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文章力が……(>_<)
僕は小説家志望の学生ですが、 自分の文章力の無さに泣きそうです。 以下に引用したのは、僕の小説の冒頭です。 どうでしょうか? 読んでみた感じは……(;一_一) 高山優が、悲鳴にも似た叫び声が聞いたのはコンビニから出てすぐのことであった。 「ど、どうか許してください!」 「許せるかよ、お前。人の服にアイス溢してよ!」 見ると、コンビニの駐車場の隅で、茶髪の色黒の男が白いワンピースを着た処女を怒鳴っていた。男は二十歳前後、少女は高校生くらいに見えた。男の言葉と見た様子で何が起こったのか推測出来た。どうしようかと思う前に、高山の足は怒鳴る男へ向かっていた。チャンスを逃す彼ではない。 「私、海外から帰ってきたばかりでよく分からなくて……」 「関係ねぇだろ。お前、舐めてんのか? 殺すぞ!」 男が一歩踏み出し、手の骨を鳴らしながら少女に近づく。 その瞬間、高山は駆け出す。 「ちょっと穏やかな状況じゃないみたいですね」 そう言って、男の肩を掴んだ。男を止めるつもりだった。しかし、男は一瞬固まっただけだった。呆気にとられたと言うよりは訳が分からないという風に見えた。 「何だお前……お坊ちゃんかよ?」 やばいかもしれない。高山は歯を噛みしめて気を整えると、少女の手を掴んで叫んだ。 「逃げましょう!」 「えっ?」 少女は戸惑いを見せたが、高山の引っ張るままに駆け出した。全力で走る。男がさらに因縁をつけてくる前に逃げるのだ。 コンビニの駐車場を出て、左に曲がり、さらに角を右に曲がって、男の追跡をかく乱させる。もっとも、コンビニの駐車場を出た辺りから、追われている感覚は全くなかったのであるが。道は人通りの少なくなっていた。コンクリートの地面を蹴りながら走っていると風が耳に注がれる。途中、黒猫が道の右端に据えられた塀から飛び降りて横切った。黒猫は横切る際に、高山に対してじろりと視線を寄こした気がした。塀の奥は古い木の壁が薄汚れているような民家だった。塀は凹の形で民家を取り囲んでいる。どうやら玄関はこちら側にはないらしい。走りながら左手を見ると、喫茶店が一階にあるビルが見えた。それを超えて、ビルの端を曲がる。もう一つ向こうにあるビルとの隙間があったのだ。そこで立ち止まった。 二人は、ビルとビルの間の路地裏に立っていた。とても狭い。ビルの壁に背を着けて平行に並ぶ。高山が路地裏から普通の道路に出る方に立っていた。息が苦しい。呼吸が乱れていた。コンビニからここはたいして遠くない。それなのに、こんなにばてているとは何と体力の無いことだろう。 見ると、少女は息一つ乱れていなかった。壁と身体の間に両腕を入れて、クッションのようにして腰を軸にして、足を伸ばしている。俯いてはいるが、まったくの汗一つもかいた様子はない。改めて見ると、少女は恐ろしいほどくらいの美人でもあり、可憐でもある。白いが、健康そうな肌をしている。右の頬にある小さなほくろが愛らしい。肩の僅か下ほどまでの髪は思わず触れたくなってしまうほどに艶があり、絹のような透明感があった。高山は描いたこともない風景画を彼女を中心にして描きたい気分になった。初めて会ったはずなのに、どこかで出会った気がする。そんな気がした。 「あの……」 「は、はい!」 高山は俯いているとはいえ、じっと見ているのがばれているかもしれないと焦りながら言った。 「助けてくれてありがとうございました」 「いえいえ。結局逃げただけで――」 「でも――」 少女は高山の言葉を遮って口を開いた。 「あんな男なら私一人で何とかなります。だいたい、腹が立ったからアイスを当ててやったんですよ!」 高山は空がひっくり返るかと思った。彼女の言葉が意外すぎた。彼女がさらりと言ってのけた言葉は聞き様によっては怖いものだ。それも、辞書に少女の代名詞として登録されそうな子が言ったのである。ごくりと唾を呑んだ。一体、彼女は何者なんだろう。 「私……人を探しているんです。この国に住んでた時、仲の良かった幼馴染なんです。あなたは、この街の人?」 上目遣いで言われるものだから、断れるものではなかった。
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- booter
- ベストアンサー率34% (269/769)
文芸を全く読まない&書かないのですが上から目線でコメントさせて下さい。 おおよそNGだと思うのですが、多分書き慣れ。読みなれしていないだけなんだと思います。 まずはこちらを読んで下さい(くだらないかもしれませんが)。 やる夫が小説家になるようです http://yaruomatome.blog10.fc2.com/blog-entry-201.html 筆力は読書量に比例する部分もあると思います。 そこで恐らく筆力アップに貢献してくれそうな本を下記に挙げてみました。 エンターテイメントに限りなく偏っていますが、出来れば全て読んで頂きたいです。 人によっては苦痛を感じるらしいですが、私は全て面白いと感じました。 斜め読みではなく、精読して頂けたらと思います。 文学賞メッタ斬り! http://www.amazon.co.jp/dp/4891946822 夜は短し歩けよ乙女-森見-登美彦 http://www.amazon.co.jp/dp/4048737449 煙か土か食い物-講談社文庫-舞城-王太郎 http://www.amazon.co.jp/dp/406274936X 後宮小説-新潮文庫-酒見-賢一 http://www.amazon.co.jp/dp/4101281114 マルドゥック・スクランブル―The-First-Compression-圧縮-ハヤカワ文庫JA http://www.amazon.co.jp/dp/4150307210 マルドゥック・スクランブル―The-Second-Combustion-燃焼-ハヤカワ文庫JA http://www.amazon.co.jp/dp/4150307261 マルドゥック・スクランブル―The-Third-Exhaust-排気-ハヤカワ文庫JA http://www.amazon.co.jp/dp/415030730X これらを全て読めないくらいでは門を叩く資格がありません。 そして読んで頂いた後に、自分の作品を再読して頂ければ私の言いたい事が分かると思います。
- potatorooms
- ベストアンサー率28% (3506/12498)
ジャンルは違うけど、編集者です。 > だいたい予想した指摘されるだろうところを > 指摘されました。 この感想が出る時点での文章を、他人に見せようと思った時点で、プロは難しいように思います。 誤字や脱字は、編集者が作家を探す際には、気にしません。あえて言うなら、ストーリーも新人さん相手のときは重視はしません。 どれだけ読者層を把握して、それに対しての研究・配慮ができているか、か、または、天賦の読ませる才能があるかを見ます。 もし、編集者に見せようと思うのなら、文章を5回くらい手書きで転記してみることをオススメします。その過程で、無駄な言い回しや、自分の書き方ではない部分が見つかり、改善されていくはずです。今の状態だと、文章にテンポがないのが、まずは致命的に思えます。
お礼
成長は自分の弱さを認めるところから始まると 思います。 だから、編集者さんからの意見に対して 自分がどう思おうが正しいことは正しいと 認めることですね。 と、自分に言いきかしています。 正直言って、質問を投稿した後に 推敲するべきだったなと後悔したのですが 今更ですね。 とりあえず、大学生になったら読書量を 上げようかなと思っています。 全然読めていないと思いますから。 正直作家を目指すのはたくさん読んでからでも いいかな、というか、まだ全然力が足りないので たくさん読んでから考えようと言う感じです。
- k16399638
- ベストアンサー率33% (342/1035)
私も学生時代の3年間、ゲーム雑誌のライターをしていましたが、どうも文章表現は最低1年、だれかにたたきこまれる、もしくはガチで、提出→真っ赤にされて返却→また提出→真っ赤に→また…… をやったほうが、結局物になると思います。 私は予備校と大学で都合3年、この「ガチンコ」をやりましたが。 ----- 高山優が、悲鳴にも似た叫び声が聞いたのはコンビニから出てすぐのことであった。 「ど、どうか許してください!」 「許せるかよ、お前。人の服にアイス溢してよ!」 ----- ↓ ----- 高山優が悲鳴にも似た叫び声を聞いたのは、コンビニから出てすぐのことであった。 「ど、どうか許してください!」 「許せっかよ。お前、人の服にアイスこぼしてよ!」 ----- 最初の行は、読点の位置を変えてみました。セリフ2つめは句読点をずらして、話者がだれを許せないのか(この場合は、お前)を明確にし、あと漢字の必要がない 部分をひらがなにしました。ワープロがあたりまえになったので、 宜しく なんて現代では普通漢字にしない単語が、平気でまかりとおり、結果原稿がマックロになります。 あと、許してください、より、まずは「ごめんなさい」じゃないかなあとか、海外からかえってきましたと説明的セリフはちょっと、とか、舐める、でいいのかな、とか、黒猫いきなりだけれど、で、いま何時ごろ? とか、考えてしまいました。 で、アイスぶっこんでやる度胸をしたヒロインなら、相手のツラにグシャッとやって、いきなりチェイス状態で登場、なんてほうがいいと思いますが(で、主人公の前をよこぎり、激怒したあんちゃんがアイスまみれでおっかけ、放ってはおけないと主人公が、と)。 いきなり長編を書くより、短編を量産して練習するのがいいとおもいます。
お礼
確かにワープロのために難しい漢字も変換させて しまうというのはあると思います。 提示された冒頭の方が面白いですね、確かに。 もっと練りたいと思います。 いや、これ長編4作目なんですよ(苦笑) 高2から書き始めて、大学受験の夏まで3作書いて いるので。 4作目なのに、これ?と言われるかもしれませんね。
- vashow13
- ベストアンサー率29% (28/95)
本はほとんど読まなくて漫画の方が好きな人間です。 そんな私が見てもツッコミ処が多くて釣り質問かとも思いました。 1行目から文章が変です。 ”叫び声が”ではなく”叫び声を”のはずです。 ”溢す”とかは読めない人の方が多いはずです。 若い人が対象なら難読な漢字は敬遠される要因になります。 ルビを振れば良いという問題ではなくて印象的な硬さということです。 逆にそういう単語を多く用いることで、硬い雰囲気を狙うというも 有るとは思えますが、この場合は合ってると思えません。 単に”見ると”より”声のする方を見ると”とか丁寧さが欲しいです。 状況説明でいきなり”処女”と言うのは都合良すぎです。 しぐさや反応でそうだと納得させる方が好ましいです。 "男の言葉と見た様子”は”両者の表情”の方がまだいいです。 言いまわしやボキャブラリに不足を感じます。 ”チャンスを逃す彼ではない”と言われても高山の人物像が不明なので どういう意味なのかがピンときません。 単に喧嘩っ早いのか、ナンパ材料なのか、読者に推測させることになります。 逃げたから後者になるのかと思ったけど、結局意味は解りませんでした。 腕力に自信のない高山がその男から無事に逃げられてるのも都合良すぎに思えます。 逃げ切れる現実的な要因を何か出したほうがいいと思えます。 逃げる途中の黒猫が、これでは意味が無さ過ぎます。 単に雰囲気作りで入れるではなく、黒猫の物音がその男の追跡みたいな 緊張感につなげないと文章が雑多になるだけです。 ・・こんな感じでほぼ全行に違和感がありました。 1行1行が気になって感想を持つには至らなかったです。 作家を目指すというなら人に見せる文章は推敲しましょう。 もしこれがその結果であるなら、かなりの努力を要すると思われます。
お礼
処女はタイプミスです。 助詞のミスは推敲不足が原因。 溢すは普通に読めませんか? 分かると思ってました。 難読なのか……。 高山の人物像はこれから明らかになるので そこを指摘されたのは仕方ないでしょう。 黒猫も無駄なので言われる前に消してました。 推敲不足でしたね。 一発書きではこうなりますよね。 まぁ、ありがとうございます。 だいたい予想した指摘されるだろうところを 指摘されました。
- 7ftpr
- ベストアンサー率28% (21/75)
こんなところに投稿せず、『作家でごはん!』の鍛錬場でも利用なされてはいかが? No.3の方が指摘されているような細かく気になる部分もないではないですが。 余計なお世話かもしれませんが、「冒頭部分だけ」であるにもかかわらず「続きが読みたい」と言われて喜ぶのは気が早すぎるかと。結末がわからないんだから、そりゃこの後どうなるかは気になるでしょ。
お礼
解答ありがとうございます。 「作家でごはん!」を利用するのも良いですね。 気が早すぎるというか、まぁそりゃとりあえずは 嬉しいの一言は言うでしょう。 言って損は無いんだから。 本気で思っているかは関係なく
- gimontokitai
- ベストアンサー率36% (4/11)
>処女を怒鳴っていた。 少女の誤りとは思いますが、「見ただけで処女って?」とツッコミどころになっています。 >チャンスを逃す彼ではない。 下心ありきの提示? 下心がないならタイミング、時機を見誤るなど別な言葉に置き換えた方がよい気が >もう一つ向こうにあるビルとの隙間があったのだ。そこで立ち止まった。 一つに繋げた方が読むテンポが崩れない気が。 >高山は空がひっくり返るかと思った。 天地の誤り? >代名詞として登録 典型として紹介されそう、なら分かりますが、代表と代名詞? >言われるものだから、断れるものではなかった。 書かれている部分まででは何も頼まれてないので違和感が。 (いえ違います、と)誤魔化すことも躊躇われた、とかなら分かりますが。 >道は人通りの少なくなっていた。 >風が耳に注がれる。 個人的に気になります 重箱の隅的な指摘をご希望と思ったので書きましたが。 全く日本語として成立していないのを公表しておられる方もあります 文章力が、と卑下なさるレベルではないと思います あとはジャンルに合っているかとか、好みの問題になるのでは。
お礼
処女はミスです(笑) でも、投稿作を読んでこんな誤字が あったら冷めると思うので気をつけます。
- rinchaHIME
- ベストアンサー率18% (95/503)
続きは確かに気になります。読んでみたい。 文章にいらない情報が多いと感じました。ゴチャゴチャしていて分かりにくいです。
お礼
ありがとうございます。 冒頭なので、気になるように意識しました。 「えっ?」から「あの……」までの逃げる場面が ごちゃごちゃしているかもしれません。 最初はすっきりしていたんですけど、調子に乗りました(笑)
- getmyway55
- ベストアンサー率28% (2/7)
個人的には良いと思いますよ♪ 続きが気になりました!
お礼
ありがとうございます。 素直に嬉しいです。
お礼
ああ、良い選択をしたと思います。 とても面白い本ばかりですね。 外れがありません。素晴らしいセンスをお持ちだ。 森見さんと舞城さんは文体があるって感じですね。 また読んでみます。