戻って『参った』のは、自分の部署に『戻って参った』のではなくて、ご質問の状況では電話先のお客様の前に戻って『参った』のですから、謙譲して何もおかしい事は無いと思います。電話先のお客様に対しては、自社の社長と言えども呼び捨てが当然と言うぐらい謙った(へりくだった)表現が当然なのですから、少なくともご質問の状況で電話先のお客様に対して言う分には違和感は全くありません。
社内に於いて、社内の人間同士での会話なら、謙譲の意味が有りますので目下の人などに使うのはおかしい事になる場合もあるでしょう。
ちなみに『戻ってきましたので』はおそらく論外です。『参りました』を使わない場合は、『戻りましたので』の方が正解だと思います。『来る(くる)』と言う言葉は元々どう変化させても「こない・くる・くるとき・くれば・こい」の様に目下や家族の様に特に親しい間でしか使えない言葉を、むりやり丁寧語の『ます』をつけて『きます』にしている物ですので、決して丁寧な言葉ではありません。(「こない・きる・きるとき・・・」などの様に元々くると言う言葉に「き」と言う変化は有りませんが、「ます」を付ける時だけ音読みの『来(き)』に『ます』を付けた漢文の話法になります。「きます」は元々和語では無いと私は考えています)
お礼
どうもありがとうございました。