- 締切済み
足利事件の自白強要について
菅谷利和・佐藤博史『訊問の罠』を読み、足利事件について知りました。 それと同時に、菅谷に対する自白強要について、 「この冤罪の非が検察・警察にあったことは間違いない。しかし、虚偽自白をしたり、裁判中に虚偽の供述を繰り返した菅谷氏に非はなかったのだろうか?」 と疑問に思うことがありました。 この本には、警察の自白強要については詳しく述べられていないのですが、この本を読んだだけだと、なぜそんな簡単に自白強要に屈してしまったのか分からなかったのです。 自白強要だけなら私もしてしまうかもしれませんが、自分で架空の話を作って供述したり、弁護士にも虚偽自白をしたりというのは、どうも私には納得できませんでした。 菅谷氏は虚偽自白をしてもやむをえないほどの暴力を警察から受けていたのでしょうか?
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
みんなの回答
- maiko0318
- ベストアンサー率21% (1483/6969)
>失礼ですが、足利事件のことをきちんとご存じの上で回答されているのでしょうか。 検察・警察側と、弁護士側の意見が対立しているわけですよね。 それで、裁判長が両方を聞いて判決を出しているわけですよね。 あなたはどちらを信用なさっているか知りませんが、裁判の結果を見る必要がありますね。
- anaguma99
- ベストアンサー率59% (1620/2727)
虚偽自白は、いつまで続くかわからない拘束下で 捜査官から圧力をかけられる特殊な環境下で 行われるものです。 別に暴力が伴う必要はありません。 相当に強靱な精神力を持っていなければ 誰しも虚偽自白を行う可能性があります。 それは、私もそうですし、質問者さんもそうです。 なお、犯人ではないわけですから、 どのように犯行を行ったか知るはずもないわけですが、 明確に事実に合わない供述をした場合は、 捜査官によって修正させられ、 事実に合うような形につくられていきます。 ネットなりすまし事件でも、神奈川県警が もっともらしい虚偽自白を得てましたよね。 実質的には自発的なものではなく、 捜査官の誘導による作文です。 裁判中の虚偽の供述ですが、 警察は当然のことですが、 検察や、さらには当時の弁護士に まともに取り合ってもらえない中で、 そうなってしまうのも 無理がない面もあるのではないでしょうか。 実際には裁判の途中で否認に転じています。 そもそも、菅家氏が虚偽自白したから 捜査が攪乱されたのではありません。 菅家氏を犯人と見立てて行動調査を長期間行った末に、 確たる証拠もなしに引っ張って 自白を誘導したというものです。 その時点で、自白が得ることが目的であり、 自白が得られさえすれば、後はどうでもいいのです。 それで攪乱されたなんてことは全くありなく、 予定通りの結果が得られて満足したというだけです。 虚偽自白の問題については、 浜田寿美男氏が研究しています。 読んでみてはいかがでしょうか。 http://www.amazon.co.jp/dp/400430721X/
- hideka0404
- ベストアンサー率16% (819/5105)
軽犯罪法第一条十六項の虚偽申告のことを言っていると思いますが、条文には 16.虚構の犯罪又は災害の事実を公務員に申し出た者 無実の第三者を犯人に仕立て上げて処罰を受けさせる目的で、虚構の犯罪を申告した場合は、虚偽告訴罪となる。 とあるので、第三者が特定されないため(もしくは当事者のため)にあたらないという判断です。
オームと同じ手口です。三日三晩、ろくに睡眠時間を与えずに追い込めば、だいたいマインドコントロールできます。そこまで行かなくても、似たような路線で精神的に追い込めば、あなたも自白するかもしれません。
お礼
回答ありがとうございます。 > 似たような路線で精神的に追い込めば、あなたも自白するかもしれません。 おっしゃる通り、そこまで追い詰められれば自白するとは思います。 しかし、菅谷氏の場合、公判でも自分の犯行を認め、さらには自分で作った話を話しています。 さすがの私も、公判で自分の作り話を話す気にはなれません。
- maiko0318
- ベストアンサー率21% (1483/6969)
虚偽自白ではありません。ストーリーは警察が作っています。 犯人しか知り得ないことを自白させ、犯人にでっち上げているケースがあります。 もちろん、虚偽自白なのか、犯人でっち上げなのか、真犯人なのかはこちらにはわからないことです。
お礼
失礼ですが、足利事件のことをきちんとご存じの上で回答されているのでしょうか。 > 虚偽自白ではありません。ストーリーは警察が作っています。 足利事件については、被告人の菅谷氏が、自分は犯人でないのに自白をしてしまい、その辻褄あわせのためにストーリーを自分で偽造しました。 ただ、証人の証言や現場の証拠と明らかに食い違いがあったため、偽造であることは当時から明らかであったようです。 > 犯人しか知り得ないことを自白させ、犯人にでっち上げているケースがあります。 この文章の意味が分からないのですが、「犯人しか知り得ないこと」が「自白」できるなら、それは「犯人」なのではないですか?(「秘密の暴露」に該当します)
お礼
回答ありがとうございます。 > 虚偽申告 まず、私は別に「菅谷氏が虚偽申告ではないか?」と疑っているわけではありません。 単に、「検察や警察の非ばかりが強調されているようだが、被告人の菅谷氏に非はなかったのか?」と疑問に思っただけです。 菅谷氏の行いが虚偽申告にあたらないとして、だからといって菅谷氏が全くの潔癖であったようにも思えないのです。 明らかに作り話の供述をしたり、事件を混乱させた一因は菅谷氏自身にもあったように思えます。