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バチカン市国のスイス兵
ローマ法王の身辺警護などはスイス兵がおこなっていますが なぜイタリア兵がしないのでしょうか?
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スイスは『永世中立国』を宣言しています。その歴史には スイス人が傭兵として契約した政権や権力者に忠誠を 尽くして外貨を稼いだ長い歴史観があります。 現代でもスイスの銀行が世界中の裏金の金庫番として 信頼されているのも傭兵達が家族にお金を届けるルートで お金を運んだ経済活動の名残です。 世界中の貨幣が集まり運搬して換金した財産です。 傭兵と言うと聞こえは悪いですが信義に厚いスイス兵は 主義主張、縁故関係、宗教観に影響される事無く契約に 対してのみ忠誠だったと言う事の様です。 スイスの永世中立は世界平和が理念ではなく誰にも 媚びる事も支配される事も無く唯我独尊の国民性に 有ると言う事です。 身辺警護役としては裏切りや反逆とは無縁の理想的な 傭兵です。同国人なら縁故や人質、金銭等の多くの 理由が影響しますが身元を確認でき更に秘匿された傭兵を 懐術するのは非常に難しいと思います。 合理的なシステムが有ったものです。 多国籍でも無く1国の民族だけで鉄の掟と言語だけの コミュニケーションを守って団結力は最高です。
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- hekiyu
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これは沿革的なものです。 スイスの傭兵というのは、かつて精強で 鳴らしていました。 それで、ユリウス2世の要請により スイス傭兵を使うことになりました。 1505年の話しです。 1527年のローマ略奪事件の際、スイス傭兵は 189人中147人が戦死しながらも クレメンス7世を避難させ助けました。 そういう沿革があって今でもスイス兵が 行っています。
お礼
なるほど ありがとうございます
- blackhill
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イタリア兵が登場するのは、つい最近です。バチカンのスイス兵は500年もつづく伝統です。WIKIの「スイス傭兵」の記述が簡明ですが、下記URLの内容が興味深い。 http://www.swissinfo.ch/jpn/index.html?cid=5022856
お礼
ありがとうございます
お礼
そんな背景があったのですね