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未だ乗り越えられない、失恋の経験談
- 結婚後20年以上が経過し、シニア世代になったとしても、未だ高校生時代の失恋を引き摺り、彼女の残像を消せない自分がいます。
- 最良の伴侶を得たという自負がある一方で、成就しなかった若い頃の恋愛へのノスタルジーを未だに抱き、それを消化しきれていないというのも正直なところです。
- シニア世代の皆様の経験談を広くお聞かせいただきたいです。また、失恋時に印象深い歌があれば教えていただきたいです。
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来年還暦を迎えます。 忘れえぬ失恋というのは、ひとつだけです。高校時代好きだった同級生に長文のラブレターを書きフラれたあと、彼女が東京の某国立女子大に進学したのもあってつきあった女性が同じ女子大の女性。のちに私の女房になる人です。ただ、この恋愛どこかギクシャクしていて、結婚して18年目の時に、つまから突然ありえない告白を受けました。 「私、ずっと浮気していたのよ」 これが私にとって人生最大の失恋。 悩みに悩んで2年後に上の子が高校入学を機に協議離婚。 晴れて独り者になった私は、過去の忘れ物を探しにいく心の旅にでました。 つまり、悔いのない人生をすごすための恋愛のやり尽くしをしようと思ったのです。学生時代から25年がかりの「失恋」を抱えたまま今後の人生を生きてはいけません。 当時私は45歳。1年前から準備を進め水泳とジム通いで体重を5kgウエストを5センチ絞って恋愛体形をつくりました。 45歳の独身男は、本当に自由です。もちろん孤独に涙する夜もありましたがほどなく彼女ができてアパートにいりびたる生活が続くとまもなくひと回り以上年下の人妻から誘われて幾度か飲みにいくうちに、ホテルに誘われた。もう妻に遠慮する立場でもないし、そのまま深い関係になりました。 この時の1年足らずの時間は、まるで桃源郷のような日々でしたね。 神様ってのは、ひどい目にあわせたあとはちゃんと埋め合わせをしてくれるものだと思いました。 私は真面目なもので、両天秤でつきあっている事実を若い人妻に告げてしまい、それがもとで、彼女はひどく傷つき私たちの関係はゆっくり終局にむかいました。私は先につきあっていた彼女に別れを告げ、そののち人妻の彼女とも別れ本当に一人になりました。 質問者さま。おそらく質問者様の思いは、過去の女性というより、純粋な恋愛に対する執着のようなものではないでしょうか。 結婚という檻を出れば、本当にあらゆる可能性が広がっている。求めよさらば与えられん。そういう世界です。 その後私は4人の女性と恋仲になりました。最後の女性が今のカミさんです。 などと書くと軽薄才子の浮名自慢のように思われるだけでしょうね。そうではなく私が申し上げたいのは、悲しい失恋の思い出は、新たな恋で塗り重ねて消していかないと人生は忸怩たる思い出ばかりになってしまう。手にはらなかった美女や可憐な少女とすごした青春の邂逅よりも、現実の可能性というものをもっとみつめてごらんになったらいかがかというお話です。 自慢話でもなんでもなくて、私は昔から美人が好きで(嫌いな男はいませんが)一度美形の女性と恋仲になりたいと思っていました。 これがもう1000人に一人くらいの超美人。女優系の美しさ。3か月しかつきあいませんでしたけど、わかったことはこういう美人はうそつきで女房にはできないということでした。40歳の人妻で私以外にも息子の家庭教師だった男とつきあっているようでした。 まぁ、神様は間違って私の先妻に浮気させちゃって悪かったね。埋め合わせに、とんでもなくセクシーな若い女や超美人の人妻用意したから我慢してね。と言っているかのようでした。 もちろん神様のくれた最大の埋め合わせは、今のカミさんですけどね。 なんかのろけと自慢話では元気でないですね。すみません。 当時よく聴いて慰められたのは ヘレン・メリル 「帰ってくれたらうれしいわ」 ロバータ・フラック「愛は面影の中に」 です。なつかしいなぁ。メロディが浮かぶだけで涙がでてきます。
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こんにちはisokenさん。 あなたとお話しするのは楽しいので、またお邪魔します。 人生の先輩と言われるのは何やら面映い思いです。 何しろ、無駄に齢を重ねておりますのでね。(笑) 私は2年ほど前に一線を退きました。 少し早いのかな?そう思いましたが後の人に任せましょうと・・・ それでも月の半分は顔を出しております。 何を言いたいかと言いますとね、 会社の顔と、本来の私はまるで違うということです・・・。 あなた、人の評価を気にする小心な人間とおっしゃる! 私も全ったく同じです。 人間、殊に男などは実に面倒な生き方をしなければいけませんね。 でも、それなどは私は面白い・・・。 例えば、こんな私にでも人様の過分の評価はあります。 私はそれを裏切らないように頑張るしかありません。 違うなぁ・・・と、思いながらですよ。(笑) 前回、お話し出来なかった私の苦しかった恋愛話しもしたいと思いましたが、 長くなりました。 あなたとはまた何処かでお話しする機会もあるでしょう。 楽しみにしております。 お元気で・・・。 PS もう随分前になるのでしょうが、懐かしい喫茶店の質問をしておられましたね? 残念なことに締め切られたあとでしたので私は回答が出来ませんでしたけど、 当時、私は高田馬場の予備校に通う毎日でした。 小さな喫茶店があり、朝そこで一杯のコーヒーを飲むのが日課でした。 暗い気持ちでいた私には流れる音楽に耳を傾ける余裕はありませんでしたが、 きっとボブ・ディランでも流れていたのでしょうね。(笑)
お礼
重ねての御回答、感謝致します。 >あなたとお話しするのは楽しいので、またお邪魔します。 いいえこちらこそです、turukamejirouさんは壺を心得たコメントを頂ける、数少ない回答者の御一人ですから・・。 >会社の顔と、本来の私はまるで違うということです・・・。 >人間、殊に男などは実に面倒な生き方をしなければいけませんね。 この点は非常に共感出来ます、私などは自身が作り上げた自らの虚像に近付けるように、試行錯誤を繰り返し、且つ演技していただけなのかも知れません。 例えば金銭に頓着しないとか、瑣末な事に拘泥しないといった評価を得る為に掛かった、精神的及びコスト面での負担は決して少ないものではなかった、但し得たものも少なくなかった気はしますが。 思うにスクリーンの中の(高倉)健さんの様に、男が男でいる事はそう容易ではない訳で、男の矜持を突き詰めれば、「顔で笑って心で泣く」といった痩せ我慢にあるのでしょうか。 >もう随分前になるのでしょうが、懐かしい喫茶店の質問をしておられましたね? こちらは記憶にありませんので、恐らくturukamejirouさんの勘違いかと・・。 但し興味深いテーマですので、敢えて触れさせて頂くと、私などの世代でも喫茶店は青春の1ページを語るに欠かせない舞台の1つでした。 私自身高校・大学と渋谷で過ごしましたので、語るとすればその周辺なのですが、ユーミンの歌に出てくる青山のとある喫茶店は、仲間内の溜まり場でしたね。 それともう1つ、10代の後半に実家のある世田谷区のとある喫茶店でアルバイトをしておりましたが、数年前に亡くなられた作曲家の三木たかし氏が奥様とよく来られ、当時流行っていたインベーダー・ゲームに夢中になっておられた姿は、今でも鮮明に記憶しております。
こんにちはisokenさん。 お久しぶりです。 この質問はあなたが質問を立てたときから、 お気に入りに入れて眺めておりました。 正直、isokenさんはロマンチストなんだなぁ・・・と、(笑) でもまあ、これはあなたに限ったことでもないでしょう。 私などもそうですよ。 ただ、私はあなたのようにそこまでは引きずらない。 口はばったい言いかたですが女と言うものが少しは見えるのです。 まあ、これ以上の話しはね・・・よろしいでしょう。(笑) 奥様を大事にされてあげてください。 良い思いでがあることは、それだけで幸福でしょうから・・・。 印象深い歌の質問ですね? カルメンマキ、ご存知? 「時には母のない子のように」、たまにyou tubeで聞いております。 それと浅丘ルリ子の「愛の化石」、 「会えなかった夜・・・そんな間違いでありますように・・・」 涙ぐむことがあります。 私もあなたのことは言えません。(笑)
お礼
turukamejirouさんお久し振りです、そして回答誠にありがとうございます。 >正直、isokenさんはロマンチストなんだなぁ・・・と、(笑) 実はそうかも知れません、正直なところ認めたくはないのですが・・。 というのも、私の理想とするところは唯我独尊・破天荒といった方向性、そして長年人前ではそれを衒う人生を送って参りました。 しかしその実像は典型的な小市民であったりする訳で、他人の評価が何よりも気になる種類の人間です。 つまり私の虚像しか知らない知人・友人の前では、間違っても何十年も前の失恋話を語り、女々しい自分を曝け出す訳には参らず、さりとて今尚残る若かりし頃の苦い体験にも思いを馳せたい、依って不特定多数の皆様に対して今回ある種の懺悔となった次第。 思うに私にとって、10代を過ごした1970年代が人生の最高峰であり、強烈な思い出の殆んど全てがそこに由来します。 >ただ、私はあなたのようにそこまでは引きずらない。 >口はばったい言いかたですが女と言うものが少しは見えるのです。 正直失恋の痛手なんて、いつかはフェード・アウトするものと考えておりましたが・・、事ここに至れば、その全てを引き摺ったまま墓場まで持って行こうと思います。 尚先の回答者様のお礼に於いて触れましたが、私自身付き合い・寝た女性は数知れません、浮気・不倫の類も散々経験して参りました、但し今以って女性の本質を全く理解していない、そしてこの先も理解する事は恐らく無いでしょう。 >カルメンマキ、ご存知? 子供の頃に流行っていました、ある種の反戦歌と記憶しておりますが・・。 >浅丘ルリ子の「愛の化石」 こちらは知りません。 最後になりますが、人生の先輩からの御言葉、深く胸に沁みました。
- poyo-poyo
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No1のものです。 お礼の文面を拝読させて頂きました。 勝手にご推察させて頂きましたが、教養があり、物事について深く考え、表面上穏やかな方ではないでしょうか? 私の経験からですが、 あなた様のまじめな気性故に、奥様にうっかりいまの思いを打ち明けたりしないように御注意いただいた方がよいと思います。 奥様と心が通じているが故に打ち明けても、奥様はきっと理解してくれると思い込んでしまいますが、どのように受け止めるかは、奥様自身が判断されることですので、期待している結果とはならないこともあります。 私の失敗は結婚前のことですが、大変なことにならないようにお祈り申し上げます。
お礼
再度の御回答、痛み入ります。 >勝手にご推察させて頂きましたが、教養があり、物事について深く考え、表面上穏やかな方ではないでしょうか? 書き下した文章から類推すると、或いは貴兄の如くに判断される方がおられるかとも思われますが、謙遜ではなく実際の私は、回答者様の御想像とは恐らく対極にいる稀に見る「いい加減男」、周囲の評価もまさにそれでして、そこに気分屋且つ短気という一面が加わり、故に貴方から頂戴した過分な評価は本当に面映いばかり。 そもそも一晩寝れば、怒りや悲しみその他この世の森羅万象に於ける、マイナス方向の諸々の感情が大方記憶の彼方に飛んでしまう斯様な「いい加減男」でも、若い頃の失恋はそう簡単に記憶の隅から捨て去る事が出来ず、我が事ながらそのコントラストがまた非情に興味深いところです。 >奥様と心が通じているが故に打ち明けても、奥様はきっと理解してくれると思い込んでしまいますが、どのように受け止めるかは、奥様自身が判断されることですので、期待している結果とはならないこともあります。 何だかんだ申しましても、私の最大の理解者は家内ですが、やはりその辺りの機微というか昔の女性関係に関して、家内には聞かず・語らずを心掛けております。 真摯な御意見、今後とも参考にさせて頂きます、ありがとうございました。
- カルマ(@mimicry-budda)
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お早う御座います。 お気持ち、よっく解ります。 (笑) ほぼ「同年代」だと、お察し致します。 男って、「女々しい生き物」で御座いますよ。 本当に強いのは、女性で御座いますよ。 自分は、北海道の人間ですが、大学時代を含めて7年ほど東京で暮らしました。 その間に「結婚」も視野に浮かんだ女性がいました。 その当時、家業を継ぐ関係で、「田舎に帰るか、東京で働くか」、凄く迷ってました。 迷った末に、彼女に対して、 「(北海道の)田舎に一緒に帰って、結婚してくれないか?」 と言ったのですが、ものの見事に『玉砕』・・・。 (泣) 彼女は、生まれも育ちも東京の人間なので、最後には、 「そんな雪深い田舎に行って生活するなんて、とても考えられないわ」 とまで言われてしまいました・・・。 「愛情」が「憎しみ」に変わった瞬間でしたネ。 でも、未練たらしい男のサガ・・・。 一週間あまり、「自棄酒三昧」の生活を送ってしまいました。 タイムリーで聴いてた曲が、コレですね。 ↓ ★「華やかに傷ついて」 by CHAGE and ASKA http://www.youtube.com/watch?v=DI0tHEPq-Dk ↑ 曲自体は爽やかで暗さを感じさせません。 しかし、独り静かに耳を傾けると、ジワッと涙が【個人的に】込み上げる。 そんな曲なので御座います。
お礼
似た様な感性の方から御回答頂き、素直に嬉しく思います。 >ほぼ「同年代」だと、お察し致します。 >自分は、北海道の人間ですが、大学時代を含めて7年ほど東京で暮らしました。 回答者様と私は時期を同じくして、この広い大東京の下で、同じ空気を吸っていたかも知れませんね、しかもそう遠くない境遇の身として。 しかし失恋を1つの契機として北国にフェード・アウトですか、歌の一節に語られる如く非情に物悲しい、「なごり雪」と「北国行き」のミクスチャーのようですね。 >男って、「女々しい生き物」で御座いますよ。 >本当に強いのは、女性で御座いますよ。 まさにその通りかと、私は高校時代に木っ端微塵に振られ、大学時代に若干の冷却期間を置いて挑んだリベンジ・マッチでも見事に玉砕、流石にその時点で男の矜持がブレーキとなり、理性の上では彼女の事を諦めましたが、その本心はここの質問にもある通り、未練たらたらだったらしい。 しかし魅力的な女性は概ね過去を振り返らない傾向がありますね、それはもう憎たらしいほどに・・。 NO1の回答者様が仰られる通り、過去と現実の峻別は大切な事なのでしょうし、少ない理性を総動員してでも、良い思い出として記憶の中に留めるのが最良の選択なのでしょう。 >「愛情」が「憎しみ」に変わった瞬間でしたネ。 悲しいかなとても共感出来てしまう自分がおります。 自分を振って去って行った昔の彼女の未来を、影ながら祝福する事が出来るほど今も昔も人間が練れていない、私自身言うなれば典型的な小者でして、当時は不幸の手紙でも出してやりたいぐらいの気持ちでした。 >一週間あまり、「自棄酒三昧」の生活を送ってしまいました。 全く右に同じです。 >★「華やかに傷ついて」 by CHAGE and ASKA チャゲ・アスに関しては、メジャーな曲を除いて実は余り知識が無いのですが、今度是非聞いてみたいと、何はともあれ回答ありがとうございました。
- poyo-poyo
- ベストアンサー率36% (7/19)
私も若かりし時にお付き合いした彼女の思い出をいまも懐かしく思い出します。 自分なりの理解では、 非日常的なこと、リゾートホテルでの一泊や料理、出会い・・全て素晴らしい思い出であり人生の肥やしですが、それが毎日になると日常の現実となり、比較してしまうと消化しきれない気持ちになるのでしょう。 私は近頃生活に大きな変化があり、これまでの生き方を見直す機会がありました。 そこで、気付いたのは現状のありがたさや妻への感謝の気持ちです。 切り取った過去の思い出と、継続している日常を比較するのは私からするとナンセンスで不公平だと思います。 自分にとって価値があるのは、過去でもなく、わからない未来でもなく、今ではないでしょうか? 今を大切にすることを意識する生き方をしようと私は思います。
お礼
回答ありがとうございます。 >自分なりの理解では、非日常的なこと、リゾートホテルでの一泊や料理、出会い・・全て素晴らしい思い出であり人生の肥やしですが、それが毎日になると日常の現実となり、比較してしまうと消化しきれない気持ちになるのでしょう。 現実と非現実のギャップに関してですが、貴方の御指摘はその通りであると思いつつ、そして現在の境遇にほぼ100%満足しつつも、あらぬ事を夢想してしまう自分がおります。 >私は近頃生活に大きな変化があり、これまでの生き方を見直す機会がありました。 >そこで、気付いたのは現状のありがたさや妻への感謝の気持ちです。 その点は充分以上に理解出来ます、私も家内には感謝しておりますし、家内の存在が無ければ、今の幸せな生活があったかどうかも疑わしいところ。 >切り取った過去の思い出と、継続している日常を比較するのは私からするとナンセンスで不公平だと思います。 >自分にとって価値があるのは、過去でもなく、わからない未来でもなく、今ではないでしょうか? >今を大切にすることを意識する生き方をしようと私は思います。 まさに仰る通り、その点を突かれると私としてはぐうの音も出ないのですが、その矛盾に思いを致せば斯様な馬鹿な質問には至れなかった、その点を御賢察頂きたいとも思います。 尚論旨に説得力があり過ぎる為、回答者様の殆んど全文を引用してしまいましたが、一方に於いて、私にはまだ煩悩があり過ぎるのでしょう、貴方の境地に達するには、人生に於いてまだ幾分かの修行が必要かも知れません。
お礼
お礼が遅くなり申し訳ありません、高熱を発して2~3日臥せっておりましたので。 何はともあれ回答者様は、恋愛に関して波乱万丈の人生を送ってらっしゃるようですね、私など及びも付かない赤裸々な実体験を御披露頂き、そしてそのどれもが実に興味深い、衷心より感謝申し上げる次第です。 尚強烈な失恋を経験以降の私は、その反動から恋愛不感症に陥り、且つ極端な漁色に走りました、大学時代2~30人は付き合ったろうかと、最高五股掛けた事もあります、今思えば馬鹿な話ですが。 依って誰かと恋愛しているという実感がまるでなかった、その深層心理に於いて実は失恋が怖かったのでしょう、付き合い・寝た女性は数え切れませんが、一方私の心中に存在する女性は、失恋の切なさを教えてくれた女性と今の家内、この2人しか存在しないのもまた事実。 >彼女が東京の某国立女子大に進学したのもあってつきあった女性が同じ女子大の女性。のちに私の女房になる人です。 私を振った彼女の最初の結婚相手は、私と同じ大学・学部の男性でした、どうやら同じ高校から大学に進学した共通の知人女性が二人を引き合わせたらしく、後年その話を聞いた時には知人女性の首を絞めてやりたくなりましたが・・。 >おそらく質問者様の思いは、過去の女性というより、純粋な恋愛に対する執着のようなものではないでしょうか。 この点はまさしく慧眼、今思えば恋に恋する乙女の心中に似たものであったのかも知れません。 強烈に振られ一緒になれなかった為、そして生涯一度の失恋という体験が、私の中で彼女の虚像を作り上げ、且つ聖域に追いやったようです。 遥か昔に思いを馳せれば、彼女は中学時代よりスッチーになると公言し、その夢を実現させました。 その一方に於いて、自分の人生に対する具体的なグランド・デザインを持たなかった私は、彼女への対抗意識にのみ自らのカタルシスを求め、成績最低・コネ無しの身ながら、大学卒業後某大手都銀に潜り込み、現在の妻を娶りそれなりに恵まれた人生を歩んできました、但し就職・結婚に際しても、常に彼女を意識し続けた自分がおります。 人生の折り返し地点を遥か遠くに過ぎ去り、自らの半生を振り返ってみれば、失恋という経験が私に与えた影響力の大きさを思う反面、そこに引き摺られた自分の歩みが何と単純であったろう事か、しかしながらそれもまた人生の一形態なのでしょう。 >結婚という檻を出れば、本当にあらゆる可能性が広がっている。求めよさらば与えられん。そういう世界です。 >手にはらなかった美女や可憐な少女とすごした青春の邂逅よりも、現実の可能性というものをもっとみつめてごらんになったらいかがかというお話です。 目下私の意志で結婚という檻を出る可能性はありません、経済面・愛情面その他の環境面でほぼ満足し得る状況であり、しかも家族という制約と束縛を齎す存在が決して嫌いでなく、一方で離婚が怖いのもまた事実、家内から三行半を叩きつけられれば、話はまた別なのですが・・。 過去の失恋へ強烈なノスタルジーを持ち続けるのも、私の場合恐らく実生活に憂いや不満が殆んど無い為のある種の贅沢病、そう自己規定しております。 仮に先の彼女と一緒になっていたとすれば、現在の安寧な暮らしは恐らく存在しなかったでしょう、即ち極論すれば私も彼女も自分のみを愛する人物であり、そこに無償の愛が介在する余地が無い、依って私達は似た者同士である故の反発に依り、早晩破局を迎えたであろう事、容易に想像がつきます。 結局のところ現在の心境を自己分析致しますと、結婚或いは結婚という形を取らなかったとしても、大人の恋愛としての結果を出さなかった事への悔恨、つまり子供の恋愛レベルで終わった事に依る或る種の美化及び消化不良、そう言い換えても宜しいかと・・。 最後になりますが、いい年をしたおっさんの昔の失恋話など、身近な誰かに聞いてもらうには面映く、当サイトを借りての懺悔となりましたが、皆様から真摯な御回答を賜り、感謝の念に耐えません。