇所もの場所から上陸してくる、というのが不可能ですし、だからこそノルマンディ上陸作戦は1箇所に連合軍の総兵力を投入して突破口を開いたのです。 日本の場合、むしろ対馬や沖縄を敵軍が一気に攻めて占領し、その上で本土に攻撃を仕掛けてくるほうが怖いです。 沖縄は米軍がいますので、まず大丈夫でしょうが、対馬は敵の動きが早ければ占領されてしまうかもしれません(しかし、その可能性が薄いのは、上記の哨戒網があるため) そういう、相手国も総力を挙げて何ヶ月も戦うような場合のほうが、日本は兵員も少なく装備の数も少ないことを考えれば、時間がたつにつれて不利になる可能性もあります。 しかし、実際のところ、中国にしても韓国にしても、日本から輸入した部品や素材があるから工場で組み立てして出荷できるのであって、その日本を武力で攻撃するのはむしろ自分の首を絞める行為になります。 また日本列島を占領したとして、その後、日本をどのように運営するのでしょうか?資源もない、経済力も落ちている国を占領するメリットはほとんどありません。 ですから現在の経済状況であれば、戦争そのものの可能性が低いといえます。 中国が自前で部品などを調達して日本に頼らなくなり、米国と敵対して本気で太平洋に進出することを中国が考えるようになるなら、日本は地籍額的に中国本土を米国(海からの敵)を守る楯になりますので、その際は日本を占領し、傀儡政権を置く意味もでてくるでしょう。 でもそれは、実現するにしてもまだ何十年も先の話ですし、自衛隊も米軍も当然そういうことは分かっています。
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日本列島をカバーできるのはレーダぐらい。 個体ではカバーできません。 ちなみに、攻める側と守る側、大まかには3:1と言われています。 十分に防御陣地を構築して、弾薬なども備蓄して戦えば。ですが。 守る側の3倍の人員装備を攻める側は持ってこないと対等には戦えないのです。 なので、速く状況を見極めて準備を周到に進めれば、兵力3倍までは何とかなります。 現在の自衛隊装備は高度に電子化されて、10年前に退職した隊員が予備自衛官として招集に応じても、現用装備はまず使いこなせません。 なので、現役で食い止めないとグダグダになっていく可能性が大きくなります。 徴兵? 寝返るヤツと逃げ出すヤツで1割残るかな・・・ >もちろんアメリカなどに頼ることも頭にあるでしょうが…。 そのために、沖縄に基地があります。 グアムやサイパンでは、たどり着いて戦い始める前に自衛隊は撃破されて上陸されてしまってます。 クラスター爆弾もクレイモアも使えなくしてしまいましたからね。 対人地雷の使用、貯蔵、生産及び移譲の禁止並びに廃棄に関する条約というやつに署名したから。 これで陸自の防御率は半減です。
- nekonynan
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現在の自衛隊の弾薬備蓄量は、中規模の戦争で半月程度ですから・・・・(国会答弁より) 有事における自衛隊の力量とは?日本列島全域をカバーするのならば 3日で弾薬が底をつく・・・・ 戦力があっても弾薬がなければただの鉄くずですよ
- key00001
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ご周知の通り日本は戦争放棄国であって、「日本の自衛隊の力量」は、防衛力に限定されますが、逆に言えば、防衛に特化した装備です。 現在は世界で5位の軍事費で、英仏と同レベルですが、日本の場合、他国の様に攻撃兵器は要らないので、その総額が防衛費であり、防衛費のみで言えば、3位のロシアを上回り、2位の中国に迫る水準と言えるでしょう。 通常兵器による、こと防衛戦争に限定すれば、日本が絶対に勝てないのは、軍事超大国に挙げられるアメリカとロシアくらいで、中国相手なら、勝てる可能性が大と言われています。 艦船数でも航空機数でも、中国側が2~数倍と言うレベルで上回りますが、性能面では現時点では日本が上回り、その性能差で勝ちます。 戦闘機で言えば、日本の戦闘機1機で、中国の戦闘機を10機くらい落としますし、潜水艦で言えば、中国側が日本の潜水艦を発見する前に、撃沈してしまいます。 日本が中国に乗り込めば、中国ご自慢の200万を超す人民解放軍が機能しますけど、逆に人民解放軍を日本に送り込む術は無いワケです。 また装備の性能以外では、質や練度も挙げられますが、レーダー照射事件などに代表される様に、中国軍の練度はかなり低レベルです。 尖閣諸島周辺の海域で、日中が武力衝突すれば、中国側の艦船や航空機は、秩序無く逃げ回るだけでは?と思われます。 ただし、最近は中国もカネ回りが良く、急速に装備の近代化を図ってますので、時間が経過すれば、日中間の軍事バランスが逆転する可能性は、無いとは言えません。 韓国が相手だと、竹島争奪戦に至れば、韓国側が1日で負けると言う分析を、韓国側が出してますよ。 日本周辺では、軍事的には韓国は、全く脅威ではありません。 核戦争は核防衛が機能するかは、やってみなきゃ判らないブラックボックスです。 ご質問は、多方面から一斉に攻撃を受けたらどうか?と言う心配かと思います。 確かに海で囲まれる日本は、どこからでも攻め放題で、日本の防衛力で、四方八方から攻められたら、さすがに対処のしようが無いでしょう。 しかし、相手が一国の場合、多方面から攻撃すると言うのは、攻撃側にとって不利になります。 山登りで言いますと、グループで一緒に登山すれば、テントや食料などを、各自が分担して運ぶなども出来ますが、一人づつ数か所から登れば、各自が装備一式を持たねばならないでしょ? 一方の防衛側は、各方面からの登山者を迎える山小屋の様なモノですから、登山者に比べりゃ負担は大きくないのです。 もし複数国から同時に攻められたら厳しいですけど・・・。 そんな事態にならない様にするのは、本来は外交の仕事で、それこそ第二次世界大戦の如く、日本が世界の多くの国を敵に回さない限り、そう言う事態はまず無いです。 現在の日本は、友好国が圧倒的で、日本に対し悪意や害意を持ってる国が、どちらかと言えば世界の敵と言う構図です。 まら、外交的には、その最たるものが日米安保条約であり、同条約に基づき、米軍が日本に駐留してますね。 因みに兵員数でも、陸上自衛隊の方が、イギリス陸軍より多いんですよ。 近代戦争は、必ずしも兵員数の多寡では語れず、やはり装備と質で、日本の自衛隊は、いずれも決して低くありませんし、外交的にもまずますの位置付けです。 常に適性国家の軍事力を注視して、対抗し得る装備へと適宜更新し続ければ、それほど問題は無いですよ。 ただ、防衛費に関しては、GDPの1%みたいな発想は甚だナンセンスです。 相手があることですから、「我が国はいくらです」と決める様な話しではありません。 中国が軍事費を著しく引き上げてきていますので、具体的な脅威に対しては、それとの相対的に考慮せねばなりません。 特に中国と言う国は、軍事バランスが逆転すれば、軍事行動を躊躇する国ではありませんので。
- trajaa
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その為に、機動力とか展開力を持とうと装備を更新しているんでないの? まさか日本列島の海岸線にビッシリと砲列でも敷く? 松林にはたこつぼ掘って、いつでも潜り込めるように準備して・・・・ 70年前にタイムトリップしたみたい
- hideka0404
- ベストアンサー率16% (819/5105)
とりあえず、現行法ではやられ損しかないので、攻められたら降伏します。 無駄な抵抗はいたしません。
- makocyan
- ベストアンサー率39% (1039/2623)
とりあえず全域を一度にカバーできないのは確かだろうけれども、そんな可能性は実際にあるのかな。ひとくちに有事といっても色々考えられるし。 とりあえず現在の日本における「有事」を「外国軍による侵略」と考えてみると、例えば揚陸侵攻については、少なくとも日本列島全域に一定規模の部隊を揚陸可能なところなんてありゃしない。現状複数箇所にソレが行なえる国っていうと、アメリカくらいじゃないのかな。そのアメリカにしたって三箇所も四箇所もってことはできないだろうし。 中韓なんて問題外(中国は将来的にはわかんないけれど)だし。 航空攻撃については、アメリカ以外では可能なのはロシアくらいかな。ただし使用できるのは限られた数の長距離爆撃機くらいだろうし、世界有数の濃密な迎撃ミサイル網を誇る日本を同時多方から有効に攻撃することが可能かどうかはおおいに疑問符がつくところ。 四方を海に囲まれた日本ってのはある意味恵まれてます。潜水艦や水上艦による海上封鎖なんかは怖いけれど、そんだけ多数の艦艇を投入できる国があるかというと、これも揚陸や航空攻撃とあんまり差はないかと。 一口に防御と言っても、列島隅々に兵力をまんべんなくハリネズミ的に配置する方法もあれば、そうでない方法もある。前者は国力の消耗が激しいだろうし、下手すりゃ各個撃破の憂き目をみる可能性が高いし、そもそも戦略の要点は戦力の集中って基本線から外れているような気がする。「機動防御」って用語もあるくらいだし、いかに限られた戦力を有効に使用できるかというほうが一般的には重要視されているはず。 さて、徴兵制でないから云々については、世界的に「精強」といわれる軍を保持している国の多くは徴兵制を廃止するか停止している事実はどうなのと。イスラエルや韓国なんかは事情が事情なんで未だに維持しているけれど。単にヘイタイが多けりゃいいってものではなでしょう。徴兵制の有用無用については、純然たる戦力以外の要件が大きいんじゃないでしょうか。
- dragon-man
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第二次世界大戦は国家の総力戦でした。国家の資源、つまり経済力、兵士、兵器、物量をすべてつぎ込んで戦いました。そうしなければ勝てないからです。 今はそう言う国家同士の総力戦はなくなりました。あるのは極地戦闘だけです。ベトナム戦争とイラク戦争が唯一例外ですが、あの場合もアメリカは総力戦をしていません。弱者のベトナムとイラクはそうではありませんでしたが。あの戦争はアメリカが野蛮国だったから起きたもので、アメリカが弱体化した今はもう二度とああ言うことは起きません。 そう言う意味で、現在の自衛隊の戦力は局地戦向けです。その意味では世界一流の戦力です。しかし昔のような総力戦は出来ません。相手(中国、韓国、北朝鮮)もする気がありません。 だから大丈夫ですよ。そんなに心配なさらずとも。 それから徴兵制の話ですが、今の軍事力は高性能の兵器(戦闘機、ミサイル、イージス艦など)で支えられています。徴兵制で集めた素人集団はまったく使い物になりません。現代の戦争に徴兵制はまったく意味がないのです。そのことは陸海空自衛隊自体がよく知っています。憲法改正の話になると徴兵制復活という反対論が出てきますが、素人考えというか、無知です。