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文豪の作品でおすすめのものがあれば教えてください。

文豪の作品でおすすめのものがあれば教えてください。 以前父から、様々な文豪の全集を譲り受けたのですが、全集がたくさんありすぎてどこに手をつければいいのかわかりません…。読書の参考にさせていただきますので、おすすめの作品ないしは文豪の名を、作品の場合は簡易なあらすじと共に教えてくださいませんか? ちなみに、 ・ 全集は文豪と呼ばれる人物+α(丸山健二などといった比較的最近の大作家も)をほぼ全てカバーしていると思われますので、どの文豪の名を挙げてくださっても構いません。 ・既読作品↓ 宮沢賢治の諸作品、『こころ』(夏目漱石)、『羅生門』『鼻』『杜子春』『蜘蛛の糸』『トロッコ』(芥川龍之介)、 『走れメロス』(太宰治)、『伊豆の踊り子』(川端康成)

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  • loogaroo
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回答No.2

「文豪作品」を「粗筋」で読むか読まないか判断出来るとは実はあまり思えないのですね。小説を読む醍醐味である文体の美や、心理や情景の描写の巧さなどは粗筋ではわからないと思いますので。だから、お勧めポイントだけ書かせて頂いて、選択の基準は個人的趣味になりますけれど、 ●野上弥生子「森」 (明治の女学生の学園生活を描いたお話。遺作で後数章が未完なのだけれどそんなこと関係無く、私の読んだ小説の中では最高峰の一つ) ●谷崎潤一郎「細雪」 (関西の旧家の四人姉妹の話。三女と四女の結婚話がメインです。私見ですが、大長編だけれど谷崎では意外とこれが一番読み易いのでは?) ●夏目漱石「夢十夜」 (漱石を読むならこれも絶対外しちゃ駄目と私的には思っています。一言で言えばホラー短編集だから読み易いですよ) ●太宰治「人間失格」 (やはり私見ですけれど、「メロス」は太宰の中では一番イマイチじゃないかと。「メロス」以外の太宰を是非読んで下さい) ●山本有三「路傍の石」 (山本有三は本屋でも見かけないし話題にもならないし、殆ど読まれていないような気が……。読み易いし面白いのに。「路傍の石」は明治の少年の成長小説であります。山本有三から一つ選ぶならやっぱりこれ。)

ancient_memory
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 お礼が遅くなってしまい、申し訳ありません。 おっしゃるとおり、文学作品(特に文豪作品)を粗筋で決めてしまうのは確かに不適ですね。もう少し的を射た質問の仕方をするべきでした。

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その他の回答 (1)

回答No.1

それではまったく私の個人趣味でいきます。 菊池寛が大好きです。 『恩讐の彼方に』は有名ですからご存知かもしれませんね。親の敵を討たんと旅する若者が、いざ敵を探しあてると、敵は心を入れ替えトンネル掘りに身をささげていて……というお話です。 『身投げ救助業』は川べりに住み、身投げ人を助けてきた老婆の物語です。さらっとした短編ながら、人の心の機微に触れ、妙な余韻を残す秀作です。 他にも多数ありますが、短い中で人生を切り取る術はさすがです。 文豪の中では読みやすいように思いますしね。

ancient_memory
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 お礼が遅くなってしまい、申し訳ありません。 菊池寛の名は恥ずかしながら知りませんでした。(調べましたところ父から譲り受けた全集には菊池寛の全ものもありました。)参考にさせていただきます。

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