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理学療法士になるには
25歳の男です。 今勤めているのですが、将来のことも考え、理学療法士になりたいと思っています。理学療法士の方がいたらお聞きしたいのですか、自分のように働きながらでも知識や技術を身に付けることができるか、また年齢によるハンデはないかということです。知っている方がいたらよろしくお願いします。
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- mugen93s
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こんにちは。少し知ってますのでお答え致します。 結論から話すと「働きながら学ぶことは可能です。 その場合、2通りの選択肢があります。 「夜間部」「昼間部」です。 理学療法士は、現在4年生制度の移行をしており、 内容と質の充実に時間を割いております。 (1)夜間部の場合は、働きながらも可能です。 リハ助手、介護助手などの補助的なアルバイトをしている方が多いです。 そして、その経験は就職の有利性を高めていきます。 この職歴があるだけで成績の悪さを克服できるほどです。 また、アルバイトをして人間関係を作っていけば 就職活動のときに、人脈を活かした就職ができることもメリットです。 これは昼間部にはない魅力です。 昼間部でアルバイトを経験することはありまうが、 せいぜい飲食業程度でしょう。 夜間部は昼間主体の企業や福祉施設で働けるメリットがあるため 多いに活かして行ければと思います。 ただし、介護やリハ助手のアルバイトは、肉体的にキツイです。 実際にこの手の学生は、学生時代は授業中はほとんど寝てます。 また、性格がキツイ人が多いのも介護職経験者の特徴です。 肉体的にキツイときに勉強をさらに頭に叩き込む必要があります。 介護職経験者は、ずば抜けてできる人とずば抜けてできない人にわかれます。 かといってデスクワークの仕事も、意外にキツイものです。 デスクワークの仕事は、精神的なプレッシャーが高いものが多く、 会社で苦情対応だったり要は正社員が嫌な仕事を押しつけられていること がほとんどだからです。どちらにも一長一短あります。 個人的にオススメなのは、トレーニングジムのトレーナーです。 これは、肉体的な強さを考える仕事で、 実際に利用者に対してプログラムを考えて肉体機能の向上をはかるため、 理学療法士にとても向いているアルバイトになります。 これは、実習や運動学の授業でとくに出てくる部分です。 介護士では、介護する部分を考えることはありますが、 リスクを恐れるがあまり、この部分が希薄になります。 成績の良し悪しも実際にトレーニングジムの トレーナー経験者は高いものがありました。 また、理学療法士の数は飽和状態にあり、今後は多様性が求められます。 もし、働きながらということでしたら、このように右にも左にもいける 理学療法士になれることをオススメいたします。 それから前職はどのような仕事をしておりましたか? 前職と理学療法士を結びつけるのは社会人経験者の優れた部分です。 学生時代に時間はないかと思いますが、実際にしておけば良かったと感じるのは この部分になります。 海外では、コンサルタント業務であったり、ロボットエンジニアが在宅支援に 従事できるロボットを開発している理学療法士もいるぐらいです。 日本では、法的な縛りが存在して、職域が狭くなっております。 すでに就職難の時代です。 勉強の中身も変わってきており、柔道整復師やマッサージ師と違い、 障害や疾患に関しては重度の方を対象にします。 それをよく加味した上で、理学療法士としてというよりも 一人の人間として何ができるかが大切になってくる時代だともいえます。 (2)昼間部は全体として年齢が若いことが多いです。 ただし、若い人が多い分だけ人間関係はこちらのほうが良好な場合もあります。 昼間部と夜間部は、質そのものが違うと覚えておいて損はないと思います。 それと今勤めているところは働いて何年でしょうか。 何年勤めて転職を考えているのかも実際に大切になります。 あまり早く辞めると就職で不利になるのは医療業界も同じです。 就職までがゴールです。 もし社会的に自分が不利なハンデを持っているとすれば、 学校生活の中でそれを克服できるようにするには、 どうすれば良いかを考えましょう。 社会人経験者が新卒よりも秀でている点は、 社会を知ったことによるマナーなどよりも、 実際は計画性だと思います。 大抵の新卒は、手に職をと考えているのでしょうが、 今後、この手の仕事はそんなに甘い考えが通用するほど 「ゆとり」が無くなってきております。 この「ゆとり」が無くなってきた原因については、 よくよく調べておいてください。 また、成績といっても学校側の採点基準が不明であったり、 教員の性格にも関与してきます。 私なんか学校時代に 「身体が後方に行くときに制限となる靱帯を全て挙げよ」とか質問され、 それを全部答えても「生意気」だと思ったのか、実技は不合格にされました。 このように担任や教員側の性格や相性も関係してきます。 また、そのような社会でもあります。 技や知識よりも、このような縦割りの社会で どう生きていくかの方が大事だったりします。 しかし、それでも 「イエスマンにならない理学療法士を目指して下さい。」 なぜなら、昨日正しかったことが今日には間違いになっている時代。 自分がどう社会と関係しているのか? 自分の働いて得れている収入はどうしてもらっているのか? 点数を決めているのは誰か? 点数制にしたはどういう時代背景からか? セラピストは、他の医療職と比べてどういう扱いなのか? どんな風に見られているのか? 医療職としての経験しかないと、医療業界としての母体しか持っていません。 外の世界を知らないと、あたかも自分達の世界が中心にあるような錯覚におちいりがちです。 広いバックボーン、広い土台がなければ、 欲求があっても、どうしたらそれが実現できるのか、 どう行動してよいのかが分かりません。 是非、計画的になり、そして広い視野をもち、ピンチでも柔軟に対応できるようになってほしいです。 その上で、確かな知識と技術を持った理学療法士を目指してほしいと考えております。 また、理学療法士になってからも医学書以外にも多くの本を読んで下さい。 医学書には人の感性が欠落しているものが多く、医療現場では 患者さんの痛みが分からない医療職も多くいます。 人の感性を理解し、何が「最善」かを考える力。 人の行動を観察し、どのようにすれば「最良」となるかを考える力。 仲間を理解し、どう伝えれば「分かってくるのか」という伝える力。 僕から学生時代に身につけて欲しいものは、 こんな抽象的なものです。そのため、 本当に理学療法士を目指すのであれば、 これをあなたが具体化してください。 以上、長々と書き綴りましたが、 あなたの理学療法士になりたいという 士気に変わって頂ければ幸いと存じます。
理学療法士国家試験の受験資格って確認したことがないでしょうか。 第48回理学療法士国家試験の施行|厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/rigakuryouhoushi/ より引用 > 文部科学大臣が指定した学校又は厚生労働大臣が指定した理学療法士養成施設において、3年 > 以上理学療法士として必要な知識及び技能を修得したもの