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電車の運転士の業務管理について
電車の運転士の業務管理について質問があります。 よく疑問に思うのですが、電車の運転士の業務管理はどのようなしくみになっているのでしょうか? というのも、例えば人身事故や電車の遅延に運転士さんが運転業務中に遭遇しますよね?で、その影響で次の別の運転業務に間に合わなくなる場合が出た場合、その処理体制はどうなっといるのでしょうか?運転士自身が責任を持って、間に合わない旨を管理している場に電話等で報告するのでしょうか。または、運転士の管理業務をしている場所が、運転士からの報告がなくても、人身事故や遅延に巻き込まれている運転士を把握し、管理している場で自動的に処理されるのでしょうか? また、少し別の話になりますが、運転士さんへの業務命令はいつ行われるのでしょうか?要するに、この時間は○○を運転しろとか、そういう命令はいつ行われるのでしょうか?
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- こげ まぐろ(@koge-magu)
- ベストアンサー率59% (1010/1693)
こんにちは。 首都圏の私鉄で電車運転士をしております。 >電車の運転士の業務管理はどのようなしくみになっているのでしょうか? 会社によって拘束時間や勤務体系が異なるのですが、労働基準法の変則勤務時間の範囲での勤務体系です。 >例えば人身事故や電車の遅延に運転士さんが運転業務中に遭遇しますよね?で、その影響で次の別の運転業務に間に合わなくなる場合が出た場合、その処理体制はどうなっといるのでしょうか? 人身事故など異常事態に遭遇した際、 乗務員は運輸司令に一報を入れます。 併発事故の恐れがある場合は前後約1キロを走る列車に緊急停止を伝える非常発報を現示し、周囲の列車を停めます。 列車無線は乗務員が居る乗務区にもあり傍受できます。 何が起きたか、発生時点で既に乗務区も分かっているのです。 非常発報を現示すると運輸司令はもとより、乗務区でも事態を把握できます。 なお、その列車の乗務員、 車両故障であっても、人身事故であっても、踏切事故であっても、 状況を聞き出す必要があります(事情聴取の必要)。 乗務区には、出勤はしていても一日乗務しない「予備勤務」の乗務員が常時待機しています。 その為、最寄りの乗務区に担当乗務員が到着した時点で交代を掛けて降ろします。 また、遅延などで次の列車に間に合わない時も、予備勤務の乗務員が代わりに乗務します。 本来の担当乗務員は便乗で移動する、又はダイヤ乱れの際は別の列車を担当します。 >その影響で次の別の運転業務に間に合わなくなる場合が出た場合、その処理体制はどうなっといるのでしょうか?運転士自身が責任を持って、間に合わない旨を管理している場に電話等で報告するのでしょうか。 全て、運輸司令や乗務区からの命令で動きます。 乗務員が間に合わない事態、もう乗務区は把握しているのです。 乗務員がどうするというより、乗務区や運輸司令からの指示命令で動きます。 乗務中でも、 電車(乗務員)⇔運輸司令は列車無線で、 運輸司令⇔乗務区は電話で連絡を取り合う事が出来ます。 >運転士の管理業務をしている場所が、運転士からの報告がなくても、人身事故や遅延に巻き込まれている運転士を把握し、管理している場で自動的に処理されるのでしょうか? 上記の通りで、 把握はしています。。 しかし、コンピューターで処理するような世界ではありません。 助役や区長の命令で動く世界です。 >運転士さんへの業務命令はいつ行われるのでしょうか?要するに、この時間は○○を運転しろとか、そういう命令はいつ行われるのでしょうか? いつでもどこでも。 乗務区に居る時は助役や区長(現業長)が目の前にいますから、いつでも指示命令が出せます。 乗務中は列車無線がありますから、その指示命令で動きます。
- nabeyaki
- ベストアンサー率43% (161/367)
各鉄道会社で対処が違いますが、私の勤めていたところでは、 事故発生→駅社員・指令所通達→警察・消防→委託清掃処理班→復旧で、 遅延などで所定の行路列車に乗務員が接続できないときは、前の乗務が終了次第、乗務区や運輸区という乗務員を管理している事務部署へ駅から連絡して、乗務変更を受けます。 乗っていると、だいたいは個別の業務用携帯電話に乗務区の区長や事務員から電話がくる会社もあれば、無線で指示しているところもあります。ただ、無線はダイヤ変更指示や発着番線変更指示で話中ばっかりなので、基本は乗務終了後に引き継ぎに詰所に戻るのでそこで変更を受けるのが多いです。 東京の某社は、最新鋭の車両は、進路変更などの通告情報などを個別に列車に文字で送る伝送装置があるらしいですが。基本は、受令機のスピーカーからの音声を聞いていますよ。 この会社は、自動で遅延を回復させるプログラムで復旧できるらしいですが、人の手の方が早くダイヤ回復しますし、指令所の中の人が能力がないといつまでたっても遅れたままです。 まず、乗務員のやりくりを裏方が必死に、運行データから何人いるかを集計して割り当てをおもに手動で決めていきます。どこかで、ミスをすると仮眠をとる駅に帰れない乗務員も出てきてしまうため、かなり細かい作業らしいですよ。帰れないわけではなくて、回送添乗などで帰ったりはしていますし、帰れなくても仮眠室は空きが大抵あるので、その駅で寝ることもあります。 もちろん、働いている乗務員や駅係員は、残業になります。 ★じゃあ、前の乗るはずだった列車は、だれが乗務しているの? 待機している交代員や、休憩中の乗務員が運輸指令や区長からの割り当て変更の指示に基づいて臨時に乗務しています。 余談ですが、乗務員故障というのがあります。つまりは、乗務員のトイレです。どうしても、行きたい場合は、申告すれば交代員が居る駅まで、乗務して引き継げますが、列車無線から全車に伝わるので、あとが恥ずかしいです…。非常のときは、これもたまにあります。 ちょっと前までは、駅の助役が、乗ることもありましたが、何年も乗ってない人が乗るのはよくないとこの助役乗務をなくしている会社が多いです。 乗務員の数がどうしても足りない場合、 ・ダイヤを運輸指令が、間引いて運行本数を減らして、乗務員を回す。 ・ラッシュ時など間引きができないときは、行き先変更して、途中駅で打ちきり下り列車を、上り列車に変更し逆出発させる。 (信号扱い所と連絡調整が面倒です。いまは、一括管理なのでほとんど大丈夫ですが、信号通信線が復旧するまでは手動てこ扱いすることもあります。) 駅の末端にある代用手信号現示位置というプレートを見たことがあると思いますが、あそこで駅係員が臨時の信号機を設置したり、フライキで運行管理することもありますが、列車の追突など運行上危険なので基本的にはあまり行われません。 ・最終手段として、乗務区や電車区という乗務員の所属部署から非番を出勤させる。→昼間はいいですが、夜の時間帯にはすごく嫌な気持ちになりましたね。 あくまで、私の勤務していた会社なので、他社のことはほかの回答もご参考にしてください。
お礼
回答ありがとうございます! 基本的にはとりあえず今の業務を終わらせた後で処理されるんですね。 それにしても、仮眠の時間が無くなるとなると、裏方のミスは許さないですね。 乗務員故障…参考になりました。それは恥ずかしいですね。全般的に、やはり鉄道関係はトラブルのしわ寄せが大きいですね
お礼
回答ありがとうございます! トラブルの一報は自分でやるとして、その後の処理は管理すべき場所がしっかり管理しているんですね。 言われてみれば、よく列車に乗っていても無線が頻繁に飛び交ってますね。