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なぜ企業の賃金格差は大きいのですか?
- なぜ企業の賃金格差は大きいのか?
- 経済的な利益を拡大するためにはどうすれば良いのか?
- なぜ会社によって賃金格差が存在するのか?
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質問者が選んだベストアンサー
大企業は自社で賄えない分を、マージンを取って、中企業に仕事を発注します。 中企業は自社で賄えない分を、マージンを取って、小企業に発注。 小企業は自社で賄えない分を、マージンを取って、零細企業もしくは個人に発注。 という感じで、仕事のピラミッドが成り立っています。 途中でマージンが引かれているので、同じ仕事内容でも、所属する会社の規模によって給料は段違いに違ってきます。 CPUが2つあれば2倍で稼働するハズですが、実際には仕事の振り分けなどがあって、せいぜい1.5倍くらいのパフォーマンスしか出せません。 会社も同じで、人が増えると管理業務が増えますから、出来る人に給料を2倍払って無理をさせる方が(短期的には)効率が良いのです。 ---------- 会社を選ぶのであれば、より「上流」の会社を。 仕事を貰うのも、より「上流」の所から貰うようにすれば、給料(ギャラ)のアップが見込めるようになります。
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- potatorooms
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日本は自由主義経済だからです。 ご指摘の社会は、社会主義または共産主義のいずれかですね。 それも選択のひとつですが、中国を共産主義というかはちょっと微妙ですから、純粋に競争格差を排した社会主義、共産主義でまだ国として残っているのは、キューバだけに思います。
- harenshiba
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制度的要因としては、 1. 社会構造、産業構造が硬直的なため、競争力を失った低収益企業がゾンビのように生き残ってしまう一方、高収益を稼げる新企業や新産業が生まれにくい。 2. 雇用慣行が硬直化しており、雇用が流動化されていない。 3. 産業別組合や職業別組合といった企業横断的な労働組合が未発達で、企業内組合が主流。 そのため、企業や産業を横断した賃金平準化圧力が働きません。 また情緒的要因として、 3. リスク回避的で安定した環境を好み、独立志向より帰属志向が強い。 4. 個人の能力や実力よりも、集団内での調和を重視する。 といったいわゆる日本人の気質も、ひとつの会社に居続ける原因になっていると思われます。 他にも、 5. 大学まで卒業しても何も専門能力を身に付けていない。 6. 入社後もその会社でしか通用しない能力しか身につかない。 という人材教育、能力開発観点からみた問題も、ひとつの会社にしがみつかざるを得ない原因でしょう。 要するにポイントは、 産業構造が硬直的で政策も産業保護的なため、競争力を失った企業(=給料低い)が生き残ってしまう一方で新産業(=給料高い)が成長しにくい。 そのため労働市場が流動化しないので、低収益企業や産業から高収益企業や産業への人材移動が起きず、いつまでたっても所得は伸びないし能力を高める機会も得られない。 といったところではないでしょうか。
お礼
なるほど、様々な角度からのご考察、参考になりました!ありがとうございました!
- hekiyu
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自由主義経済だからです。 競争社会だからです。 自由な経済だから格差が生じる訳です。 有能な幹部、社員がいて、頑張る企業は儲かる。 そうでない企業は儲からない。 儲かる企業の給料は高く、儲からない企業の給料 は安い。 自由主義の当然の結果だと思います。 こういう自由経済社会では、格差が大きくなるから駄目だ、として 国家権力で自由を制約し、強引に平等にしようと して、惨めな結果になったのが社会主義諸国です。
>そういう人は大企業でも例えば5時まで勤務で月収30万くらいにして、ワークシェアリングで別の人を追加で雇って残りの時間を働いてもらえばいいんじゃないですかね?それで一気に雇用は増やせますよね? 工場のラインなどといった単純労働ならそれも成り立つかもしれません。 ただ、仕事に忙殺されるような人というのはいわゆる「知識労働」の側面が強く出ていると思います。それは自分の持つ知識を使って仕事をする人たちです。 例えば営業マンが顧客企業のための企画を立てているとします。 その顧客の希望や特徴などはその担当営業マンが一番知っているわけで、それに合った企画を考えるわけです。それを5時になったからと言って別の人が引き継ぐということができるか、といえばなかなかできません。 要するに、今の大企業は頭数を必要としていないのです。 コピーを取るだけ、とかの雑用係としてなら雇用もあるかもしれませんが、今いる社員の仕事を分けて人を雇うというのは難しいでしょう。
- lv4u
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小さな会社や、(派遣だけど)大企業で働いた経験からいうと、 大企業は、 ・取引上の優位性がある ・TV-CM等、売上拡大に頑張っている ・ソフトウエア開発に投資し、業務を効率化 ・最新技術の採用・大規模化などによる効率化 ・優秀な人材が集まりやすい ・業務改善などの研究を行う人的・資金的余力がある 小企業は、これと逆になります。 なので、賃金格差が大きくなるのも仕方ない面があると思います。 >>ワークシェアリングで別の人を追加で雇って残りの時間を働いてもらえばいいんじゃないですかね? 企業の立場では、ワークシェアリングするよりも、1人の人に残業してもらうほうが、利益が大きくなると思います。 税金からのマイナス分補填とか、法律でワークシェアリングを義務付けしないと難しいでしょうね。
お礼
なるほど、現場のご経験に基づいたリアルなご意見、ありがとうございます!しかし大企業の外部の人間からすると、何が何でも利益につながるものを一人占めしようとしているようで、ムカつきますね…
お礼
なるほど…すごいざっくりと、しかし単純明快で分かりやすいご説明、ありがとうございました!しかしこんな、大きな差が当たり前の社会、ボクはイヤですね…