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「ものい」/「かさだかな」といのは方言なんでしょうねこれは.
北陸の一部地方では, 「ものい」 と 「かさだかな」 という言葉があります. 「ものい」というのは,病気でからだがつらいときのことを指す言葉です. 「物憂い」というところ来ているのかな?と私は理解しています.「憂鬱(ゆううつ)」というような気分を表すので,発展して,病気で本調子でない状態を指すのかな?と. 「そんなモノイことようやるな」といような文体でも使います.これは,「そんな面倒くさい(大変な)ことをよくするな」というような意味です. また, 「かさだかな」という言葉もあります. これは,「大げさな」と言うような意味です. あるいは,「そんなたいしたことではありませんよ」という意味で使います. たとえば, 贈り物をして,相手からお礼のことばをいただいたときに,「そんな,かさだかな」というようにつかいまして, お礼の言葉が贈り物に対して非常に丁寧で,私としては たいしたものとは思っていないのですよ.という意味です. こちらは,かさ(体積)が高い(多い)と言う意味だと思ってまして,要するに,「大きい」という意味だと思ってます. 質問は,どちらも今では一地方でしか使っていない様ですが,分解すると,基本的な標準語から構成されています. 昔は,都(みやこ)でも使われていた言葉が,廃れてしまって,地方にだけ残ったのでしょうか. 個存知の方おられましたらお願いします.
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方言については、大変興味があり、いろいろと読んだり調べたりしています。 その結果分かってきたことは、というか、現時点で理解しているのは、どうやら方言は京都からだんだんと波が広がるように同心円状に広がって行ったらしい、ということです。 ですから、ご質問の最後の部分 「昔は,都(みやこ)でも使われていた言葉が,廃れてしまって,地方にだけ残ったのでしょうか」 は大変正しい視点ではないかと思います。 この考え方は、最初に柳田國男によっていいだされたのですが、長らく否定され続けていました。 しかし、テレビ番組の企画から始まった調査によって、ほぼ正しいのではないか、すくなくとも、まったく些細なばかげた話ではない、ということに現在の学会ではなっているものと思います。 詳しいことについては、以下の本をお読みくださるとお分かりになれます。 「全国アホ・バカ分布考 はるかなる言葉の旅路」 新潮文庫 松本修 著 781円(税抜)
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- chilldie
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#4のかたへ、 サーターアンダギーのアンダは油、アギーは揚げ、 全部足して、砂糖油揚げです。
お礼
ありがとうございます. これは,面白いですね. 英語的な発音をしながら,実は全部日本語だという. 多分,ネイティブに発音すると,もっと「砂糖油揚げ」に近く聞こえるんじゃないですか? 私の近所では, 油揚げのことを「アルバゲ」というひともいますが,これは有効範囲が極めて狭いので,ちょっと特殊です. ここまで来ると, 「方言」なのか,「なまり」なのかの境界線に段々近くなってきますね. 「日本語」というのも,私が勝手に定義するといろいろ さしさわり有るかもしれません. この質問とお礼の中身は,言葉の定義をあまり厳密に 扱ってません.ご容赦を. ありがとうございました.
他の方へのお礼欄に書いていらっしゃることに反応して恐縮ですが、「標準語」という「言葉」はありますよ。今でも(*)。 「標準語」という「日本語」はありませんけどね。 というのも、大英帝国と違って「これが本物の英語だ」っていうものを日本では一度も作っていませんから、だから「Standard English」に相当する「標準日本語」っていうのはないと思うのですよ。 その意味で、すべての日本語は方言である、と言えそうです。 ただ、標準語に近いものはあるのですよね。 そのひとつが、NHKアナウンサーが使う日本語。 あとは、役所が出している訓令にでてくる日本語。 それから、外国人向けに書かれた日本語教科書。 この3つを総合すると、「標準日本語」というものができあがるかもしれませんね。 現在の共通語のもとを作る際に、明治政府が考えたのは ・武士の言葉は分かりにくいし、表現しにくい事柄が多い ・分かりやすくて使いやすいのはどういう言葉か ・そこで考えたのが、武家に出入りする商家の言葉遣い ・これに、東京の山の手に住む人たちの言葉をまぜよう とこういうことだったようです(うろ覚えにて失礼)。 余談ですが、オキナワの言葉は「え」「お」の音がないので、すべて「あいう」の母音で表現します。 しかし、このことを知っていて、すばやく変換できると、オキナワの言葉の分かりにくい部分も、昔の日本語がまざっているということが分かります。 たとえば、サーターアンダギー、ですね。 この「サーター」は「さーとう←さとう」という変化でできた言葉ですよね(アンダギーは分かりません。なんだろ?)。 http://moelu75.hp.infoseek.co.jp/uchinaguchinyumon.html まとめ) どこのことばも、その地方においては標準語。 そして、どこのことばも等しくみな正しい日本語。 日本に「標準日本語」はない。 *…ただ、このことばには「方言はにせもの、標準語がほんもの」という「価値」をふくむので、使わないほうがいい言葉かもしれませんね。
お礼
ありがとうございます. 「標準語」が「死語」だと申し上げたのは,そのような言葉は定義されたこともなくて,ただ,TV放送や政府の声明などで,あるいは教科書などを通じて使われている言葉が どちらかというと「標準語」かなというような 非常にあいまいなものである. ということを言いたかったわけです. 特に,ご回答者と私の見解に格別の差異があるとは思いません. 「共通語」も議論がありますしね. 言葉を考えると,#1の方も書かれているとおりいろいろと文化の流れや,民族の流れが見えてきたりして面白いですね.
- Hauyne
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回答としましては#1の方の仰るとおりだと思います。 他に例を挙げますと、沖縄の方言はかなり独特で意味が分かりずらそうですが、うろ覚えなので間違いかも知れませんが確か平安時代の言葉から来ているそうです。 たとえば「めんそーれ」は「御免そうらい」とか、「南風」を「はえ」と読んだり、、、、 あと、裏付けが取れないので、嘘かホントか分かりませんが、開国して間もない頃、来日した外国人に日本を教えるのに、どの地方に言ってもとりあえず通じる言葉と言うことで静岡の言葉を教え、標準語も静岡から東京にかけての言葉をベースに全国で通じる言葉を寄せ集めて作った、という話を聞いたことがあります。
お礼
ありがとうございました.
- gutugutu
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北陸の一部地方から中央へ出て尚かつ回りに影響を与える人が少なかったからかな? 全日本標準語なんてもともとないのですから北陸の標準語が伝わらなかっただけです。
お礼
標記の言葉は, 北陸が発生の地ということですね. 「標準語」というのもたしかに「死語」に近い言葉でしたね.明治時代以前には全国でおなじ言葉を使っていたと言うことはなかったでしょうし. ありがとうございました.
お礼
ありがとうございます. アマゾンで探してみます. 安価ですし.