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エレクトーンの現状と今後の展望について
- エレクトーンはデジタル技術が搭載され、リズムの細かな仕込みやアルペジオを含むリフレインのシーケンス仕込みが可能です。キーボードプレイとの違いや魅力について考えてみましょう。
- エレクトーンは特徴的な音色の多様性を持ちますが、ジュニアオリジナルコンサートでは昔ながらのアナログエレクトーン音(オルガン系)が使用されています。これはルールによるものか、ヤマハのデモとしての戦略なのか、また異なる音色の魅力についても考えてみましょう。
- エレクトーンの現行ラインナップの価格差はどの部分のコストに現れているのでしょうか。エレクトーンは注目度が下がってきているようですが、ヤマハの戦略に変更はないのか、注目アーティストも含めて考えてみましょう。
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音楽関係者の詳しい回答が後からつくことを期待して、 トップに書かせていただきます。楽器・音楽の好きな男性です。 窪田宏の名前に反応した部分が大きいです。 ヤマハが、日本の音楽教育から、ハード開発、社会システム的に 音楽ビジネスに君臨していたのは、80年代いっぱいかと思います。 川上源一と言うホンダやソニーの創業者に匹敵する、人物が 王国をつくりあげました。一部は海外にも通用したと思います。 とくにシンセサイザーのDX7あたりなどは。 毎年のようにポプコンからミリオンセラー曲が出たり、JOCから 西村由紀江のようなスターも出ましたが、やっぱり今で言う ガラパゴス的な価値観や世界、日本だけのマーケットを意識した 職人芸の局地が、窪田が弾いていた夢のエレクトーン(FX-1でしたっけ?) ではないでしょうか。 あの時代は、松下電器がエレクトーンそっくりのテクニトーンという 楽器と習い事教室まで、数年間展開していたのを、憶えています。 エレクトーンは今でも、都心のヤマハのショウルームにいくと鎮座しています。 私も先日心斎橋で、相変わらずの構造と、音質を確認して懐かしく思いました。 うまい回答が出来ないのですが、今の若い人はあまり関心がないように思えます。 楽器単体としてコンボやオーケストラルな使い方、コンサートをするにしても 限定的な用途になるからでは、ないでしょうか。 あの時代は楽器店、レコード店がお金を持っており、タイアップでコンサートも 可能でした。またヤマハ音楽教室出身の若者が、関心をもってくれたという ことも大きかったと思います。 川上源一亡き後、野心的な経営でなくなったこと。その後の20年間に、 経済や家庭のステータス観も変わり、ピアノもしくはエレクトーンと言う お嬢さんの習い事も、バイオリンやチェロの方にシフトが変わってきました。 私は少数派も面白いと思う方です。今エレクトーンで何が出来るのか、 現在の主力機種のステージアは、どうなのか、素人判断しかねます。 ただ、1959年の誕生から半世紀以上の歴史もあり、影響力は小さくなったが、 むしろ新鮮に感じてくれる人もいるかと思いました。 何かの弾みでブームが起きれば、準古典楽器的な要素も出てきており、 たとえばテクノは、最近はまた復活しています。電子オルガンとシンセサイザーは、 使える状態であれば、復古調の録音機材にも使えないか。 音楽なんていうのは、スター一人出ればビートルズのように、その後の時代が がらりと変わるものだと思います。 私はこの投稿を読んで、エレクトーンの再評価に興味を持ちました。 昨日もフリーで音楽活動に参加して、若い世代とトーキングとプレイセッション してきたところです。 回答にならない回答ですが、どうぞよろしくお願い致します。
お礼
ご回答ありがとうございます。はじめて窪田宏がたしかFX-1で「エレクトリックフューチャー」を演奏したのを見たときは、エレクトーンでここまで激しい音楽ができるのか、といたく感動しました。 エレクトーンには川上源一氏の熱い思いがこもっているのですね。 余談ですが、同じグループの中島みゆきは川上氏亡き今でも歌詞カードのクレジットに「DAD 川上源一」と書いており、DADという仕事はなんぞや、とずっと謎だったのですが「父ちゃん」という意味で、今もなお中島みゆきにとっての音楽の父として尊敬しているようです。 かつて、小室哲哉がステージでの見た目を派手にする理由で、キーボードを何台も並べていましたが、こういうのは嫌いではないです。エレクトーンもあの何かを期待させる派手な筐体。 これだけのデジタル技術の向上、コストダウンが進んでいるのですから、その見た目の期待に応える演奏がまた見てみたいです。かつて窪田宏を見たときの衝撃のように。たとえ、それがクラシック曲でもサンプルボイスベースの音源ならば、昔と比べ物にならないくらい交響楽団ぽい演奏が聴けるはずなのですが。 レトロフューチャーなサウンドとしては、もしかしたらデジタル音源第一世代の○X-○シリーズの8ビットサウンドが突然、何かの曲にフィーチャーされるかもしれませんね。