• 締切済み

FIV(猫免疫不全ウィルス)ワクチンのこと

日本で開発されたワクチンは無いようですが、アメリカには「米国とアジアの2種類のウイルスを不活性化した「不活化ワクチン」で、2002年3月に米国農務省(USDA)から販売を許可され、8月にフォートダッジ アニマル ヘルス (Fort Dodge Animal Health)からFel-O-Vax FIVという名で発売されました」 と、10年以上前に発売されているのに、現在日本国内には猫エイズワクチンは存在しないと言われています。なぜ輸入とかOEM生産とか、あるいは委託販売をしないのかわかる人はいませんか? 個人輸入も難しいようですが、動物薬も厚労省管轄でしょうが人間同様に認可が遅いからでしょうか。 特に厚労省には不信感を持ってますが、人間や動物を守ることよりも業界の利益を優先する姿勢には怒りを感じます。獣医師の皆さんはどう考えているのですか?

みんなの回答

  • Sauce2000
  • ベストアンサー率78% (104/133)
回答No.6

動物の保険に関しては、難しい問題が山積みですから、何とも申せません。 現行のペット保険自体が整備不全ですし、一部負担という論点で遡上に載せる以前に、改善しなければならない点が多いですから。 動物愛護者ですが、まず人ありきの考えです。 人の暮らしの改善が優先であり、またペットを飼育していない、ペットに関わらない人の公的負担を義務づけるわけには参りません。 動物保護の枠において、保険の改善を求めるなら、現行のペット保険の不備が、順番として最優先と思います。

  • Sauce2000
  • ベストアンサー率78% (104/133)
回答No.5

理由もなく販売中止はないですよ。理由があるから突然中止、でしょうね。 そもそも、事前通告もなく(獣医師会ですら把握できてない)唐突に、しかも理由の説明もつまびらかになされず「販売中止します」では、何らかの重大な問題があったと思われても致し方ないでしょう。 医療の常識は、日進月歩で進化し、また180度ひっくり返ります。10年前には定説だった、とある小型愛玩犬には股関節形成不全は種特有のものではないという考えも、完全に覆されています。 ワクチンであれ何であれ、確定した裏を取るには、多数のサンプルと信用するに足る実績年数など、多角的なエビデンスを得て、初めて評価されるべきです。 サプリメントに関しての私見です。 アガリクスは、欧米ではほとんど全く認知されていません。 例えば、重篤な疾患の代表である癌に関しては、まず切除手術が最も効果があるとされています。 加えて、放射線治療や各種免疫療法など、複合的治療も組み込んで、更なる効果を期待します。 しかし、外科的切除以外は、あくまでも補助療法です。 人もそうですが、癌患者が西洋医学を拒否し、漢方薬などの免疫療法を取り入れることがありますね。 漢方薬は痛みの緩和などには「有効な場合もあります」けど、こういった免疫療法を導入している動物病院も、あくまでサポート療法の認識が普通です。 複合的治療の結果として、たまたまよい成果があって、その中にサプリメントや漢方薬もあれば、「よくわからないけどそれも効いたのかもね」という見解になるでしょう。 東洋医学に救いを求める方は、中には藁をもすがる思いの方も少なくありません。 そのような方につけこみ、甘言でお金を引き出す輩は、動物に限らず人間のトラブルでもよく報道されますよね。 全て疑えということではないです。 しかし、命を預かる飼育者が自覚を持って学ぶことは必須です。 ネットは即座に膨大な情報を得られますが、「ネット歴が長いから大丈夫」と仰る方が、長いネット史上における謝った鉄板定説を丸呑みにしている多くの事例があることも、間違いない事実であります。

Hanzaki
質問者

お礼

日本には国民皆保険制度という社会システムのお手本がありながら、動物ではワクチネーションシステムという優れた思想が欧米を中心に進んでいることに違和感のようなものを感じます。おそらくは宗教観にまで遡る根本的な何かが違うのでしょう。 日本の皆保険制度は絶対守らなくてはいけないのと同時に、ペットを可愛がること自体、共生社会を認めていなくては矛盾しますので、その社会システムを構築することこそ動物愛護者の使命といえるでしょう。 それは制度を作ることに他ならないから、動物愛護に賛同する議員に投票し、公約実行を迫ること以外にないのですよね。よく名前だけ貸して票に結びつけ、当選しても何のリアクションも起こさない議員がいますが、そういう人たちは振い落さなければ逆に実行が遅れてしまいます。 お礼の内容が少しずれてるかもしれませんが、動物殺処分が多いこの国は、それを改善する努力が起きないのは我々国民がそういう制度を積極的に望んでいないからです。 税金を無駄にするなと。確かにその通りかもしれませんが、寄付金などで運営できるのはひとにぎりだから、政党助成金同様にNPOに助成金を出す必要があるということですね。 先進国は何を持って先進国というのかよく考える必要を、あなたのコメントからも感じ取れます。 ペット保険に政府からの助成金が入れば診療も○割負担となり、飼い主の負担も軽くなり、ワクチネーションプログラムに大きな前進があると思いますがいかがでしょう。

  • Sauce2000
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回答No.4

北里第一三共ワクチン(株)は、エイズワクチンは回収していないはずです。 ただ、在庫を抱えている医療機関はほとんどないですね。 あったとしてもワクチンの有効期限がありますから、期限内に使いきって終了、現在在庫があっても使用できないでしょう。 エイズワクチンの突然の販売中止は、獣医師会でもいろいろ文句が出まして、「理由は何だ」とか、まあ結局明確な回答をメーカー側は明らかにしていません。 いずれ再発売される可能性は、あります。 ただ、ワクチンやワクチネーション・プログラムに関する包括的知識と理解、浸透が一般飼育者に広がらなければ、エイズワクチンのみピックアップで議論することは端末でしかありません。 ワクチンの意義は、基本的知識と正しい飼育法があってこそと思います。 個人的には、白血病ワクチンでさえ60%程度の効果、まして免疫不全ワクチンがどれだけ有効かは懐疑的ですけどね。 エイズはキャリアから発症は比較的少なく、生涯キャリアのまま天寿を全うする猫も多いです。 うちのキャリア猫でも22歳で大往生した猫もいます。 インプラントとは、マイクロチップのことですか? こちらも、奨励する自治体もありますが、日本ではまだまだ定着していませんね。 現時点では、迷子札付きの首輪とセットが最も無難です。

Hanzaki
質問者

お礼

需要が少ないから国内メーカーが作らないだけなんですね。 でも今回のように外国メーカーだと理由もなくいきなりストップされて国内の危険は高まりますよね。なにか手段はないのでしょうか。もし製薬関係の方でしたらお聞きしたいんですけど、冬虫夏草とかアガリスクなどといったサプリメントの効果はどの程度なんでしょうか。医薬品でないことで結局効能は信ずるしかないのでしょうか。 インプラントは出始めの頃そう呼んでました。 ICチップを埋め込む(implant)ということで。 多分、歯のインプラントが普及し始めてるから変えたんでしょう、想像ですけど。

  • Sauce2000
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回答No.3

メーカーが突然販売中止をアナウンスしています。 発売当初の輸入元企業フォートダッジ社は、ファイザー社と合併しています。 それに伴い、国内販売企業が、共立製薬から現在の日本製造販売元北里第一三共ワクチン(株)に変更になっています。 輸入元メーカーからの通達を受けて、北里第一三共ワクチン(株)が発表しました。 アナウンス当初、獣医師の間で理由が色々推察されました。 以下はあくまで私見です。 (私は獣医師ではありませんが、元医療関係です) まず日本では、アメリカほどワクチン接種が定着していません。 前回も書きましたが、アメリカは多種のワクチンを毎年ローテーションで接種しています。 そして、3種混合ワクチン(コアワクチン)とノンコアワクチンは、時期をずらして、体調を慎重に観ながら接種しなくてはなりません。 ワクチネーション・プログラムを組むのが難しいんですね。 ただでさえワクチンの知識や必要性、デメリットも含めて、多くの飼育者がきちんと把握できていない国内の現状です。 ワクチネーション・プログラムが充分浸透・励行されていない段階で、「3年に一度でよいんだ」と、誤った認識が定着したら、集団感染率は更に上昇する危険性があります。 ですので、エイズワクチンを日本に導入するより、飼育者各自が高い意識を持って、エイズをはじめとする各種感染から守る義務があると思います。 エイズは激しい喧嘩による咬傷や、交尾による粘膜感染が原因です。(垂直感染もありますが稀です) 逆に言えば、室内で飼えばほぼ感染することのない、ワクチン不要の病とも言えるでしょう。 要するに、環境省も提案する通り、普通に完全室内飼育をすれば問題ないことです。 1番回答者さんが触れている在庫は、病院が所有していたとしても情勢を鑑みて接種はしないはずです。 スタンドプレーで万が一のことがあったら取り返しがつきませんから。

Hanzaki
質問者

お礼

ワクチンの専門機関に移管されて尚且つ販売自粛とかされてるんでしょうか。お答えから推察すると北里第一三共は、このワクチンを回収しても良いような気もしますが。もちろん自主ブランドで発売できればもっといいでしょうが。 エイズも白血病も治療方法が無いから感染予防の基本である隔離しかないわけですね。それで根絶を図ると。 でもそれは机上のプランにしか見えませんね。 人間の保険医療も先行き難しい状態でペットに人間の社会保険システムを求めるのは高望みなんですね。 でもワクチネーションはシステムですから登録と保険システムは必要になりますよね。インプラントとかこれからは猫にもその他首輪が付けにくいペットには義務付ける必要性が出てくるような気がします。 ワクチンやその他の治療薬でも現場の判断にかなり依存してるんですね。

  • Sauce2000
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回答No.2

フェロバックスFIVは、日本では2012年7月2日付けで販売中止となっていますよ。 ワクチンについて、何か誤認識があるようですが、 まず、ワクチン接種したから100%感染回避できるわけではないです。 症状が軽症で済む、致命傷に至らないということです。 白血病ワクチンだって、効果は60%程度です。 更に、ワクチンの種類が増えるほど、負担とリスクは高まります。猫はワクチンを体に侵入する異物と認識しますから、多種類ワクチンは相当の負担となります。 それと、フェロバックスのような不活化ワクチンは、接種部位もある程度関係しますが、ワクチン誘発性肉芽腫の原因にもなります。 生ワクチンであれ不活化ワクチンであれ、肉芽腫を引き起こす説はありますが、不活化ワクチン多発説は根強いです。 通常、完全室内飼いであれば、コアワクチンといって3種混合ワクチンが推奨されます。それ以外の白血病などはノンコアワクチンと呼ばれます。これらは通常コアワクチンと日にちをずらして接種されます。 5種混合ワクチンは、外に出る猫でもなければ、打つことはあまりないです。 よく、アメリカでは近年は3年に一度のワクチン接種が主流と引き合いに出されますが、これも実は事情があるんです。 アメリカにはエイズだの白血病だの狂犬病だの、多数のワクチンが販売されていて、それらをいっぺんに打つと猫の体にも負担がかかるし、飼い主の懐事情もあるから、毎年あれこれワクチンをローテーションで接種してるんですね。 日本で3年に一度のワクチネーションプログラムを定着させるには、 全ての猫が3年に一度のワクチン接種で100%感染回避できるという結果がでること、 メーカーの説明書に「このワクチンは3年に一度の接種で効果があります」と明記できるようになること、 この2つが必要になります。 >輸入とかOEM生産とか、あるいは委託販売をしないのか 委託生産などはそれこそピンキリです。それは何もワクチンに限りません。 ペットフードならレシピ、工業製品なら設計図を現地の工場に渡して、厳しく製造管理しているところから、全部丸投げ、あるいはその製造会社の製品のラベルを張り替えただけとか。 厚生省の認可が遅いのは、薬事法に関して日本が最も厳しいからです。 例えば、外資系の化粧品、アイシャドーや口紅は発色がいいと人気ですよね。これも、薬事法の基準の違いがあるからです。 利益を優先していたら、今頃アメリカ並に多数ワクチンが販売されていますよ。 アメリカの(獣)医学や薬事法が最先端というわけでは必ずしもありません。 余談ですが、白血病はともかく、エイズは同じ室内にいても感染率は低いです。うちもエイズ発症猫、キャリア猫、たくさんいましたが、他の猫に感染したことは一度もありません。 同じ部屋で絶対大丈夫とまでは言いませんが、そういう事実もあるということです。

Hanzaki
質問者

お礼

獣医師さんからの意見はなかなか現場では聞けないですが、大変興味深いコメントありがとうございます。 それで販売中止ということですが行政判断なのかメーカーサイドなのかで意味が違って来ます。 ワクチンの接種方法は大変参考になります。 余談の部分ですが、これも大変参考になります。

回答No.1

日本では存在していないというソースは古いものではないでしょうか? 2008年に日本でも認可されていますよ。 ですが、完全に予防できない、重大な副作用があるようです。 Fel-O-Vax FIVは2012年に生産停止ということですが、日本には在庫はまだあるところにはあるそうです。 http://www.daiichisankyo-kv.co.jp/vaccine/dt_fiv.html

Hanzaki
質問者

お礼

情報ありがとうございます。 獣医からもあるいは他のウエブサイトを見ても、現在国内には無いという記述が多いので不思議に思ってたんですが、生産?販売してるんですね。

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