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反射代名詞の用法について質問
- 反射代名詞について質問があります。具体的には、「自分は、自身の望みを知っている」という文での反射代名詞の使用について疑問があります。
- また、別の質問として「自身」と「自分」の使い方の違いについても教えてください。
- 宜しくお願いします。
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前提として、お尋ねします。 >1.「自分」は一人称代名詞ではない。 2.主語の「自分」に 3.反射代名詞は「自分」と「自身」ですが まとめれば、「自分」は「一人称代名詞」ではなく、「反射代名詞」として「主語」になっている。 いくら、日本語文法でも「反射(再帰)代名詞」が最初に出てくることはないのではありませんか?私たちが英語を習ったとき、「myself」「yourself」は例外(絶対構文)を除いて、最初には出てこないと思っていました。それが日本語では最初に出てくるんですか。 日本語の語順は決まった順に出てくるものでないことは分かっています。 「自分は、自身の望みを知っている」の文でも「自分」と「自身」が続いて出てきますね。しかし最初の「自分」が「再帰(反射)代名詞」とは考えにくいですね。 英語を訳す時、再帰代名詞を「わたし自身」「あなた自身」「彼自身」などと訳す方法が生まれました。それと、かつて「己(おのれ)」という語が存在しました。 「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」(兵法家孫子の言葉)の「己」を訳すに便利な言葉だったのです。現代では通用しにくく、「自分」が生まれたと考えられます。英語の訳ではそれでもすっきりせず、「自分自身」が出てきたのでしょう。(再帰代名詞の訳し方として) そこで例文を見ますと、「自分」「自身」とを切り離して使いわけいるので、少し混乱があるように思いますが、どうですか。
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- Piedpiping
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reflexive pronoun というのは、定義上、同一文中に先行詞を持つ照応形です。 「自分は、自身の望みを知っている」 であれば、「自身」はreflexive pronoun といっても構いませんが、この「自分」はだめです。 もちろん、 「太郎は自分の妻を愛している」 の「自分」はreflexive pronoun です。 同一文中に先行詞「太郎」を持っていますから。 実のところ私も 「自分は、自身の望みを知っている」 は容認できません。 「自分」が誰を指しているのか、決定できないからです。 ただ、このような「自分」が容認されることもあります。 「自分が自身の望みを知っていることが大事だ」 ならば、すこしよくなります。 若干類例を挙げておきます。 「太郎は自分が最強だと思っている」 「自分が最強だと太郎は信じている」 「自分のことは自分が一番よく知っている」 「他人を変えるには、まず自分が変わらなければ」 この場合、「自分」の先行詞は言ったり考えたりする人です。 このような「自分」は、reflexive pronoun ではなく、logophoric pronoun と呼ばれます。 ですから、 > 反射代名詞の反射先が また反射代名詞だと不自然 ということはありません。 そもそも「自分」が反射代名詞ではないので。 >(1) 自分は、自身の望みを知っている。 >(2) 自分は、自分の望みを知っている。 これについては何とも言えません。 上で申し上げたとおり、「自分は」が、私には容認できないからです。 ただ一般的に、「(自分)自身」は従属節を超えた先行詞を持つことはできません。 太郎は、花子が自分を嫌っていると思っている (「自分=太郎」の解釈が可能) 太郎は、花子が(自分)自身を嫌っていると思っている (「(自分)自身=太郎」の解釈が不可能)
補足
すみません。私の勘違いでした。 最初の「自分」は一人称代名詞でした。 ご指摘の通り、この「自分」を反射代名詞とすると、日本語的におかしくなりますね。 要するに 自分=一人称代名詞 自身=再帰代名詞 ということで問題無いですね。 解決です。ありがとうございました。
- OKAT
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前提として、お尋ねします。 >1.「自分」は一人称代名詞ではない。 2.主語の「自分」に 3.反射代名詞は「自分」と「自身」ですが まとめれば、「自分」は「一人称代名詞」ではなく、「反射代名詞」として「主語」になっている。 いくら、日本語文法でも「反射(再帰)代名詞」が最初に出てくることはないのではありませんか?私たちが英語を習ったとき、「myself」「yourself」は例外(絶対構文)を除いて、最初には出てこないと思っていました。それが日本語では最初に出てくるんですか。 日本語の語順は決まった順に出てくるものでないことは分かっています。 「自分は、自身の望みを知っている」の文でも「自分」と「自身」続いて出てきますね。最初の「自分」が「再帰(反射)代名詞」とは考えにくいですね。 英語を訳す時、再帰代名詞を「わたし自身」「あなた自身」「彼自身」などの用語が生まれました。それと、かつて「己(おのれ)」という語が存在しました。 「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」(兵法家孫子の言葉)の「己」を訳すに便利な言葉だったのです。現代では通用しにくく、「自分」が生まれたと考えられます。英語の訳ではそれでもすっきりせず、「自分自身」が出てきたと思われます。(再帰代名詞の訳し方として) そこで例文を見ますと、「自分」「自身」とを切り離して使いわけいるので、少し混乱があるように思いますが、どうですか。
補足
>いくら、日本語文法でも「反射(再帰)代名詞」が最初に出てくることはないのではありませんか? 何故ですか? そもそも「自分」という言葉が 一人称代名詞として使われることが異質なのです。 「自分」は そもそも再帰代名詞です。 軍人や関西人が一人称を「自分」と言いだした結果、これを一人称代名詞の一つだという考えが生まれましたが、 一般的では有りませんし、通常は用いません。 「自分は…」という文の「自分」を一人称代名詞として解釈する方が一般的ではないと思います。