※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:小論文の問題です)
シリア内戦:平和な時と戦時の逆転
このQ&Aのポイント
シリアの内戦での死者数が6万人を超えたことが明らかになった。戦火の中で亡くなった子供たちの数も多く、その名前を思うと胸が痛む。
シリア内戦の発端は「アラブの春」であり、政府と反政府軍の間で長期にわたって戦いが続いている。
アサド大統領の存続に頭を悩ませている独裁者の一人であり、彼が退陣することで平和な時が戻る可能性があるとされている。
次の天声人語の文を読んで自分なりに起承転結を使って300字以上400字以内でまとめて欲しいです。現在の情勢も含めて構いませんので、小論文が得意な方お願いいたします!
昔、ある高僧のところへ年始に来た男が、何か書いて下さいと頼んだ。僧はさらさらと「親死に、子死に、孫死ぬ」と書きつけた。男が怒ると僧は静かに「親が死んでから子が死ぬ、子が死んでから孫が死ぬのがいいので、逆になったら大変なことだ」▼男は納得して大事に持ち帰ったそうだ。以上は国語学の故金田一春彦さんが書いていた話だが、その「逆」を招く最たるものは戦火だろう。「平和な時には子が父の葬(とむら)いをする。しかし戦いとなれば父が子を葬(ほうむ)らねばならぬ」と、これは古代の史家ヘロドトスの書中にある。いま真っ先に浮かぶのはシリアだ▼内戦の死者は6万人を超えたと、年明け早々に国連高官が発表した。これまでは推計で数万人としてきたが、詳細な検証を踏まえて初めて明確にした▼うち5万9648人を実名でリスト化できたそうだ。大勢の子らの名があるに違いない。その名で呼ばれた短い生涯、残された小さい墓を思えば胸は痛む。若者も多かろう。戦火はもうすぐ2年におよぶ▼発端は「アラブの春」だった。民主化要求を政府が力で押さえ込んだ。だが今や政府軍、反政府軍とも周辺国からの肩入れで戦っているようだ。イスラムの宗派が絡み合って、糸は容易に解けそうにない▼古今の独裁者の例にもれず、アサド大統領は自分が生き延びることしか頭にないらしい。そうするうちにも犠牲は膨らみ、幾十万の難民が流浪する。一刻も早い退陣しか、民衆に「平和な時」が戻る道はあるまいが。