補足ありがとうございました。
確かに今年のセンター試験では阿鼻叫喚ともいえる事態が少なからず起きていた模様ですが、小林秀雄の文章も落ち着いて読めば大したことではありません。ただ「表現の仕方」に少しクセがあるだけです。それも「文脈の追いかけ方」を理解すればさほど難しいものでもありません。多くの受験生がパニック状態に陥ったのは、一つの事柄を表すには一つの方法しかないと思い込まされていたからであり、それは「文章を読むこと」と「答を出すこと」の違いに気付いておらず、そのための対処法をトレーニングしていなかったことに原因があります。
センター試験などはある意味で不適切な試験方法ともいえます。予め用意された答を選ぶ形ですから、その受験者の思考力を試すこととは逆のベクトルが働いてもいます。本来ならば、その場で文章を一本書かせれば済む話ですが、それもパニック状態を誘発する可能性もあります。
別に小林秀雄さんだけが定番であるというのではありません。他にも丸山眞男や加藤周一の文章などもよく使われています。でも共通している点があって、「論理的である」との部分です。ですから「その論理展開をどうまとめるか」をトレーニングしていけば慌てることもなくなる、と僕は考えますよ。
ただ一つだけ訂正があります。僕の知る限りでは、70年代の早稲田の文学部(確か73年か74年或いは75年)で大江健三郎の『洪水は我が魂に及び』が採用されていたケースがあります。ごめんなさい、訂正してお詫び申し上げます。
落ち着いて文章を読み、その「論理展開」を正確に読み取ることをトレーニングして下さい。自身の頭で考える必要はどこにもありません、「受験者の意見や感想」を聴いているのではありませんから。
お礼
沢山の回答に、本当に感謝です>< 有難うございます!!!!!!! 「論理展開をどうまとめるか」のトレーニングしていきたいと思います!!! 本当にありがとうございました!!!