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記憶とその分子
- 多くの分子が記憶の役割を持つと考えられていたが、その中でもキナーゼMタンパクが注目されていた。しかし、新たな研究ではその役割が再評価されている。
- 特定のペプチドが記憶に与える影響を調査し、ラットの記憶にも影響を及ぼすことが明らかになった。
- 遺伝子の欠損によって他の遺伝子が補償する可能性があり、特定のニューロンでPKM-ζが欠損するマウスが作成された。
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(1)Many molecules that were once thought to have starring roles in memory have since been relegated to supporting, albeit still important, roles.Two papers in this issue challenge the star status of yet another memory molecule — protein kinase M-ζ. 記憶における主要な役割を持つとかつて考えられていた多くの分子は重要な役割を持つにもかかわらずその解明がなされてこなかった。このことについてキナーゼMタンパクという別の記憶分子の役割について2つの論文が取り組んだ。 「かつては記憶において主要な役割を担うと考えられていた多くの分子は、未だに重要であるとはいえ、補助的なものだと格下げされた。このことに関する二つの論文では、主役となる他の記憶関与分子を解明しようとしている。それは、タンパク質キナーゼのM-ζである。」 >(2)but not of a scrambled ZIP peptide that did not affect PKM-ζ and so was used as a control — reversed not only established LTP but also an established memory in rats. 「だがPKM-ζには影響のないscrambled ZIPペプチドではなく、それゆえ(scrambled ZIPペプチドは)ラット実験の対照群に用いられ、LTPの安定を逆転させただけではなく、記憶の安定も逆転させた。」 >どこでどうつなげていいのかわからなくなりました。 but not of a scrambled ZIP peptideとなっているので、対比となり肯定のof ~があるのではないでしょうか。それと含めて、対比して解釈してみてください。その部分を考えずに上記の訳をしましたので、参考にならないかもしれません。 >(3)Because absence of a gene since early development may result in compensation for its function by other genes, the authors also created a line of mice in which PKM-ζ could be deleted specifically in excitatory forebrain neurons in adult animals. >なぜなら初期の発生の間のこの遺伝子がない状態では別の遺伝子群によってこの機能の補正を生じる可能性があり、著者らはまた成体動物中の興奮前脳ニューロンにおいて特異的に欠損されるPKMのマウス系統を作成した。 「発達段階の初期から、ある遺伝子が欠損すると、代替として他の遺伝子がその機能を果たすため、著者らは成体の前脳の興奮性ニューロンにおいてPKM-ζが特異的に欠損するマウスの系統を作った。」 >(4)It has been debated and the jury is still out on the precise molecular targets of these peptides, >これは議論がなされ、そしてこれらのペプチドの正確な分子標的であると判断された 「これについては議論が継続中であり、審査員らは未だにこれらのペプチドの分子標的を特定できたとはしていない。」 >(5)function following learning >とは学習が生じる機能という解釈でいいのでしょうか 「学習に引き続いて発生する機能」かなとも思いますが、3語ではちょっと分かりかねます。 >(6)One of these studies found that acute expression of a mouse PKM-ζ transgene in the fruitfly Drosophila 30 minutes after training enhanced odour memory measured one or four days after training. >この実験系のひとつでは嗅覚記憶が増強される試験後30分でのショウジョウバエにおけるマウスPKM導入遺伝子の急性発現が訓練後4日間内で観測したことを確かめた。 「これらの研究のあるものでは、30分の訓練を施したショウジョウバエの匂い記憶の強化が、訓練後1日ないし4日後の観測により実証され、ショウジョウバエに施したマウスのPKM-ζ導入遺伝子が急速な発現を示したことが見いだされた。」 >(7)How might these findings be reconciled? Hundreds of molecules are probably involved in the formation and maintenance of memory, and within this ‘mnemome’ there may be a fair degree of redundancy and degeneracy — whereby related molecules compensate for each others’ deficiency. >どのようにこれらの知見を協調させられるか? >数百の分子が記憶の形成と維持に関与している可能性があり、特にそれぞれの退化のための関連した分子の補正など、このmnemome中におけるものは重複や退化の度合いとなるかもしれない。 「これらの知見はどのように統合できるだろうか? 記憶の形成と維持には、おそらく数百の分子が関わっており、この『ニーモン(記憶の最小単位)』の中に適度な度合いの冗長性と縮退性があり、それゆえ、関連しあう分子は互いの不足を補いあっているのかもしれない。」 mnemomeはmnemonかと思うのですが、わざとスペルを変えているのなら、似て非なる何かを意図しているのかもしれません。 >(8)So asking whether PKM-ζ could really be ‘the’ memory molecule is probably not the right question, as it fails to capture the complexity of the interactions between the molecules within the mnemome. Given evolution’s penchant for redundancy, it seems unlikely that any single molecule will play this part solo. 「それゆえ、PKM-ζが本当に『まさしく』記憶を司る分子かどうかという問いは、おそらく正しい問い掛けではない。それは、PKM-ζではニーモン中の分子の複雑な相互作用情報を保持できないからである。冗長性を増すという進化の方向を踏まえると、どんな単一の分子であれ、単独でこの機能(ニーモン:記憶の最小単位)を果たすことはできそうにないからである。」
お礼
ニーモンとは記憶の最小単位なのですね。そもそもそれすらweblioでは引っかかってくれずさらに意味不明な方向にパズル化してしまいました。最後の文章は疑問の投げかけの対象自体が方向性を見誤っている。なぜならニーモン中の相互作用をこのタンパクは保持できないため と訳を頂戴したおかげで何が言いたいかわからなかったのが何が言いたいのかわかりました。 本当にありがとうございます。