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ピアノのチューニングってどれくらいの頻度で行うの?
- ピアノのチューニングは数年に一回程度行いますが、ギターと比べるとあまり狂いにくいです。
- プロのピアニストは頻繁にチューニングを行い、オーケストラのチューニングには参加しないことがあります。
- ピアノの音の変化は弦の太さや長さではなく、調律ピンを操作して行われます。
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>>>ギターのチューニングは弾いていて狂いやすいのにピアノはなんであんまり狂わないのでしょう? 弦の性質が根本的に違うのだと思います。 ピアノに使っている弦は“ピアノ線”と呼ばれる鋼鉄線です。たいへんに硬く、設計強度までほとんど延びることは無く、初期延びがとれるとあとはほとんど延びません。これがチューニングがあまり狂わない原因と思います。 これに対し、ギターはスチール(鉄)やナイロンなどでこれらはテンションがかかったままだとだんだん延びてきて(細くなる)しまいには切れてしまいます。普通は切れる前に音がヘンになるので交換することがほとんどです。 ピアノの弦を指ではじいてみると分かりますがそんなに大きな音は出ませんね。逆にギターの弦をピアノのハンマーのような物でたたいてもこれもまたたいした音(音量)がでないことが分かります。 ピアノは弦をたたいて音がでるように弦の材質やテンションが決められています。ちなみにピアノの弦1本1本がおよそ90Kgのテンションがかかっています。 >>>プロのピアニストは頻繁にチューニングしたり演奏前にしたりしてるのでしょうか? 有名なプロピアニストだと専属の調律師がいて、どこにでもついていきます。演奏前には必ずします。調理津師は単に音程だけでなく、音色の調整もします。詳しく書くと本が書けるので簡単に説明すると、オクターブを正しく2倍 半分にするのではなく、ほんの僅か広くしたり狭くしたりします。また、中音以上は鍵盤1つに弦が3本あるのでそれぞれをほんの僅かずらして音色に幅を持たせています。もちろん、演奏する曲目によって異なります。 >>>オーケストラなどでAでチューニングを合わせる際に参加しないのでしょうか? ピアノ協奏曲 ピアノソナタなどピアノが主体の楽曲はAの音はピアノが出します。オーケストラのチューニングなんてほとんど儀式みたいなものなので、プロの奏者なら演奏中に調整などいくらでもできます。 >>>他に参加しない楽器についても教えてください。 打楽器で木琴や鉄筋、チューブベル ハープなどはチューニングには参加できないですね。 >>>またピアノは弦の太ささと長さのどちらで音を変えているのでしょうか? どちらもです。中音より上は弦の長さを変え、下は太さを変えています。弦のテンションはおよそ90Kgで全部同じでないと音色や特に音量に差がでるので、最適な音になるよう弦の太さ(重さ)が決められます。 >>> そもそもピアノのチューニングは何を操作して合わせるのでしょうか? グランドピアノならピアノの楽譜を置く下のピアノ内部を見ると黒い小さな突起がたくさん並んでいるのが分かると思いますが、これに弦を巻きつけて調節します。ギターやバイオリンと変わりません。ですが弦のテンションがとても高いので専用の工具でなければ調整できません。ですがこの調整はとても力がいるようで、調律は「1にカシメ 2にカシメ 3にカシメ 4に音程5で音色」などといわれています。大変な体力仕事のようです。
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- EleMech
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>ピアノはなんであんまり狂わないのでしょう? 弦の張力が大きいからだと思います。 平均して90kgの力で引っ張っていると言われています。 ただ、ベアリング部分(ギターで言うナット)で引っかかるようなものは、合わせづらいので狂い易くなる事もあります。 >プロのピアニストは頻繁にチューニングしたり演奏前にしたりしてるのでしょうか? コンサート前には、調律師が調律を行います。 >オーケストラなどでAでチューニングを合わせる際に参加しないのでしょうか? コンサートの基音で調律しますので、チューニングを他楽器と併せる事はありません。 ピアノを他楽器に併せてしまうと、88鍵全てやり直す必要が出てきますので、ピアノに他楽器の方を合わせる事もあります。 >ピアノは弦の太ささと長さのどちらで音を変えているのでしょうか? 両方で変えています。 天蓋を開ければ弦が見えますので、一目瞭然です。 低音弦は、巻き線を使用し、弦長も長いです。 中音から単線となり、高音になるに従って細い弦へ移行し、弦長も徐々に短くなります。 ピアノは1鍵ごとに調律しますので、フレットはありません。 >ピアノのチューニングは何を操作して合わせるのでしょうか? チューニングピンというペグの心棒だけのものがピン板に刺さっているので、それを回して調律します。 ただチューニングピンは、木の摩擦で弦の張力に耐えており指では簡単に回らないので、チューニンングハンマーをレンチのように使用して回します。
家庭のピアノでも最低でも1年に1回くらいはチューニングします。 お金のある家はもっとするのかな。(これがまたけっこう高い) アマチュアの演奏会でも追加料金払えば本番前にチューニングしてくれます。 ピアノは移動させるとチューニング狂います。コンサートホールならピアノ運ぶ台車があるのでまだいいですが、家庭で模様替えとかしたら調律師呼ばなきゃダメでしょう。 >ギターのチューニングは弾いていて狂いやすいのにピアノはなんであんまり狂わないのでしょう? たしかにギターに比べたらチューニングは狂いにくいですね。 ピアノは外装こそ木ですが、中には鉄枠があって、かなりしっかりと弦が張られています。チューニングの原理はギターと同じですが、専用の工具で回さないと堅くて回りません。 ギターのペグなんて手で回せちゃいますよね。それだけ動きやすいということなので、ピアノに比べてチューニングが狂いやすいんでしょう。 また、ギターは弾くときにどうしても弦を引っ張りますよね。これに対してピアノは弦を叩きます。それもチューニングが狂いにくい理由じゃないかと。 >またピアノは弦の太ささと長さのどちらで音を変えているのでしょうか? ピアノは、1弦=1音です。各弦の音は変わりません。 ただし、それぞれの弦の音程の違いは太さ+長さで変えています。グランドピアノを見てみてください。鍵盤に向かって左側の方が大きいですよね?これは低い音には長い弦を貼っているからです。 また、長さだけで調節しようとするととんでもなくイビツなピアノになってしまうので、弦の太さも変えています。
- sucosucox3
- ベストアンサー率19% (110/558)
プロには専属の調律師がいて、本番前に必ず調律しますよ。 またメーカーによっては認定された調律師にしか調律をさせないケースもあります。
- yasuto07
- ベストアンサー率12% (1344/10625)
糸巻きのロックナット、、ギターの糸巻きがネジ式になっています。
お礼
なるほど。 大変詳しくありがとうございました。