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不完全優性とは

不完全優性とは何ですか? わかりやすく教えて下さい。

みんなの回答

  • Saturn5
  • ベストアンサー率45% (2270/4952)
回答No.1

Aが赤花、aが白花の遺伝子とします。 通常の遺伝では、遺伝子型[AA]、[Aa]が赤花で、 遺伝子型[aa]が白花になります。これが完全優性です。 不完全優性は[AA]が赤花[Aa]がピンク花、[aa]が白花になります。 ヘテロが中間的な形質を示すのが不完全優性です。 赤色の色素は1つの遺伝子だけでできているのではありません。 数百の遺伝子が作り出す数十の酵素によって、いろんな材料が少しずつ 変換されて赤い色素になります。 このとき、材料から赤い色素ができるまでは数十の酵素反応を経ています。 このとき、反応のどこかにヘテロ(遺伝子が少ない)行程があり、 中間生成物の量が決まっています。ですから、最終的な段階で[AA](酵素が多い) であても[Aa](酵素が少ない)であっても同じ量の色素しかできません。 これに対し、赤色の色素を作るのがA遺伝子1つによって成り立っている場合、 [AA](酵素が多い)と[Aa]では精算できる赤色色素の量に違いがあります。 ですから、赤花とピンク花の差違が生じるのです。

noname#202586
質問者

お礼

ありがとうございます。 わかりやすかったです。