No.12です。質問者さんのコメントに対して補足します。
<日本側では慰安婦をコンフォート・ウィメンと訳しているが、欧米では慰安婦をセックス・スレイブと訳しているのでそもそも受け入れられないそうです。またピューリタンは売春を受け入れません。これでは橋下さんが頑張ってもダメみたいです。一生懸命訴えても相手側には伝わらないことってしばしばあります。これがその見本かもしれません。>
単に訳語の問題やピューリタリズムの問題ではないと捉えています。
日本国内や上海などの娼館では、本人の意思で娼館で働いていると看做すことも可能かもしれません。
しかし、戦場の仮設補給地では、本人に移動の自由が存在しません。
日本のように、自由や権利を規定した憲法が敗戦の結果得られた国と違って、欧米では自分たちが政府と戦い血を流して獲得したものなので、個人と国家の関係には極めて敏感です。
単なる表現・訳語の問題ではなく、性的な仕事以外の選択肢がなく、個人に移動の自由がない状態だとの認識を明示して、セックス・スレイブという表現をしていると捉えるべきでしょう。
コンフォート・ウィメンでは、どのような状況で性的仕事をしているかを全く示しません。
従って、相手がセックス・スレイブだと言っているのに、コンフォート・ウィメンという言葉を使うのは、人権問題について、日本人は理解できないと言うに等しいでしょう。
更には、人権問題であることを知った上で、無視する某国のごとき無神経な国民が、日本人であるとの誤解さえ与えかねません。
また、国際人権規約を鏑矢として、1980年代以降、国家による人権侵害は、国際的に犯罪として明確に認知されるようになりました。従って、ピューリタリズムと言うような宗教性・道徳性のものという観点ではなく、厳密に法的に扱われる問題としてとらえる必要があるでしょう。
国家又は国家権力を代表する人物による人権侵害は、国連人権理事会・国際刑事裁判所(国際司法裁判所とは異なる裁判所です。人道に対する罪などで国家元首を有罪とした判決なども出しています。)などが活動を開始し、法的な罪として認知されています。(日本も国連人権理事会の最初の理事国の一つです。)
付け加えると、国家による人権侵害について、当時は合法であったかどうかについて、議論されることはありません。
国家が法律を制定する以上、国家が人権侵害を合法化していたことも含めて、犯罪と看做されています。従って「当時は合法だった」ということ自体が成り立ちません。
お礼
ありがとうございます! 女性にも支持者がいると知ってたいへん嬉しく思いました。 近代の戦争では第二次大戦のソ連軍がベルリンに攻め込んだときの強姦が一番ひどかったようです。もともとロシア兵なんて民度がかなり低いんです。字も読めない農夫たちでした。強姦と略奪は相手がドイツである限り無罪放免でした。というか、上官もやってました。 ドイツ軍は不可侵条約を破ってロシアに攻め込み二千万人のロシア人を殺しました。その報復は当然予想され、ドイツのご婦人たちは恐怖に怯えました。案の定、ロシア兵士はも~めちゃくちゃに暴れました。 日本軍はそういうことを恐れました。で、慰安婦を連れて行きました。この気配りが裏目に出ています。アメリカ軍だってそこをよくわかっているのに表向き発言では建前に終始しています。 ご回答ありがとうございました。