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いわゆる護憲という考え方について質問です

長文失礼致します。 憲法記念日からこっち、家でとっている新聞(中日新聞です)の記事に改憲問題が散見しています。論調としては9条の改定はけしからんという感じを受けているのですが、いまいちその論拠が分からないので、質問いたします。 私は改憲には賛成の立場です。自衛隊を軍と呼称変更することにも、抵抗感はありません。今の憲法は素晴らしいものだとは思いますが、いささか理想に過ぎて現実に適応できていないと、考えています。理想が現実になればそれが良いですが、そうでない以上は、こちらがグレードダウン?しなければ仕方ないと思うのです。 それに、権力側が、自らの縛りを云々するのはお門違いという考えは、国民の信託及び直接的判断能力を見くびりすぎた意見に思えます。 以上が私の憲法に対する立ち位置です。ちなみに私は戦史は下手な読み物よりも面白いと思いますが、現在進行形の戦争はおこって欲しくないと願います。 その上で回答いただきたいことは 1 護憲・改憲反対の方は、何を論拠に反対しておられるのか 2 改憲=戦争・徴兵制という論調は何を論拠に仰っておられるのか(可能性は広がるとは思います。でも現実的選択肢として、日本国が徴兵制を導入し戦争を主体的に引き起こす可能性は、限りなく低いと思うのです)。括弧に対して、そうなる現実的可能性の論拠。 3 改憲について政治家が語るべきではないという意見を記事に散見しますが、では憲法はどこでどのようにして議論するのがあるべき姿なのか。 ということです。 新聞等からうける改憲議論の印象が「不磨の大典」の再来のように思えるのです。あるいは九条教と揶揄されるような感傷論か。さすがにこれは失礼だろうと、ちゃんとした護憲や反対の理由、論拠を抑えておきたいというのが、質問の発意です。 別段立場を限定するつもりはありませんが、護憲の立場の方からの情報を特に、お待ちしております。後、できれば荒れること少ない、護憲側の議論ができる場で、私のような立ち位置の者でも受け入れてくれる場所があれば、教えていただけると幸いです。 よろしくお願いします。

みんなの回答

  • at9_am
  • ベストアンサー率40% (1540/3760)
回答No.3

1 護憲・改憲反対の方は、何を論拠に反対しておられるのか 一番多いのは、単なるイデオロギーです。 それが何に由来するかは、単に自民党が言っているから反対、という程度のものだったり、党勢拡大の好機として考えていたり、他国から何らかの影響を受けているとしか思えなかったりと様々なようです。 例えば共産党は護憲・改憲反対であり、特に9条反対といっていますが、憲法九条のもとでも、急迫不正の侵害から国をまもる権利をもつことを明記するよう提起し、現行憲法制定に反対したのは他ならぬ共産党です。 他にも、変えることは得策ではないと主張する人もいるようですが、少数派です。 2 改憲=戦争・徴兵制という論調は何を論拠に仰っておられるのか 事実誤認、あるいは意図的に誤認しているようです。 9条改正の自民党案は、戦争放棄である1ではなく戦力不保持である2のみの改正です。しかも、「我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全を確保するため」とされています。この2の改正部分は === 自衛隊は、我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つため(自衛隊法第三条) === という自衛隊法による自衛隊の任務を憲法に織り込んだ形であり、自衛隊を憲法で追認する形です。 また、現行憲法で徴兵制が否定されている根拠は憲法18条又は9条とされています。96条改正ではありません。自民党案についていえば、18条はほぼ同じ文言です(二段に分けられていますが)し、9条の2の改正は上述したように自衛隊に関わる話です。 因みに言えば、内閣法制局の解釈によれば、現行憲法下においても、一定の条件下において敵基地への攻撃は憲法上認められています。 3 改憲について政治家が語るべきではないという意見を記事に散見しますが、では憲法はどこでどのようにして議論するのがあるべき姿なのか。 彼らの意見からすると「議論すらすべきではない」らしいです。 憲法上の改憲規定で国会が発議するという以上、国会議員が語らずに誰が語るのでしょうね? もしかして官僚が作ったものを議決する、とでも思っているのかもしれませんね。

miyabi15
質問者

お礼

ありがとうございます。 憲法上の改憲規定で国会が発議するという以上、国会議員が語らずに誰が語るのでしょうね?の件は私も教えて欲しいことです。何はともあれ国民の代表なのですから。 また共産党の憲法制定時の動きは、最近ネットで知りました。なんとなく皮肉な話、なのでしょうか。詳しい推移を知らないもので。かの党には確かな野党として絶対の信頼を置いてはいるのですが。 後、内閣法制局の見解とはどの様なものかも教えていただけるとうれしいです。 回答ありがとうございました。

  • dragon-man
  • ベストアンサー率19% (2711/13693)
回答No.2

今ある憲法を前提に考えるからいけないのです。今の世界情勢、特に東アジアの情勢に対処するため、もう少し防衛力を高めるべきか否か、米軍との軍事同盟は必要か不必要か、その場合集団的自衛権は行使するべきか否か、を議論して、結論を導くことが大事です。その結論に今の憲法が合わない部分があれば直すべきだし、なければ直す必要はありません。 今の改憲議論は、現実を無視して、9条命みたいな神学論争になっています。神学論争は永遠に解決しないし、世の中の動きと合わなくなるでしょう。アメリカ国内にはこの世は神が作ったと信じているカトリック教徒の州があるそうですが、そこではダーウィンの進化論すら否定していて、学校で教えないのだそうです。日本の護憲議論もそれと同じですね。

miyabi15
質問者

お礼

ありがとうございます。 「ダーウィンの進化論すら否定していて、学校で教えない」とのことですが、本当なのですか。噂には目にしたことがありますが、それを当たり前に信じている私には、俄かに理解できない決断です。憲法の神学化は、私も同意です。ただ、なぜそうなったのかを知りたいとは思うわけです。 回答ありがとうございます。

  • topy7014
  • ベストアンサー率14% (211/1499)
回答No.1

1立場的には護憲でも改憲でもない、今の憲法に時代に合わないところがあれば徐々に直して行こうという「繕憲」の立場です。発議要件の緩和は賛成なのですが、国民投票の分母は「有効投票数」ではなくて「全有権者」であるべきです。○×つけるだけだったら全有権者が投票することは可能でしょう。 2徴兵については今の日本ではありえません。兵として相応しくない人間は必ずいますし、全戦力をかけて戦わなければならない事態になっても、そういう人は邪魔にしかなりません。 3すべての人に憲法について議論する権利はあります。改正条項を含めての憲法なのです。

miyabi15
質問者

お礼

ありがとうございます。 繕憲という言葉をはじめて知りました。時代に合わないところを直していくのは、私も同感です。投票分母のことについても、仰ることその通りだと。わが市の市長選のように四割を落ち込む投票率で国民の総意といわれても違和感があります。 回答頂きありがとうございます

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