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ハッブル捉えた、最古の銀河
gooのニュースで「ハッブル捉えた、最古の銀河」ということで写真も合わせて掲載されています。 http://news.goo.ne.jp/news/picture/jiji/20040310/1703464.html 天文学素人なものでイマイチ意味がわかりません。 ●写真のキャプションとして「宇宙誕生直後の銀河」とありますが、この時間の誤差はなぜなんですか? なぜ過去の状態を今映しているんですか? ●ニュースの中に「約137億年前に宇宙が誕生し」とありますが、それはどういう計算で導かれているんでしょう? その信頼性は? ●宇宙がとんでもなく広いことを考えたら、地球外でも生命が存在している可能性はあると考えるべきなんでしょうか? よろしくお願いします。
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★夜空は一種のタイムマシンです。 星というのは他の惑星系の太陽(恒星)であるということは御存知と思いますが(金星や火星などは違います)一番近いものでも4光年の距離があります。つまり、4年前の姿が今見えているわけです。で、夜空にはたくさんの星(恒星)が輝いていてそれぞれ地球からの距離が異なります。つまり1000年前、100年前、50年前、20年前…etc に放たれた光が今地球に届いているわけで、それは本当の意味での「今」の姿ではない訳です。1000年前に光った星はもう既に無くなっているかも知れないし、100年前に光った星はその位置には存在しないでしょう。夜空というのはたまたま今そういう風に見えているだけで、現実ではないのです。 ★地球外知的生命体はいるのか われわれの銀河系に知的生命体がいくつあるかを計算する方程式というのが存在します。フランクドレイクという人の考え出した「ドレイク方程式」です。この方程式を世の中に広く知らしめたカールせーガン博士(ジョディフォスター主演映画コンタクト原作者)の試算によると知的生命体の数は最小10、最大で1000万という数値をはじき出しています。この方程式自体には全く矛盾点は存在せず、もっともな方程式だと個人的には思いますが、悲しいかなそれに当てはめるべき正確な数値を我々がしらないということで結果の数値はバラついているわけです。 以下、地球外生命の存在とドレイク方程式について記述した私の回答です。 http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=496239 #21が私の回答 http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=464254 #4が私の回答 今、探査機により火星に水が存在「した」「しない」で大問題になっていますが、これが何でこんな大騒ぎかというと… もし火星に微生物でも発見されれば生命の発生はどこにでも起こりうるという証拠になるんです。そうなると地球に生命が発生したことは限りなくあり得ないことの組み合わせによる「奇跡の星」ではないという証明になります。つまり地球外知的生命体の可能性が俄然現実味を帯びてくるということですね。
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- SpiralGalaxy
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>100万年前の地球 を観測できるということなんでしょうか? 光速を飛び越してそこに行けるかどうかは別問題として、そういうことになりますね。 少なくともそこに住んでいる知的生命体にとってはそれが当たり前ということになります。 地球は太陽の光を受けて反射しているだけで、自ら光っているわけではないので現実には見ることは難しいとは思います。その辺を無視して考えると地球に望遠鏡を向けているだけで、地球の歴史上の謎が次々と解明されるかも~。(^^;
- First_Noel
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#1さまのご回答の中で,銀河までの距離の測定についてですが, 1.三角測量(視差)で測定する. 2.特殊な変光星を観測すると距離が求まります. 3.光のドップラー効果の度合いから求める. ただし1,2ではある程度の距離までしか測れません. 3の方法ではハッブル定数と言う定数の信頼性が問題になります. 以前,実はハッブル定数に誤差があり,実際の宇宙はもっと若いのでは ないかと1990年代前半?に言われ始めたのですが, その後の観測から,宇宙の年齢が150億年やら200億年やら 言われていたものが,80~150億年程度,と修正されました. >宇宙がとんでもなく広いことを考えたら、 >地球外でも生命が存在している可能性はあると >考えるべきなんでしょうか? 私は「勿論」だと思います. 我々は歴史が始まってからずっと,特殊な存在からの 大降格を経験して来ました. 我々の銀河系はアンドロメダ星雲のようなきれいな渦巻き銀河では ないそうだし,銀河系内でもへんぴなところにいるし, 太陽はごく普通の恒星であるし,いわば「普通のところ」でしょう. 「普通のところ」と言うのは,あちこちにありそうにも思います. ただ,生命はいても,電波観測したりロケット打ち上げたりするかと なれば,あっても数はぐっと減るのではないかと言うことを, 例えば「ドレイク方程式」は定性的に述べています. あと戦争とか公害による自己破滅の危険性も,進化の過程で必要な 弱肉強食の本能は残存していますから,往々にしてあり得るのでしょう. 話は広がりますが,この宇宙自体も無数にあると物理屋さんは 言ってます,するとどこかの宇宙のどこかに生命がいる可能性は 更に増えるのでは?と思います.交流は不可能でしょうけど.. 宇宙の生命については,今年7月のカッシーニ探査機の タイタンプローブ「ホイヘンス」にも期待が集まっています.
お礼
ありがとうございます。生命存在の可能性は「ある」と考えるほうが正しいですね。ずっとそう思ってましたので、みなさんのお答えで自信がもてました。 自分達が生きている間に何か発見があるといいのですが、、、。
- bttf2003
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>「宇宙誕生直後の銀河」とありますが、この時間の誤差はなぜなんですか? なぜ過去の状態を今映しているんですか? 他の方の回答と同じですが、宇宙を観測する事は過去を観測している事です。「光の速度=この宇宙の速度の上限」です。 >「約137億年前に宇宙が誕生し」とありますが、それはどういう計算で導かれているんでしょう? その信頼性は? 計算ではなくて、観測結果です。 信頼性を誤差と置き換えると、137億年±2億年です。 詳しくは、下記参考URLをご覧下さい。 2003年2月にNASA(アメリカ宇宙航空局)が発表しました。 >地球外でも生命が存在している可能性はあると考えるべきなんでしょうか? 宇宙物理学者(天文学者)は、生命が宇宙の中に「地球のみに存在する」と完全に証明されない限り、あらゆる可能性を考えています。 その一例が、ドレイク方程式です。
お礼
ありがとうございます。宇宙に対する様々な考え方や方程式が存在することを知れて感謝します。
- tyoukaifusuma2
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1 私たちの見ている太陽は8分前の姿である、という ことを知っていますか? なぜなら地球と太陽はすごく離れていて、光という この世で最も速いものですら、太陽から地球まで 約8分かかってしまいます。 なので私たちが目に する太陽の姿は、実は8分前の姿なのです。 そうすると光で137億年かかる距離地球から 離れている銀河を目にした場合、その姿は実際には 137億年前の姿なのです。 2 銀河までの距離を測って(三角測量?)いる だけです。(多分) 3 文明ではなく生命だったらいないと考える方 が難しいと思います。 まず宇宙には太陽のような恒星が兆や景?の単位で 有ります。その中の1%が太陽のような恒星で、 そのうちの1%が惑星を持っており、そのうちの 1%が地球のように恒星から程良い距離を保ち、 そのうちの1%に水が存在し、そのうちの1%に 奇跡の生命が誕生する、とかなり控えめに計算 していっても、そんな惑星は何億も候補に挙がっ てくるからです。
お礼
ありがとうございます。 とても丁寧で分かりやすいご説明で感謝します。太陽が8分前の姿とは知りませんでした、、、。137億年前だなんて失神してしまいそうです。
お礼
ご丁寧にありがとうございます。とても納得できるお答えでした。 >>★夜空は一種のタイムマシンです。 と、いうことは、例えば人類が100万光年離れた惑星に行けたとして、そこから地球を観測できるくらいの高性能な望遠鏡を設置できたとしたら、100万年前の地球を観測できるということなんでしょうか? ありがとうございました。